渋谷駅直結の場所に巨大な再開発が進行中です。
渋谷駅周辺では様々な再開発が行われていますが、最も規模が大きいものが「渋谷駅街区開発計画」です。
その再開発で誕生する施設の名称が先月「渋谷スクランブルスクエア」に決まりました。
「渋谷駅街区開発計画」は、Ⅰ期とⅡ期に工期が分かれており、Ⅰ期では東棟、Ⅱ期では中央棟と西棟の建設が行われる計画です。
現在Ⅰ期工事の東棟の工事が行われていますが、東棟と高さ230mの渋谷で最も高い超高層ビルとなり、「渋谷スクランブルスクエア」の中心となるビルです。
「渋谷駅街区開発計画」の概要
「渋谷駅街区開発計画」は、渋谷駅直結の駅ビルのようなイメージで進められている再開発計画です。
建設される建物は、東棟、中央棟、西棟の3つ。
中央棟は、ちょうどJR山手線・埼京線の渋谷駅の真上に建設されることになります。
再開発計画の位置図です。赤色の東棟が現在建設中になります。
出典 東京急行電鉄株式会社
こちらのイメージでは現在行われている渋谷ストリームなども含めて、将来の渋谷の駅前に超高層ビルが林立する様子がわかります。
複合ビルになる東棟はの施設の概要はこちらのイメージが分かりやすいです。
Ⅰ期東棟の大部分はオフィスになり、賃貸面積が約73,000㎡で渋谷駅周辺では最大級になります。
商業施設は東棟だけで約30,000㎡。全体計画では駅直上に70,000㎡もの大型の商業施設になる計画です。
新宿タカシマヤタイムズスクエアの店舗面積が73,597 ㎡ですが、その広さに匹敵するような巨大な施設規模です。
その他に交流施設や防災対応機能の整備などもありますが、オープン時に特に話題となりそうなのが展望施設です。
日本最大級の規模になる屋外展望施設
「渋谷スクランブルスクエア」の開業当初、メディアなどで特に話題となりそうなのが日本最大級の規模になる屋外展望施設です。
屋外展望施設のイメージです。周囲が全面ガラス張りの回廊となり広さは約3,000㎡。
渋谷では一番高いビルになるので、遮るものがなく眺望は抜群で、新宿の超高ビル群や港区などの湾岸部の超高層ビル群、晴れていると遠く富士山も望むことができるということです。
エスカレーターがありますが、迫力がありそうです。ガラスによってどれくらいの迫力を損なうかは気になるところです。
規制の厳しい日本では、シンガポールのマリーナベイサンズの展望プールのような迫力は少し難しいです。
そろそろシンガポール逃亡したい
ベイサンズが傾いてきてるらしいから
早めに行きたいなぁーおやすみ🌎 pic.twitter.com/t6LHi5bY29
— 💎Shinya💎 (@Shinya_x0227) September 13, 2017
それでも当初はかなりの話題となり、スカイツリーの開業当初見られたようなブームは見られるでしょう。
遠くに富士山が見える様子。芝生もありゆったりくつろぐことができそうですが、ここで長居していく人が多くなると、大混雑にならないのか心配になります。
「渋谷スクランブルスクエア」という名称からも、こんな感じでスクランブル交差点を上から見ることができます。
訪日外国人旅行者に人気の渋谷のスクランブル交差点ですが、上からの姿に訪日外国人旅行者がどのように反応するかは注目です。
「渋谷スクランブルスクエア」現在の様子
渋谷駅の駅前で行われる「渋谷駅街区開発計画」。新しい複合施設の名称は「渋谷スクランブルスクエア」ですが、その東棟は現在工事が行われています。
高さ約230mの東棟の完成は2019年度の予定。東京オリンピック前には完成するわけです。
延床面積が180,000㎡以上もある巨大ビルがまず完成し、その後2027年には全体計画が完成します。
現在はこのようにまだ高さはそれほどではありません。これからどんどん高くなっていくのが楽しみです。北側からの様子。
ちょうど後ろには建設中の渋谷ストリームも見えます。渋谷ストリームや渋谷スクランブルスクエアの完成で、停滞気味の渋谷の人気が再びV字回復するのか。
こちらは東側の様子。
渋谷はほんの数年前までは、超高層ビルがあまり目立たない街並みでしたが、今後の数年でその様子が一変しそうです。