東京メトロ東西線は、ラッシュ時の混雑が酷い首都圏の路線の中でも、常に混雑度のトップを争うほどの路線です。

 

以前東西線に関してはこんなニュースもありました。

 

走行中の地下鉄窓ガラスが割れる 原因は「乗客詰め込み過ぎ」の真偽

JCASTニュース

 

当時窓ガラスが割れことで、「東西線の乗客詰め込み過ぎが原因」という噂がネットを中心に駆け巡りました。

 

実際は、小さなキズがあり、その箇所が何らかとぶつかったか、列車の震動によって窓ガラスが割れたというのが真相のようですが、それだけ東西線のラッシュ時の混雑が凄まじいことを物語っています。

 

そんな東京メトロの東西線も、なんとかしてこの状況を緩和するべく、様々な混雑緩和対策に乗り出しています。

 

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東京メトロ東西線の混雑度

 

東京メトロ東西線の混雑は日本でトップクラス。ネットを中心に様々なその酷い“痛勤ラッシュ”の様子が紹介されています。

 

【新人記者が乗ってみた】ウワサの東京メトロ東西線は一体どれほど混んでいるのか?

BLOGOS

 

新人記者さんが体験した日は、意外にも混雑はそれほどでもなかったようです。ただ、9駅で8回の一時停止で西船橋から乗車しましたが、10分遅れで日本橋に到着した様子。

 

苦痛な通勤ラッシュは、とにかく1秒でも早くその状況から解放されたいとみんな思っています。

 

そんな中、一時停止が8回もとなると、乗客の方々の苛立ちが目に浮かんできそうです。

 

まあ、そんなことは日常茶飯事で皆さん慣れてらっしゃるかもしれませんが。

 

YouTubeでも、東西線のラッシュ時の様子が多くのアクセスを集めています。

 

ツイッターでも東西線の通勤ラッシュを嘆くつぶやきがたくさん見られます。

 

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東西線 混むのはどの区間?

 

東西線は千葉方面から東京都心部へ向かう朝のラッシュ時の混雑が酷いのですが、西船橋から都心部へ向かうごとに乗客が増えていき、混雑度がアップしていきます。

 

中でも最も混雑度が高い区間が、「木場-門前仲町間」。2015年度の混雑率が199%と見ただけで不快感が出て来る数字です。

 

都心の地下鉄、混んでいるのはどの区間か?
メトロ・都営13路線の輸送量を比較

東洋経済ONLINE

 

東京メトロ東西線の混雑は有名ですが、東京メトロもただこの状況を傍観しているわけではなく、様々な混雑緩和の対策を試みています。

 

例えば期間限定ですが、「時差bizトレイン」を運行したり、時差通勤を促しています。

時差biz(ビズ)東京都知事の思惑通りにいく? 抜本的な解決には程遠いかも

ただ、東西線の輸送量がそもそも大きすぎて、なかなか混雑緩和の抜本的な対策にはなっていません。

 

このような“小手先”な対策だけではなく、大掛かりで費用をかけた対策も行っています。その1つが南砂町駅を現在の「1面2線」から「2面3線化」を中心とする改良工事です。

 

南砂町駅の改良工事

 

東京メトロ東西線南砂町駅は「西葛西駅」と「東陽町駅」の間にある駅で、地下駅になります。東西線の地下駅では唯一快速が通過する少し存在感が薄い駅です。

 

ただ、そうはいっても、東西線の混雑緩和対策に大きな力となってくれる可能性があります。

 

改良工事の柱は、すでに述べた駅の「ホームの2面3線化」と「乗降場階段等の再配置」です。

 

まず、南砂町駅自体の問題として、朝のラッシュ時など駅の乗降客に対してホームが狭いという問題がありました。

 

ホームの2面3線化によって、単純にホームが増えるだけでなく現在のホームの幅も6mから9mに拡張され、安全性や快適性が高まることになります。

 

南砂町駅は現在改札口がホーム両端にあるため、どうしても車両の初めと終わりに乗客が集中することになります。

 

これは南砂町駅自体の問題と同時に、東西線の混雑が特定車両に集中しやすいという問題も引き起こす原因となります。

 

そのため改良工事によって、改札口は線路中央の上部に集中しますが、階段やエスカレーターをホーム全体に分散し「乗降場階段等の再配置」をすることによって、混雑を分散させます。

 

さらに2面3線化する効果として、現在の1面2線では何らかの原因で前方列車に遅延が発生した場合、後続列車は駅に侵入することができなくなります。

 

2面3線化することで、前方列車に遅延が発生した場合でも、後続列車が駅に進入することができます。

これで、遅延が発生しても更なる遅延の抑制をする効果も期待ができ、現在の東西線の運行状況を改善する効果が期待できるわけです。

 

南砂町駅改良工事現在の様子

 

東京メトロ東西線の混雑緩和を少しでも進めるため、南砂町駅の大掛かりな改良工事が現在行われています。

 

南南砂町駅工事丸八通りより西部の様子です。重機が並びかなり大掛かりな工事の様子がわかります。

 

丸八通りより東部の様子です。南砂町駅の利用者も早く工事が完了して、少しでも混雑緩和がされることを願っているはずです。

 

 

東京メトロ東西線の混雑緩和対策はその他にも行われています。また機会を改めてその様子を紹介したいと思います。