最近は鉄道各社が着席保証の有料列車を相次いで導入しています。

 

首都圏などの大都市圏では通勤・通学のラッシュ時など混雑が醜い状態になっています。

 

混雑する列車で座席を確保し座れるのと、立ったまま長時間過ごすのとは天と地の差があります。そのため多少の出費をしてでも確実に座りたいというニーズは高いのです。

 

また、観光気分を味わうなら、ちょっと贅沢な列車に乗ってみたいという気持ちを持つ人も多いでしょう。

 

そんなニーズにS-TRAINは十分に応えることができるのでしょうか?

 

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「S-TRAIN」は平日と土休日で運転区間が異なる

 

「S-TRAIN」は、西武鉄道と東京メトロ、東急電鉄、横浜高速鉄道という4社を直通する有料座席指定列車です。今年2017年3月に運行を開始したばかりの列車です。

 

西武はすでにレッドアローなどの有料座席指定列車はありますが、東急にとっては初の有料座席指定列車ということになります。

 

ただ、東急の車両ではなく西武の新型車両40000系を使用することになります。

 

「S-TRAIN」の運用は平日と土休日では異なり少々複雑です。平日の混雑時間帯と休日のみ「S-TRAIN」として運行される西武の新型車両40000系ですが、平日の昼間などはロングシートの一般列車として運行されます。

 

「S-TRAIN」の平日の混雑時の運用は、西武池袋線・東京メトロ有楽町線経由で所沢~豊洲間です。

一方土休日は西武秩父線・池袋線・東京メトロ副都心線・東急東横線・みなとみらい線を経由して西武秩父~元町・中華街間を結ぶことになります。
「S-TRAIN」を東急目線で考えると、一番利用したい人が多そうな平日の混雑時の運用はありません。
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「S-TRAIN」の土休日の時刻表

 

「S-TRAIN」の土休日はこんな感じ。

出典 S-TRAIN/西武鉄道

 

埼玉からと横浜からの列車を合わせて5本ということになります。両エリアや途中の区間内を行き来する観光需要に対応するという感じですね。朝と夕方の時刻を見ても。

 

こんな動画も公開をして、特に小さなお子さんのいる家族のお出かけなどの利用を促しています。

 

 

「S-TRAIN」の指定券の料金

 

土休日に運転される「S-TRAIN」の指定券の料金はこんな感じ。

出典 S-TRAIN/西武鉄道

 

東急東横線内では、横浜、自由が丘、渋谷の3駅だけが停車駅で東急管内の指定券の料金は一律350円ということになります。その他、メトロ区間210円、西武区間が300~500円ということですね。

 

横浜から西武秩父までが1,060円。横浜から飯能までが860円になります。ざっくりいうと横浜から西武秩父までがおよそ2時間、横浜から飯能までがおよそ1時間半でこの料金になります。

 

「S-TRAIN」は特別速いわけではない

 

「S-TRAIN」の東急線内での停車は駅横浜から渋谷までは途中自由が丘だけです。武蔵小杉や中目黒なども停車しないわけですが、特別速いわけではありません。

 

西武線内でも、特急秩父などと比べるとかなりの所要時間の差があります。

 

渋谷~元町・中華街間が36分~42分ですが、東横線の同区間は日中で特急36分、急行が39分ですからまったく速くありません。

 

 

「S-TRAIN」東横線内自由が丘から渋谷まで乗車してみた

 

話題の「S-TRAIN」を私も乗車してみました。乗車区間はまさかの自由が丘~渋谷間(笑)

 

自由が丘の指定券券売機で購入。乗車時間はたったの8分(笑)

 

ちなみに指定券券売機では現金では購入できず、パスモなどのICカードでの購入のみとなります。

その他東急線内では停車駅の駅窓口で購入もできますし、インターネットでも可能です。

 

指定券はこんな感じ。

 

みなとみらい線や横浜から乗っても、同じ350円なので割高感を感じる。

 

座席はロングシートでした。

 

「S-TRAIN」のメリットとして、座席でコンセントを利用できたり、車内で無料Wifiが利用できます。長い距離を移動するならうれしいサービスです。

 

 

「S-TRAIN」の将来性や可能性は?

 

「S-TRAIN」の将来性や可能性については、東急線内目線で考えると少し微妙なところです。

 

着席保証の最も高いニーズは、平日のラッシュ時ですから、その時間帯の運行がないのは残念です。

 

また、土休日の観光目的の乗車を考えると、所要時間が少々不満です。さらにリクライニングができないシートやシートの質感なども通勤列車の域を超えないという印象です。

 

観光を考えると、できるだけ現地滞在時間を確保したいですし、できるだけ疲れない移動をしたいところです。

 

「S-TRAIN」の将来性や可能性については、土休日に関しては少々不安な面がありそうです。