東京オリンピックが近づいてきて、関連施設の整備や再開発があちらこちらで進められています。

 

今週日曜日には東京都議選の選挙があり、予想以上に都民ファーストの会が圧勝し、自民党が歴史的な大敗という結果。

 

選挙の結果によって築地市場移転問題で遅れている環状2号線の整備がどうなるかのかが気になります。

 

都民ファーストの会が都議会第一党になったことで何か変化はあるのでしょうか?

 

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オリンピック道路の環状2号線

 

環状第 2 号線は、江東区有明を起点とし、中央区、港区などを経て千代田区神田佐久間町を終点とする全長約 14kmの都市計画道路です。

 

現在豊洲から新橋までの間約3.4kmの区間が未開通で工事が進められています。

 

築地市場の移転問題で、環状2号線についてもよく耳にする機会が多いと思います。

当初計画では築地市場跡地に地下トンネルの出入口を設けて、そのまま地上にでた道路は、築地大橋を通って、豊洲までつながることになっています。

 

環状2号線の全体図。

出典 東京都

 

環状2号線は晴海にできる選手村とのアクセス道路として位置づけられています。

しかし、築地市場の移転問題の解決が長引き、五輪までに未開通区間の整備ができるかどうかが微妙な状態になっています。

 

現実的には築地市場の豊洲移転が2018年冬以降となるため、地下トンネルの建設はオリンピックには間に合わない状況。

 

そのため、地上部分に暫定的な道路をつくって対応することになりそうです。

 

環状2号線晴海の部分はこのように今すぐにでも供用開始できそうな状況なのですが(^_^;)

 

道路はほぼ完成しているのですが、実際には柵があるので中に入ることはできません。

築地がネックとなって開通できないような状況がまだ続きそうです。

 

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築地市場の裏出口を流用した暫定道路

 

築地市場の豊洲移転が決まりましたが、当初の予定よりも大幅に遅れました。

 

その結果、築地市場付近まで地下を走り、その後築地大橋を渡って、晴海→豊洲へという計画はオリンピックの開催までは間に合わなくなっています。

 

そのため、環状2号線の“オリンピック道路”としての役割を担うのは、築地市場の裏出口を流用した暫定道路です。

 

ただし、暫定道路は狭い上、片側1車線で渋滞の懸念があります。

そこで築地市場跡地を通る地上の仮設道路をさらにつくり、オリンピック時の渋滞対策にすることを東京都が表明しています。

 

この暫定的な対策については賛否両論があります。

ただ、東京港トンネル(国道357号線)が全通するので、湾岸部の交通は暫定的な対策で問題がないという理論も。

 

道路というハード面だけでなく、信号のパターンやオリンピック関連車両専用にするなどのソフト面の対策でなんとか乗りきる必要があるでしょう。

 

ただ、地下と違い地上を通行する場合、交差する道路の状態にもよりますが渋滞の懸念は高くなります。

 

そのため環状2号線を走るBRTの速達性や定時運行に大きな影響を与える可能性があります。

湾岸部特に晴海の公共交通機関の空白地帯があるだけに、これ以上豊洲市場移転が先送りされると、湾岸部のオリンピック後の開発にも影響を与えそうです。

 

環状2号線の計画通りの全通は、湾岸部の交通を考えると重要な点はわかります。

しかし、虎ノ門から有明までの区間だけで4000億円の巨費を使うのも気になるところです。

 

とにかく今後渋滞を減らすための道路整備だけに重点を置くと、この国は破産しそうです。

都心部の車の走行台数自体を減らす方策をとらないと自滅しかねません。