JR東日本の中央・総武線「飯田橋駅」は、東京メトロと都営地下鉄にも接続ができる利用客が多い駅です。

 

多くの人が行き来するJR飯田橋駅ですが、この駅は少し問題を抱えています。

 

その問題とは駅のホームが急カーブに位置するため、乗る場所によってはホームと列車との間に大きな空間ができあがります。

 

これでは非常に危険ですし、バリアフリー上問題があります。

 

そのため、JR東日本では飯田橋駅の改良工事を行い、ホームを移設することになります。

 

ただ飯田橋駅が将来安全になっても、まだまだ他にもホームがカーブしている駅はあります。

 

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JR飯田橋駅の現状

 

JR飯田橋駅のホームは急カーブに位置しています。そのためホームと列車との間に大きな隙間が開いてしまう所もでてきます。

 

こんな感じで。

 

最近は駅の安全性を向上するために、ホームドア設置の工事が盛んに行われています。

町田駅の新型ホームドアで防止柵の普及は進むか? 危ない駅が多すぎる現状

 

しかし、たとえホームドアを設置したとしても、これではあまり意味がありません。ホームドアが開いて電車に乗ろうと思うと、落とし穴があるようなものですから。

 

JR東日本もその危険性を問題視し、飯田橋駅の抜本的な安全対策に乗り出しています。

 

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飯田橋駅のホーム安全対策

 

飯田橋駅は抜本的な安全対策が行われます。従来は転落検知マットや注意喚起の回転灯、放送設備等の設置で対応をしてきました。

 

しかし、いずれもユニバーサルデザインを考えると問題があったといわざるをえません。

 

ユニバーサルデザインとはどんなもの? 7原則や商品例を紹介

 

オリンピックも開催されますし、これでは国際的には問題があるとJR東日本も判断したのでしょうか、工事はかなり大掛かりに行われます。

 

改良工事の平面イメージ図です。ホームを新宿方に約200m移設をします。これによってほぼホームは直線のようになりそうです。

出典 東日本旅客鉄道株式会社

 

ホーム断面イメージ図。ホームと列車との間の隙間が縮小します。

出典 東日本旅客鉄道株式会社

 

ちなみに「転落検知マット」とは、万が一人が転落した場合に、付近の列車に異常を知らせる装置です。

ですから、転落自体を防ぐものではなく、転落後の列車との事故を防ぐもの。転落防止という意味では、抜本的な解決にはなりません。

 

回転灯は、乗降時に回転灯が点灯し注意を促すので、転落防止の多少の効果はあるでしょう。

 

西口駅舎改良・駅前広場整備

 

JR飯田橋駅は、ホームを新宿方におよそ200m移設にあわせて、西口駅舎の建替えを行います。さらに駅前には駅前広場が整備されちょっとした都会のオアシスになるかもしれません。

 

西口駅舎の改良工事のため、現在は西口仮駅舎がつくられています。ただエレベータなどがないため、階段を利用できない人は東口を利用する必要があります。

 

こちらが西口仮駅舎。仮駅舎としては見た目は悪くないですが、中はやっぱりそれっぽい。

 

東口は従来通り使用ができる状態なので、それほど混乱はないようです。

 

JR飯田橋駅改良工事の現在の様子

 

JR飯田橋駅の改良工事、6月下旬の様子です。

 

新宿方面の様子。今後ホームの工事が進もうとしているのが見ることができます。

 

旧西口跡。駅舎は取り壊されています。

 

こちらは西口の土台部分。

 

早稲田通から千葉方面の様子。

クレーンがあります。少し先には仮設通路が見えます。

 

建築計画です。計画では店舗もできる予定です。コンビニや飲食店でしょうかね?

 

ホームん安全対策のための工事であることが掲示されています。西口の新駅舎は、周辺の史跡に調和したものになるようです。

 

周辺の史跡に調和とは、ホーム移設を計画する範囲の一部が、史跡区域(江戸城外堀跡)に含まれているからでしょう。

 

史跡の雰囲気を壊すことがないような、シックなデザインの駅舎ができるものと思われます。

 

まだあるホームがカーブして恐い駅

 

飯田橋駅が改良工事によって、ホームと列車との隙間が縮小するのは喜ばしいのですが、まだまだ他にもホームがカーブして恐い駅はあります。

 

東武浅草駅

 

ホームがカーブしている駅としてよく話題になるのが「東武浅草駅」。

 

浅草駅は、ホームと列車の隙間が大きい箇所は、ドアカットをしたり、踏み台を設けたりして対応をしてきています。

 

また、近年は半蔵門線直通の列車が主流になり、そもそも浅草駅を利用する乗客が少なくなっているので、なんとかなっています。

 

そのため、東武浅草駅はターミナル駅という雰囲気は、ちょっと最近は薄れてきた感じはあります。

 

阪神御影駅

 

関西で駅のホームがカーブしているといえば、この「阪神御影駅」でしょうか。カーブがきついため、列車がかなり減速をしてホームに侵入します。

 

こんなに隙間が大きいところもあります。

 

2009年に阪神なんば線の開通によって、近鉄電車と阪神電車は直通運転をすることになりました。

 

直通運転の効果自体は旅客数が伸びて、あったのですが近鉄の車両は阪神の車両と違い、少し長め。そのため御影駅では、近鉄車両はより苦しそうに通過をしていきます。

 

なお、御影駅ではドアカットや踏み台など特に対策は取られていません。

 

まだ他にもあるホームがカーブして危ない駅。対策は不十分で大きな事故が起こる前に、抜本的な安全対策をしておきたいところです。