JR大阪駅の桜橋口を出て歩行者で混み合う信号を渡ると、左手に大阪駅の駅前一等地にしてはちょっともったない印象を受けるものがあります。

 

 

大阪のひとつの象徴でもあるよしもと新喜劇が、駅前のこの良い立地であるのも不思議ではないかもしれませんが、周囲は超高層ビルが林立する姿と比べると、大きな広場やプレハブの建物はなんともアンバランスです。

 

 「よしもと西梅田劇場」は、暫定施設として2017年9月25日にオープンをしたのですが、元々この辺りには大阪中央郵便局があり、その跡地を再開発する計画がありました。

 

ただ、鳩山邦夫元総務相が旧東京中央郵便局などの文化的価値を理由に取り壊しに待ったをかけたり、リーマンショックなどで経済が悪化したことによって計画が頓挫した形となっていました。

 

その旧東京中央郵便局跡地では、再開発が行われJPタワー東京がとっくに完成をしていて、さらにそこから眺める東京駅丸の内周辺もガラッと変化をしています。

 

丸の内駅前広場がいよいよ全面完成 芝生や新しい出口など変化に注目

 

大臣の発言などによってとばっちりを受けたような形となっていた再開発計画がようやく動き出そうとしています。

 

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大阪中央郵便局跡の再開発が動き出すというニュース

 

リーマン・ショック後の不況によって、大阪のオフィスビル市況も厳しいものがありましたが、その後の景気回復によってその状況が一変をしました。

 

都市生活ラボでも何度も大阪のオフィスビルの需給がひっ迫していることをお伝えしていますが、東京ではオフィスビルがどんどん建設されるのと比較すると、大阪ではあまり進んでいません。

 

タワーマンションや訪日旅行客需要からホテル建設が優先されていることが主な理由でしょうが、大阪駅前にオフィスビルが建設されることで、そんな流れも変わるかもしれません。

 

計画が延期・延期を続けていた大阪中央郵便局跡の再開発「梅田3丁目計画(仮称)」がようやく動き出すというニュースです。

 

 

ポテンシャルの高いこの土地が長期間有効活用できなかったのは、かなりの損失ですが、かつての計画を知っている人にとっては、「やっとか!」という印象が強いでしょう。

 

 

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再開発に生まれる超高層ビルのイメージと規模

 

「梅田3丁目計画(仮称)」によって建設される超高層ビルのイメージです。

出典 大阪市

 

大阪市のページによると、高さが高さが約187メートル、延べ面積が約217,000平方メートルという巨大な超高層ビルが建つ計画です。

 

梅田エリアは伊丹空港の着陸ルートに近いことから、厳しい高さ規制がありますが、トップクラスの高さを誇るビルが建設されるわけです。

 

現在梅田エリアのホットな再開発ビル建設になるヨドバシ梅田タワーが延べ床面積110,000㎡程度ですから、その倍ぐらいの規模があるわけですから、その巨大プロジェクであることがわかると思います。

 

 

開業は2023年を目指す

 

「梅田3丁目計画(仮称)」ですが、日経新聞の記事によると、2023年の開業を目指すとされています。

 

大阪駅周辺でこれから本格化する最も話題の再開発である大阪駅北側の「うめきた2期」の開業が2024年ですから、それよりも先にオープンをしようとする思惑です。

 

早く開業することで、テナント誘致を有利に進めようというわけですね。建設の遅れが収益にも響いてくるので、今度こそは計画通りに進むことが期待されます。

 

 

劇場も併設

 

「梅田3丁目計画(仮称)」では主にオフィスになりそうですが、計画では商業施設や劇場も併設されることになります。

 

大阪駅からすぐの立地ですから、商業施設や劇場の集客力は高いですね。ただ、周辺には商業施設も劇場などのエンターテイメント施設も充実していますし、さらにうめきた2期という強力なライバルもいます。

 

大阪中央郵便局跡の再開発である「梅田3丁目計画(仮称)」によって出現するものが、まだまだ具体的にはわかりませんが、エリア周辺で切磋琢磨して良いものを築くことになって、より魅力のあるエリアになっていくでしょう。