北海道日本ハムファイターズの本拠地移転が北広島に決定して、「北海道ボールパーク」の具体的なイメージが徐々に明らかになってきています。
動画も公開されているのですが、そのイメージを見るととにかく大興奮なんです!!
日本の野球場もここまで来たかという感じで、アメリカの名だたるボールパークにも負けないような球場が完成することになりそうです。
「北海道ボールパーク」のイメージを公開
北海道日本ハムファイターズの本拠地移転をめぐっては、札幌市と北広島市の間で激しい誘致合戦が繰り広げられていたわけですが、結局有力といわれていた北広島に決定をしています。
立地の発表に続いて、このほど完成イメージが公開されました。動画も公開されているのですが、そのイメージがとにかく大興奮もの。
まだ立地が決まっていない段階でも、計画イメージが公表されていましたが、それらのイメージよりもさらに素晴らしいボールパークが建設されることになりそうです。
なにはともあれ動画をご覧ください。
まず緑が多い北海道の大地にあるボールパークが素晴らしいですね!札幌ドームの周辺も緑豊かでしたが、さすが北海道ですね。
コンセプトは『 “北海道のシンボル”となる空間を創造する』。
単に野球場ではなく、食とスポーツを有機的に融合させることで健康を育むという志も素晴らしいですね。北海道の魅力のひとつである食とスポーツを融合させることでシナジー効果も生まれるはずです。
イメージ画像が公開されていますが、選手のパフォーマンスが最大限活かされる新球場を核に、国際競争力を有するライブ・エンターテイメント、として『世界がまだ見ぬボールパーク』を目指すことになっています。
まず度肝を抜かれたのが特徴的なガラス壁面による外観の圧倒的な開放感!!
外から中が丸見えで、たとえ野球が見ることができなくても、この場所に訪れるだけで大興奮しそうな外観。野球だけでなく、他のスポーツやイベントで活用され、さらに観光名所としても多くの人を誘引することでしょう。
開閉式のドームスタジアムで、プレイヤーのパフォーマンスを最大限生かせるように、フィールドは天然芝です。北海道の寒さで芝の生育が気になりますが、欧州のサッカー場も冬期でも素晴らしいですから大丈夫でしょう。
こちらは屋根が閉まった状態。デザインが和風で外国人が日本らしさを感じる日本のボールパークですね。
今回の発表で『世界がまだ見ぬボールパーク』を目指すことが表明されていますが、明らかに日本からの集客だけでなく海外からの集客も狙う意図が感じられますね。
新しい北海道の観光名所になり、日本の観光立国政策ににも寄与しそうな素晴らしいボールパークです。
アメリカのボールパークランキング
ボールパークというと本場アメリカはどうなのでしょうか? アメリカの「ボールパークランキング」がUSA TODAYの記事でありましたので紹介をします。
All 30 MLB stadiums, ranked https://t.co/FBfqFwFjDO @forthewinさんから
— keisuke (@keisuke19910306) September 23, 2018
ランキング上位ベスト10の結果です。日本人にもおなじみのあの球場も顔を出していますね。
- Petco Park – San Diego Padres
- AT&T Park – San Francisco Giants
- PNC Park – Pittsburgh Pirates
- Wrigley Field – Chicago Cubs
- Dodger Stadium – Los Angeles Dodgers
- Kauffman Stadium – Kansas City Royals
- Coors Field – Colorado Rockies
- Fenway Park – Boston Red Sox
- Target Field – Minnesota Twins
- Citi Field – New York Mets
ちなみにワースト1位は、オークランドアスレチックスの「Oakland Alameda Coliseum」でした。球場としては十分に魅力的ですけどね。
気になるのはトップの「petco Park」に代表されるように都心から近い立地の場所もけっこうあることです。サンディエゴのまさに都心という感じの立地ですね。
At Petco Park tonight. Been a few years since I’ve seen a ballgame here. One of the most beautiful stadiums in the country if you ask me. Such an incredible backdrop in the heart of Downtown San Diego. pic.twitter.com/J0OO0M44eZ
— Shane (@ShaneBryant31) August 16, 2018
2位のサンフランシスコ・ジャイアンツのAT&T Parkにしても、かつての同チームの本拠地キャンドルスティック・パークが郊外にあったのですが、シスコのベイエリアで便利な場所ですから。
3位のPNC Park からも、ピッツバーグの摩天楼を見ることができます。車社会のアメリカでこの状況ですから、日本の北海道ボールパークの立地についてはどうなのでしょうか?
北広島の立地への批判
北広島という場所に関しては、当初からアクセスの悪さなどの批判がありました。鉄道の最寄り駅がないという事で集客力の心配もありました。
北広島駅からさほど遠くはありませんが、歩くとなると厳しい距離です。新駅建設の噂もありますが、果たしてどうなのでしょうか?
自転車なら北広島駅からすぐなんですがね。
たしかに札幌市目線で考えると、郊外になるのでアクセスの悪さは否めません。
ただ、北海道ボールパークの発表で明らかになっているように、「北海道のシンボル」、「道民・市民・ファンの皆様が愛着と誇り」、「世界がまだ見ぬボールパーク」などのキーワードを見ると、単なる地域球団の域を超えて、ターゲットをもっと広く意識していることがわかります。
となると、新千歳空港からかえって近くなる北広島という立地は、あながち悪い立地ではないのかもしれません。