大阪といえば道頓堀や新世界などの繁華街をイメージする人は多いです。
たしかに活気のある街並みが大阪らしさともいえるのでしょうが、大人の雰囲気のある落ち着いた街もあることはあります。
大阪は物価も安く住みやすいといわれますが、その通りで都心の真っ只中でも庶民的なスーパーがけっこうあります。
クレヴィアタワー大阪本町は、大阪でも貴重な落ち着いた街並みに建設されている、デザインもシックなタワーマンションです。
クレヴィアタワー大阪本町
「クレヴィアタワー大阪本町」は、伊藤忠都市開発と野村不動産が事業主となるタワーマンションです。
マンションの最大のセールスポイントは本町という立地。
梅田周辺がタワーマンションの立地として人気ですが、梅田と比べて本町は落ち着きのある大人の街という雰囲気があります。
周辺はオフィス街なので平日は多くのビジネスパーソンが行き交います。しかし歓楽街がないので週末はめっきり人が少なくなり、それが非常に暮らしやすいともいえます。
敷地面積が約1,412㎡しかありませんので、タワーマンション自体の規模はそれほど大きくありません。
地上30階建てで高さ98.7mと100mを切り、延床面積も18,000㎡ほどなのでタワーマンションとしては小さめです。
タワーマンションのひとつの魅力の眺望を考えると少し残念ではありますね。
デザインは周囲の環境と調和するようにタワーマンションとしては落ち着きがあります。
こちらはエントランス。近代建築をモチーフにしたデザインがテーマです。
ロビーも落ち着いた印象があります。
これほどまでに近代建築を意識して落ち着きのあるデザインにしたのは、周囲の三休橋筋や近代建築と溶け込み、そんな場所に住むことに誇りを持てることにもつながります。
三休橋筋とは
三休橋筋は大阪市中央区と北区を南北に通走る道路で、大阪の主要道路御堂筋と堺筋の間にあります。
北端は中之島の大阪市中央公会堂、南端は長堀通の三休橋交差点。
北行の1車線だけの道路で歩道が比較的広く設けられています。御堂筋や堺筋と異なり、車の交通量は少ないですし、それほどスピードを出せないので騒音はそれほどありません。
三休橋筋の特長といえば、なんといっても電柱の地中化。電線などがないため、非常に落ち着きのある通りになっています。
「三休橋筋」でグーグル画像検索結果です。落ち着きのある道路の様子がわかると思います。
三休橋筋で目立つのは、電柱地下化だけでなく画像検索でもわかるように近代建築やレトロビルが見て回れる風景も魅力です。
周辺の近代建築やレトロビル
三休橋筋の近代建築といえば、道路の北端にある「大阪市中央公会堂」が最も有名です。
マンションからもすぐ近くには以前紹介したこちらの近代建築が。三休橋筋沿いにある代表的な近代建築です。
大阪市中央公会堂や綿業会館は国の重要文化財に指定もされていて有名な建築物ですが、それいがにもこんな素敵な建物が。
「オペラ・ドメーヌ高麗橋」(旧大阪教育生命保険ビル)
後ろに見えるのはザ・北浜タワーです。北浜にもすぐの立地です。
「日本基督教団浪花教会」
三休橋筋と浪花教会です。浪花教会の隣がオペラ・ドメーヌ高麗橋です。
ガス燈が設置されて雰囲気も良い三休橋筋ですから、マンションから近代建築を眺めながら散歩するのも楽しそうです。
こちらはガス燈と浪花教会。建物と同化して少し分かりにくいですが(^_^;)
中之島まで行けばきれいに整備された公園のありますので、都心でありながらちょっとのんびりした生活もできそうです。
クレヴィアタワー大阪本町の現在の様子
「クレヴィアタワー大阪本町」の9月下旬時点の建設状況の様子です。
三休橋筋からの様子。
現地の看板。
建築計画です。すでに述べましたが敷地が狭いため、あまり大きなタワーマンションは建設することができません。
タワーマンションとしてはもう少し大きな物件のほうが良いのでしょうが、立地を考えるとこれぐらいの規模のほうがしっくりくるかも。
建築の断面図を拡大。建築面積は敷地面積の半分ぐらいには抑えていますが、それでも周囲のビルに囲まれている感じです。
道路からはマンションまでは少し余裕を持って建設されています。1階には緑化もされて、建物のデザインともに三休橋筋にもマッチしそうです。
工事完了は平成31年3月の予定です。場所は都心のわりには静かできれいな道路に面しているので、価格が気になります。