大阪伊丹空港は老朽化で使い勝手があまり良くないという印象があります。

 

乗り降りする時も、なんだか古さが目立っており、どこかの田舎町の空港のような雰囲気が漂います。

 

そんな伊丹空港ですが、現在ターミナルの改修工事が進められています。

 

老朽化した空港ターミナルが今時の国際空港へ変貌しようとしています。

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伊丹空港ターミナル改修工事の様子 2017年5月3日

 

伊丹空港では現在大規模なターミナルの改修工事が進められています。

 

工事の様子です。南ターミナル(ANA側)の展望デッキから撮影をしました。

 

今よりもかなり拡張することが見られますね。

 

下を見てみましょう。

 

工事の様子をさらにアップ

 

こちらは中央棟付近の様子です。

 

次は南ターミナル(ANA側)から北ターミナル(JAL側)の展望デッキに移動してみます。

 

北ターミナルの展望デッキから中央棟付近の改修工事の様子を撮影。遠くには梅田の超高層ビル群が見えます。

 

北ターミナルも同じように改修工事が進められています。

 

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伊丹空港から民営化まで

 

伊丹空港のターミナルは、もともと大阪国際空港ターミナル株式会社が管理していました。ただ、2012年に大阪国際空港(伊丹空港)と関西国際空港が経営統合され、新関西国際空港株式会社が誕生しました。

 

大阪国際空港ターミナル株式会社は、新関西国際空港株式会社のグループ会社になり、その新関西国際空港株式会社に吸収合併をされました。

 

その新関西国際空港株式会社は、現在民営化され関西エアポート株式会社になっています。

 

民営化によって新たにいろんな施策を試みてくることが期待されます。

 

 

大阪国際空港空港改修プロジェクト

 

大阪国際空港ターミナルビル改修プロジェクトのコンセプトは、「Speedy&Smart 都市型先進空港 ITM」。

 

次の5つのSを向上させ、魅力ある空港へと変貌しようとしています。言葉は悪いですが、老朽化した田舎臭い空港から。

  • Speedy スピーディでスムーズな移動
  • Space 快適・便利な空間
  • Shopping 魅力的な店舗展開
  • Sustainable 環境・地域との共生
  • Safety 安全・安心

 

スピーディでスムーズな移動が改修プロジェクトの中心

 

伊丹空港の改修プロジェクトですが、その中心は「スピーディでスムーズな移動」。

 

大阪の都心から近距離にある伊丹のポテンシャルを最大限に生かすためには、スムーズで素早く移動ができることが必要です。

 

現在の伊丹空港はモノレールから出発口、到着口からモノレールまでもけっこうな距離があり、余計な時間がかかってしまいます。

 

また、ターミナル内の動く歩道なども少ないし、利用者のために機能的なターミナルになっていないのが現状です。

 

改修プロジェクトによって以下のような改善がされ、利用者にとって使いやすい空港へと変わろうとしています。

 

まずは出発時の動線です。

出典 https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks06/documents/oat-seminar1003.pdf

 

こちらは到着時の動線です。

出典 https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks06/documents/oat-seminar1003.pdf

 

 

具体的な改修点

 

公共交通機関から保安検査場までのアクセスが改善

 

現在の伊丹空港は、公共交通機関からターミナルのチェックインカウンターや保安検査場までの道のりがあまりスムーズではありませんでした。

 

特にモノレールからはかなりの距離がありますので、阪急蛍池から1駅のためにモノレールに乗り換える手間で、都心に近い空港ながら、その不便さが少し目立ちました。

 

改修によってこんな感じに変わります。

出典 https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks06/documents/oat-seminar1003.pdf

 

リムジンバス乗り場から両ターミナルの出発ターミナルまでの歩行距離が短くなり、モノレール駅からはペデストリアンデッキから2階の保安検査場までダイレクトに行けるように利便性が上がります。

 

 

ムービングサイドウォークの設置

 

ムービングサイドウォーク(動く歩道)を大幅に増やし移動がスムーズになります。

 

現在の伊丹空港はコンコース内にムービングサイドウォークがたったの2基しかありませんが、23基に大幅に増設をします。

 

伊丹空港はあまり広くありませんが、けっこう歩く印象はありましたから、大きな改善点です。

 

 

搭乗手続きや保安検査時間の短縮

 

改修工事によって搭乗手続きや保安検査時間の短縮が期待されます。

 

1階ではインラインスクリーニング、最先端のセルフチェックイン(セルフバゲージドロップ、ICタグ等)の導入をし、スムーズに搭乗手続きができるようになります。

 

2階では、南北ターミナルともに保安検査場が拡張されます。国際線のない伊丹空港は保安検査場の混雑がそれほどでもないですが、やはり待ち時間は嫌なものです。

保安検査場が拡張されることで、出発時の混雑緩和が期待されます。

 

その他にも小型機対応フィンガーが新設されることによって、MRJなどの小型機でも沖止めではなく、搭乗橋を利用して乗り降りができてスムーズになります。

 

 

到着口が2階中央へ集約

 

現在の伊丹空港の到着口は、南北ターミナルそれぞれの到着口があります。

 

そのためそれぞれのターミナルから出発するリムジンバスはまだ良いのですが、両ターミナルから中央付近にあるモノレールの乗り場までかなりの距離があり不便です。

 

到着口を2階中央へ集約することによっペデストリアンデッキで、すぐにモノレールの駅まで行くことができるようになります。

 

到着口から集約することで、待ち合わせで南北別の場所だったという勘違いも防げるようになります。

 

また、現在の到着口はどこか“待合室”的な雰囲気がありますが、到着ロビーを吹き抜けの空間にし開放感のあるものに変わります。

 

こんな感じです。

出典 https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks06/documents/oat-seminar1003.pdf

 

一時は、関西3空港問題で廃港まで取り沙汰された伊丹空港ですが、このようにリニューアルされより便利で快適な空港へと生まれ変わろうとしています。

 

さらに阪急が伊丹空港を梅田からダイレクトにつなぐ新線の計画も検討しているようです。

阪急が伊丹空港線構想 梅田から大阪空港への直通電車は誕生するか

 

梅田から鉄道でダイレクトにつながれば、さらに都市型空港の魅力が増しそうです。