御堂筋イメージ

 

日本経済新聞や読売新聞などで、淀屋橋にツインタワーが建設されることが話題になっています。

 

場所は土佐堀通りと御堂筋が交差する東西の角地。大阪市役所や日銀大阪支店辺りから見る御堂筋の景観はよく写真で目にする光景です。

 

そこに超高層のツインタワーが御堂筋を挟んで建設されることになり、御堂筋の景観をガラッと一変させる可能性もあります。

 

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淀屋橋のツインタワーの場所と規模

 

淀屋橋に建設が計画されているツインタワーですが、場所は御堂筋と土佐堀通の交差点の南側の京阪・大阪メトロ御堂筋線の淀屋橋駅の直上という一番の良い所といえるロケーションです。

 

 

土佐堀通の北側には土佐堀川があり、川の北には大阪市役所と日銀大阪支店があります。淀屋橋の北側も御堂筋になりますが、御堂筋らしさをより感じるのは土佐堀通から南。

 

となると、新たなツインタワーは、御堂筋の玄関ともいえるような場所にできることになります。

 

そして、ツインタワーの規模なのですが、御堂筋の東側が高さ150m、西側が135mの超高層ビルなる計画です。

 

最近の再開発では、これぐらいの規模のビルはそれほど珍しくありませんが、厳しい高さ規制があった御堂筋にはそれほど高いビルがありませんから、その高さや規模はかなり目立つことになるでしょう。

 

 

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御堂筋の高さ規制と規制緩和

 

御堂筋は大阪の押しも押されもせぬメインストリートになるわけですが、御堂筋に面するビルは景観を守るために厳しい高さ規制が設けられています。実際には元々50mという高さ規制がありました。

 

ただ、その厳しい規制も土地の有効活用をしたい企業からの要望もあり、規制を緩和することになりました。御堂筋の地盤沈下も懸念されていましたので、大阪のメインストリートを活性化させる意味合いもあります。

 

三菱東京UFJ銀行大阪ビル建替の建設状況 御堂筋の高さ規制緩和とは?

 

御堂筋の高さ規制は、完全に撤廃されたというわけではなく、御堂筋に面した部分は高さ50mを維持する必要があり、50mを超える部分はスカイライン維持のため4m以上後退させるセットバックが必要です。

 

そして、この規制緩和によって完成したビルの第1号が上記の記事で紹介をした三菱UFJ銀行大阪ビルの建て替えになるわけです。

 

このビルの高さが104.50mになりますので、いかに新しいツインタワーが高さが高いかがわかると思います。

 

そして新しいツインタワーも、御堂筋の景観維持のため規制に基づいて、50mを超える部分はセットバックがなされ、低層部は賑わいを演出することが必要です。

 

淀屋橋駅の直上でおそらく駅直結ということになるでしょうから、どのみち商業施設ができて賑わいをつくることになるでしょうが。

 

 

どのようなビルができるのか?

 

淀屋橋のツインタワー計画ですが、どのようなビルができるかはまだ具体的には発表がされていません。日本経済新聞の記事によると、東西のビルとも低層部に店舗、中高層にオフィスを想定しています。

 

ツインタワーといっても、建設予定地の形状がかなり異なりますので、純粋なツインタワーという感じではなそうです。

 

淀屋橋という場所柄、オフィスの建設は必然だったともいえますが、大阪はインバウンドの隆盛によって、ホテル建設が先行し、オフィス建設はあまり進んでいない状況でした。

 

そのため、現在の大阪のオフィスマーケットは需給が逼迫しています。そのため、大阪ビジネス地区のオフィス空室率は、過去最低水準の2.49%(2019年4月時点)になっています。

 

先日大阪の企業流出の流れが変化しつつあるニュースがありましたが、そもそも供給するオフィスがなければ企業の流出にもつながるでしょうし、逆に流入を促進することもできません。

 

そのため、今後はインバウンド需要が一服したことも影響して、ホテル建設ばかりだったのが、オフィスの建設が主なものになっていくのではないでしょうか。

 

大阪市内への人工流入や、関西の人口流出が緩かやになっているので、マンション建設もそれなりにはあるとは思いますが。

 

 

変わる御堂筋の景観

 

淀屋橋に超高層のツインビルができることで、御堂筋の景観はどうなるのでしょうか?

 

現在はこんな感じです。あまり高いビルはありません。

 

それが、このように変わる可能性があります。こちらのツイートでは仮の3D完成イメージを作成されています。

 

御堂筋の玄関口のような場所にツインタワーができるわけですから、御堂筋の景観自体はかなりの変化がありそうです。

 

ただ、御堂筋の途中で規制緩和の高いビルがあるよりは、かえってこの位置で高いビルがある方が目立たないのかもという気もしなくもないです。

 

少なとも東側の大阪市中央公会堂辺りから見る景観は、逆に高層ビルが林立して都会らしさが出てきて、良い面もありそうです。

 

今回の建設計画によって、解体されるビルには一部近代建築物も含まれ、名残惜しい声も聞こえてきますが、都市の新陳代謝のためには必要なことかもしれません。

 

御堂筋の雰囲気を壊さないようなクラシカルなビルの建設を望むような声も聞こえてきますが、果たしてどうなるのでしょうか?

 

御堂筋の景観ですが、規制緩和によって、正直現在でも美しいスカイラインが保たれているとはいえない状況です。

 

そうなると、逆に超高層ビルが林立する姿の方がかえってキレイに見えるような気もしますが、今後の御堂筋の発展を考えると賑わいをつくることが非常に大事になってくるのではないかと思われます。

 

御堂筋の歩道が拡張されますし、多くの商業施設やオフィスができることで、ここからミナミまで歩いて楽しめるような街づくりが何よりも大切なのかもしれません。