首都圏の通勤ラッシュは、路線によっては毎日苦痛で職場に着く前に疲れ果てているという人もいるでしょう。
現在多くの鉄道会社では様々な混雑緩和対策を行っていて、都市生活ラボでもいくつものその様子を紹介しました。
今まで紹介をしたラッシュ混雑緩和対策
例えば混雑する路線の代名詞ともいえる東京メトロ東西線の混雑緩和対策。
オリンピック開催時に特に混雑が予想される駅の混雑緩和対策や。
東急とか小田急の混雑緩和対策。
東京都が推進したこんな混雑緩和対策もありました。
まだ工事中のものもあるし、どれだけの将来の混雑緩和対策になるかは未知数です。
実際に毎日通勤地獄を味わっている人からすると、
「今すぐどうにかして欲しいんだよ(●`ε´●)」
という叫びがきこえてきそう。
今すぐ通勤ラッシュの地獄から解消されることとして、着席保証の有料列車が最近相手次いで鉄道会社各社から導入されようとしています。
確実に座って行けて楽なのですが、毎日となると出費も大変。
職住近接で都心に住むのも大変
またその他では、「職住近接」で都心で生活をすれば、自転車や徒歩で通勤することも容易になり、通勤ラッシュで悩まされることもなくなります。
都心で生活をしたいものの、都心のマンションは高嶺の花でなかなか庶民には手が出なくなりつつあります。
こんな超高級なマンションも登場し、都心で生活をするのもなかなか簡単にはいきそうにありません。
もっと確実にラッシュを避ける方法として、住む場所を終点や折り返し電車のある“始発駅”から通勤をすることがあります。
郊外に住むことになるので、逆に住居費が安く済む場合も多くなり、これなら庶民にも十分使える方法で、最近ではそんな始発駅の人気も上がっています。
東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)の草加駅は、かつて草加行の折り返し電車があり、通勤ラッシュを回避しやすい駅でした。
ただ、東武伊勢崎線の複々線化が草加駅までだったのが、その先の越谷まで延びたことにより、草加行電車は平成9年になくなってしまいました。
そんな草加駅ですが、大胆な方法でスペースをつくり、留置線(折り返し線)を設置。これによって、もしかして将来草加行電車が復活するのではないかとの期待も持たれています。
草加駅の様子
東武スカイツリーラインの草加駅ではこのように内側線の中に、折り返しができる留置線ができています。
このような折り返し線ができた背景には、草加駅から2つ東京よりの駅である竹ノ塚駅の工事があります。
竹ノ塚駅周辺の高架化工事によって、竹ノ塚駅にあった折り返し線が使えなくなりました。
そのため、草加駅に折り返し線をつくり対応をすることになりました。
ただ、その方法はなかなか大胆な方法で、ホームを削るという荒技。
ホーム上の安全対策のため、ホーム新設したり、ホームドア設置が盛んに行われていますが、その流れに逆行するような方法です。
草加駅ホームの伊勢崎よりはこのように大胆に削りとられています。
反対側のホームもこのように削り取られ、ホームがその分狭くなっています。
ちょっと苦肉の策のような気もしますが、なんとか折り返し線ができ、電車が留置できるようになりました。
こんな折り返し線ができると、草加行電車の復活を期待する人もいるでしょう。
竹ノ塚まで行って、始発電車に乗り換えて少し楽に通勤をする人もいるでしょうが、そんな手間も草加駅始発列車ができればなくなります。
そんな期待のあらわれか、こんなプラレールもあるみたいです。こんな列車も将来登場するかも?
13000系の草加行という謎幕 pic.twitter.com/EjoUYoGbbF
— もとごーうらら (@NDL10030) August 24, 2017
通勤が楽になる始発駅は狙い目となっています。不動産のプロの目でこのような狙い目の駅も紹介されています。
都内へ「通勤しやすい駅」ベスト5 不動産のプロが選出
草加駅始発電車の誕生は、様々な事情もありそれほど高くはないでしょうが、とりあえず周辺住民の人にとっては、ダイヤ改正がちょっと楽しみかもしれません。