新幹線のグリーン車は、普通車しか乗ったことがない人にとっては憧れの存在ですよね?

 

 

グリーン車に乗ってはみたいけど、そこには大きな壁が。庶民にとっては大きなグリーン料金というプラスαの出費です。

 

例えば東京と大阪を結ぶ東海道新幹線ののぞみをグリーン車に乗車すると、普通車より5000円以上高くなります。

 

でも、日本の切符のルールは初めて使う人にとってはとても複雑があります。実はその複雑なルールから生まれた面白い料金設定が一部区間で存在するのです。

 

快適なはずのグリーン車が、普通車の料金よりも安く乗ることができる方法。そんな美味しいことって本当にあるのでしょうか?

 

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新幹線グリーン車の料金について

 

新幹線のグリーン車の料金は、普通車乗車の運賃や特急券の他にグリーン料金が必要です。そしてグリーン料金は営業キロに比例、つまり営業キロが長くなれば高くなります。

 

JR各社によってグリーン料金は一律ではなく、各社によって多少異なります。ややこしいのはある区間では料金の違いがあるのに、別の区間では料金は同じという場合もあります。

 

例えば100kmまでのグリーン料金は、

 

  • JR東日本の場合、1,030円
  • JR東海・西日本の場合、1,280円

 

になります。

 

ただ、これが例えば400kmまでになると、JR東日本でも東海、西日本でも4,110円です。

 

このように実にややこしいグリーン車の料金ですが、普通車の料金にプラスして料金が必要なので通常だと安くなるはずなどありえないはずです。

 

 

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グリーン車の方が安くなる区間が存在する?

 

快適なグリーン車のほうが安くなるなど考えられないのですが、グリーン車の方が安くなるという区間が存在するのです。

 

グリーン車は普通車より快適なシートサービスを提供する代わりに普通車以上の料金を取るという仕組みです。

 

しかし、そのグリーン車の方が安くなるのはどういうことなのでしょうか・・・? 謎ですよね?

 

実際にどの区間が安くなるのか? 実はこの区間はグリーン車と普通車の料金の逆転現象が起こります。

 

 

新幹線と在来線をまたぐ区間はグリーン車の方が安くなる!?

 

グリーン車と普通車の料金の逆転現象が起こっているのは、一部の在来線と新幹線とをまたぐ区間です。

 

在来線と新幹線といっても同じJRが営業をしているので同じように感じるかもしれませんが、し新幹線と在来線は全く別の乗り物だといっても過言ではありません。

 

在来線と新幹線をまたぐといっても、日頃東海道新幹線だけ乗っている人にとってはピンとこないはずです。

 

だって、新幹線は在来線とは別の線路を走っているため、在来線をまたぐことなく東京を出発すると新大阪までずっと新幹線は新幹線です。

 

しかしこれがJR東日本になると事情が異なります。東北地方には新幹線が在来線を直通する路線があるのです。

 

それが、山形新幹線と秋田新幹線です。では、実際に安くなるか見てみます。

 

山形新幹線の米沢から東北新幹線の郡山までの普通車の料金とグリーン車の料金をYahoo路線情報で検索をかけてみました。

 

まずは普通車(指定席)ですが、このように指定席の特別料金は3590円で、で合計5,080円。

 

そしてグリーン車はというと、特別料金が3,390円で合計4,880円。指定席より200円も安くなります。

 

 

たしかに普通車とグリーン車の料金の逆転現象が起こっていて、グリーン車の方が安くなってしまう区間は存在するのです。

 

 

なぜ安くなるのか

 

快適なグリーン車のほうが安くなるなんて不思議ですが、ではなぜ安くなるのかというと普通車指定席とグリーン車のルールの違いによって生まれます。

 

普通車指定席の場合新幹線区間と在来線区間の境界駅となる駅でいったん計算が打ち切られ新幹線区間の料金と在来線区間の料金との合算で計算されます。

 

一方グリーン車の料金は在来線と新幹線をまとめて1つの区間として計算されるため普通車指定席とは全く別のように計算されます。

 

このような計算システムの違いから普通車とグリーン車の料金の逆転現象が起こるわけです。米沢→郡山を乗車の場合、細かく説明すると以下の通りになります。

 

普通車指定席

  • 在来線区間:指定席特急料金は890円、繁忙期の増額分140円を加え1030円
  • 新幹線区間:指定席特急料金は2360円、繁忙期の増額分200円を加え2560円

 

以上を合計し、3590円が繁忙期の普通車指定席特急料金となります。上で画像を上げた路線情報の検索結果と一致していますね。

 

グリーン車

  • 在来線区間:指定席特急料金は890円、グリーン車ルールにのっとり370円を引き520円
  • 新幹線区間:指定席特急料金は2360円、グリーン車ルールにのっとり520円を引き1840円

 

さらに全区間分に加算される料金1030円を加えて3390円がグリーン料金となります。

 

このように繁忙期だけではありますが普通車よりグリーン車の方が安くなる区間は存在します。

 

皆さんもぜひ機会があったら普通車よりも安くなりますし、あこがれのグリーン車を乗ってみてはいかがでしょうか?

 

また、在来線と新幹線をまたぐとそれだけでも普通車料金と比べてグリーン車料金の設定が相対的にだいぶ安くなるので山形や秋田に用事がある方は是非とも利用してみてください。