多摩湖自転車道は、中央線の武蔵境駅目の前が起点で、多摩湖までの直線部分が約11km、多摩湖一周の約12kmからなるサイクリングコースになります。
総距離が約20kmと少しとそこそこの距離ですが、河川敷を走る多摩サイなどと比べると景色を楽しみながら走ることができて楽しいサイクリングコースです。
多摩湖までの直線部分は特に人も多く、ロードバイクで快走するというわけにもいかないエリアもあります。
しかし、それでもこちらのサイクリングコースと比べると、そこそこのスピードを出すこともできまるので、ロードバイクのサイクリストもそこそこ見かけます。
今回多摩湖自転車道を初めて走ってみて、走行後は西武線で輪行して池袋まで向かいました。
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多摩湖自転車道とは
多摩湖とは通称名で「村山貯水池」が正式名称の人造湖です。東京都民の飲料水を確保するための貴重な水源です。
多摩湖というと西武ライオンズの本拠地の西武ドームの近くを通っており、かなりの辺境にあるかのような印象があるでしょうが、意外に小金井市や武蔵野市辺りからはそれほど離れていません。
距離はさほどではなかったとしても、車に揉まれて車道を走るとなるとストレスになりますが、武蔵境駅から多摩湖自転車道が整備されているため、ほぼほぼ安全に走行することができます。
かなり遠いイメージがあった多摩湖付近です、このように地図で見てみるとそれほど距離は離れていないように感じますよね?
多摩湖自転車道を実際に走ってみた
武蔵境駅駅前の家系らーめん「武蔵家」でしっかりエネルギー補給をして自転車道を向かいました。
武蔵家はらーめんを食べるとライスも食べ放題になるので、炭水化物を十分すぎるほど摂ることができます。
自転車道の起点ではありませんでしたが、ここからスタートです。車止めに表示されているように歩行者優先にサイクリングコースです。
こんな感じで往路、復路が並んで走ることになります。それぞれの道幅はそれほど広くないですし、住宅地なので歩行者も多くそれほどスピードを出すことはできません。
このような信号が途中ありますので、ずっとノンストップというわけにはいきません。
けっこう頻繁に信号があります。
自転車道をまっすぐ走ると、小平駅付近でこのように完全に一般道になります。
ただすぐに自転車道が復活しますので、多摩湖までずっと自転車道が続いているといえるでしょう。
リスタートしてスイスイと自転車道を進みます。花小金井辺りから西武新宿線と平行するような感じですが、小平を過ぎると西武新宿線の線路とは離れていきます。
このように踏切も途中あります。これは多分西武拝島線でしょうか。この周辺は西武国分寺線も走っているためもしかして間違いかもしれませんが。
この辺りまで来るとかなり郊外になりますので、人が少なくなりスピードもけっこう出すことができます。
多摩湖に到着しました。こちらの西洋建築風の取水塔は多摩湖を象徴するものでもあります。
多摩湖までの自転車道は、ほとんど坂もないのですが多摩湖の手前で少しきつい坂があります。
坂に慣れている人はそれほどでもないでしょうが、サイクリング初心者にとってはやや骨が折れるかもしれません。
こちらの堤防の対岸に西武遊園地の観覧車を見ることができます。ここから多摩湖を一周して再びこちらに帰ってきます。
湖の奥には西武ドームが見えます。
西武ドームというと、ボールパークとして生まれ変わるこちらも話題になっています。
こちらのボールパークがあまりにも衝撃的だったため、西武ドームの改修は少し影に隠れたような感じになりましたね。
多摩湖を周回する自転車道は、このようにやや狭い交互通行になります。ランニングをする人もいますし、カーブは特に注意が必要です。
多摩湖一周、のんびり湖畔を走行するイメージだったのですが、走行途中は湖をほとんど見ることができません^^;
湖との間には樹木で遮られています。貯水池ということもあり人があまり侵入しにくい状況をつくっているのでしょうかね?
それほど急ではありませんがアップダウンがあります。
途中こんな感じの橋も。
埼玉県に入りました。エンジンのない自転車で県境をまたぐのは達成感があって気持ちが良いものですよね。
ようやく湖を見ることができました!
こんな茅葺屋根の建物も。
あれだけ小さく見えた西武ドームがすぐ目の前に。構造が完全なドームスタジアムではないのがわかります。
ついに多摩湖をほぼ一周してきました。写真奥には最初に見た取水塔があります。
多摩湖の夕陽。曇っていて写真の技術も高くないのであまりキレイには見えませんが、実際はもっと美しかったです。
この後は、西武園まで自走して、西武線で輪行して池袋まで。
武蔵境駅付近から多摩湖を自転車で一周しましたが、極端に長くもなくサイクリングビギナーでも楽しむことができるコースです。