東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが東京ディズニーシーを拡張することを発表しました。
今回の拡張の規模は、約3400億円を投じて10万㎡程度敷地を広げて、TDS内に8つ目のエリアをつくることになります。
拡張の広さや投資額を考えると、かなりインパクトがあるのですが、開業予定は2022年。
すでに香港やパリが先行して導入をしたアナ雪など気になる点はあります。
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ディズニーシー拡張の規模
今回発表された東京ディズニシーの拡張ですが、約3400億円という規模の大型のもので、これはオリエンタルランドでは2001年に開業した東京ディズニシーに次ぐ規模の大型投資ということになります。
また広さも10万㎡ほど広がりますが、現在のディズニーシーの広さが49万㎡を考えるとそのインパクトの大きもわかると思います。
近年のテーマパークの大型投資の成功例として有名なのがUSJのハリポッターエリアがありますが、広さが約8万㎡で投資額が約450億円であることを比較すると、いかに今回のTDSの拡張が大きいかがわかります。
新たに拡張される広さと東京ディズニーシーやランドとの大きさの違いと場所がわかります。
既存のパークと比較すると拡張の広さは少し見劣りはしますが、この拡張で現在の混雑が緩和されるかが気になる人も多いでしょう。
拡張でディズニーシーはこう変わる
拡張の広さや投資額よりも実際にどのようなアトラクションなどができるかが最も注目すべき点です。
新テーマポートのテーマは?
拡張した場所には現在ディズニーシーで7つのテーマポートがありますが、8つ目のテーマポートになります。
新しいテーマポートのテーマは「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」。
新テーマポートの全景になります。テーマである魔法の泉やファンタジーも世界という雰囲気がしっかりと漂っていますね。
新テーマポートは、アラビアンコーストとロストリバーデルタの間の通路から接続されることも発表されています。
上の画像の左奥のお城がアナとエルサの「アレンデール王国」、中央奥の塔が「ラプンツェルの塔」、右奥の帆船がピーターパンの「ネバーランド」というこうとになると思われます。
画像の右側にそびえる建物が最高級のホテルですね。
この中でも最も注目を集めることになりそうなのが、やはり「アナ雪」です。
「アナと雪の女王」エリア
ディズニシー8つ目のテーマポート内にはさらに3つのエリアがあります。
最も注目したいのが「アナと雪の女王」のエリアです。
こちらがアナ雪の世界観を味わえるエリアのイメージです。
映画の中で雪の女王であるエルサが氷の魔法を受け入れたあとの世界を舞台とする設定です。
楽しみなのですが、2022年までまだ4年も待つのは少々不満です。
オリエンタルランドは以前アナ雪のアトラクションを導入を試みましたが、ディズニーとの交渉が不発に終わり断念した経緯があります。
そのためアナ雪のアトラクションをパリや香港に先行される事になりましたが、映画ヒットからかなり経ってるのでちょっと時期は遅いかなという印象です。
「アナと雪の女王」エリアには、アトラクションとレストランが導入されますが、注目のアトラクションはボートに乗って、アナとエルサの物語をたどるという感じになる模様。
「塔の上のラプンツェル」エリア
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」をテーマとしたエリアです。こちらにもアトラクションとレストランが設けられる予定です。
映画の中で登場したランタンフェスティバルを訪れる設定のアトラクションは、この映画のファンにとっては特にうれしい体験ができそうです。
こちらがこのエリアのイメージになります。森にラプンツェルの塔がそびえるのが印象的です。
「ピーター・パン」エリア
このエリアは名作映画「ピーター・パン」のネバーランドが舞台です。
そういえばピーターパンはかなり前にUSJでもショーがありましたが、なくなってからかなり経ちますね。
このエリアにはアトラクション2つとレストランが設けられる事になっていますが、特に注目はネバーランドのジャングルを飛び立って海賊たちと戦うという設定のアトラクションです。
今回の拡張ではアナ雪が注目されがちですが、アトラクションだけでいうとこの海賊たちと戦うアトラクションです。
オリエンタルランドでは、今回の拡張で唯一「大型アトラクション」という表現を使っており、開業当初は特に長い列を作りそうな予感がします。