大阪駅前第3ビルと第4ビルの横にはわりと歩きやすいスペースがあります。

 

ちょうどこのあたりには、ジャンボ宝くじなどの高額当選で有名な「大阪駅前第4ビル特設売場」が期間限定ですが、設けられる場所でもあります。

 

宝くじ販売期間は長蛇の列も見られますが、列がつくられても歩行をすることが困難とまではいかないため、売り場として相応だと一応は思われているはずです。

 

この例からも分かるように、第3ビルや第4ビルの横には、結構な広さの公開空地があります。そんな場所で今、歩道の拡張工事が行われています。

 

大阪では御堂筋の車線を減らし、歩行者が歩きやすい街づくりとして、歩道を拡張することも計画されています。

 

一方で歩道を拡張することで、渋滞リスクの懸念も指摘されています。

 

スポンサーリンク

阪急阪神ホールディングスが進める梅田駅前ビル横の歩道工事

 

梅田駅前第3ビルと第4ビルの横の車道上で工事がすすめられています。

 

「何の工事?」と思われてた方も多いでしょうが、歩道の拡張工事が行われています。

 

 

歩道という公共物を作るので、大阪市などの自治体が行っているのと思いましたが、発注者は阪神電鉄と阪急電鉄。

 

ちょうどこの辺りには、再開発によって新たにできるビルは「梅田1丁目1番地計画ビル(仮称)」があります。

 

規制緩和によって道路上に建築物を作ることでも話題になっているビルです。

「梅田1丁目1番地計画」の建設状況 2つのビルの再開発を一体的に整備した空間

 

ビルの建築に関して、様々な規制緩和を受けやすくするために、歩道拡張工事も行っているのか、阪急阪神ホールディングスにとって、人の流れを作るためになのかは定かではありません。

 

いずれにしろ民間会社が公共インフラを整備することは、国や地方公共団体の財政面を考えてもとても助かるはずです。

 

歩道の拡張工事は、御堂筋に沿いにこのようにずっと続いています。

 

まだまだ続きます。すぐ南は国道1号線と2号線の起点となる梅田新道交差点です。

 

これだけの長さの歩道拡張工事をするわけですから、けっこうな費用がかかっていそうですが、阪急阪神ホールディングスはなかなか太っ腹です。

 

スポンサーリンク

御堂筋で計画されている歩道拡張

 

御堂筋は南行一方通行の全6車線の大阪を代表する幹線道路であり、大阪のメインストリートでもあります。

 

全6車線のうち両端に側道が1車線ずつありますが、この側道を廃止して、歩道を拡張する御堂筋の道路空間を再編する試みです。

 

歩道拡張する大きな理由となっているのが、自転車交通量の増加です。御堂筋の自転車交通量は約40年前の6~7倍になっていて、歩道では歩行者が歩きにくい状況になっているためです。

 

自転車は車道を走るのが基本ですが、「自転車が歩道を走らなければ良いだけ」という単純に解決する問題でもありません。

 

車道の整備は車が走るために整備された空間で、自転車が車と共存して走ることを想定しては整備されていません。

 

さらに車のドライバーの意識も車中心の考えで、自転車を邪魔者扱いする人がほとんどという状況です。

 

御堂筋の道路空間を再編することで、自転車専用レーンを設け、歩道を広げ、歩行者が歩きやすく、自転車が通行し易い状況をつくろうとしています。

 

 

歩道拡張による車の渋滞リスク

 

車道を減らす事は反対意見も根強くあります。その大きな理由が交通渋滞のリスクです。

 

ひとつの事例として、京都の主要幹線である四条通の拡幅によって引き起こされた交通渋滞で、その影響を懸念した新たな道路の歩道拡張に対する反対です。

 

「四条通の二の舞は御免」、京都の歩道拡幅に慎重な声

日本経済新聞

 

京都は「歩いて楽しい街」ですし、観光として歩行者が歩きやすい環境づくりはとても大切ですから、道路事情が悪い京都でも歩道の大きな改革は行われています。

 

記事では、四条通の車線減少の周知を行ったことで、四条通の渋滞は車線減少前と同程度になったとされています。

 

適切に誘導をすれば、良い状況をつくりだせるわけです。

 

大阪はというと、現在の御堂筋の車の交通量が、40年前と比べておよそ半減しています。さらに、自転車の増加に加えて訪日外国人旅行者も増大し、特に心斎橋から難波にかけての歩道はカオスのような状態です。

 

その状況が、こちらのようなイメージの整備によって変わるかもしれません。

出典 大阪市

 

歩行者や自転車にとっては、とても快適な空間になりそうです。

 

ただ、同時に歩道には自転車は入らない。逆に自転車レーンには歩行者は入らない。自転車は逆走をしないなどの啓蒙活動は必要ではあります。