大阪でこれから最も注目の再開発というと、うめきた2期開発ということになるでしょう。
うめきた1期開発では、「グランフロント大阪」という4年間の累計来場者延数が2億人を突破するという快挙を昨年達成している人気複合施設があります。
うめきた2期工事は市民などの要望によって、「みどり」と一体となった開発が予定されていましたが、その開発業者が決定し、その完成イメージが明らかになっています。
いよいよ本格的に動きだすうめきた2期開発ですが、どのような街になるのか楽しみですね。
うめきた2期の開発は三菱地所連合に決定!
大阪最後の一等地といわれるうめきた2期開発ですが、開発事業者も決定しいよいよ開発が具体化されようとしています。
都市再生機構が行って事業コンペで、三菱地所を中心とする企業連合が開発事業者に選ばれました。
地元色が少ないわけではなく、事業者連合には以下のような企業も含まれる9社グループになります。
- 大阪ガス都市開発株式会社
- オリックス不動産株式会社
- 関電不動産開発株式会社
- 積水ハウス株式会社
- 株式会社竹中工務店
- 阪急電鉄株式会社
- 三菱地所レジデンス株式会社
- うめきた開発特定目的会社
三菱地所以外はオール大阪という感じでもありますね。
開発コンセプトと完成イメージ
うめきた2期開発の開発コンセプトのキーワードは「みどり」。
世界に発信する“MIDORI”LIFE を生み出す、未来へのひらめきと原動力となる「みどり」を創出というコンセプトです。
そのため、開発イメージは都市公園などみどりがふんだんに使われたものになっています。
こちらがうめきた2期地区の全景イメージです。
南北の端の方に超高層ビルが建設されますが、敷地の大半は緑が目立ちます。
こちらは都市公園全景イメージです。中央奥に梅田スカイビルが見えます。
国際的にも人気がある同ビルがスッキリと見えるのは良い感じですね。
個人的にはスカイビル周辺にどんどん超高層ビルが建設されると、より都市空間が美しなるかなと思います。
再開発がさらに北に連なり、北にある淀川の河川敷の公園を整備して緑と都心が調和するのが理想でしょう。
すぐ近くに東京の多摩川クラスの自然があるわけですから、もっとそこも生かすべきですね。淀川の河川敷は特に梅田の北側はあまり整備がされていません。
南北公園を繋ぐ歩行者デッキ「ひらめきの道」のイメージです。
個人的には当初は何もこんな都心の真ん中に、わずか数ヘクタールの都市公園を整備するのは反対でした。
たまにセントラルパークと比較をすることも見られますが、そもそも規模が桁違いに違いますから。
東京とも比較されることがありますが、確かに東京は都心部周辺に緑は多いですが、大阪は都心部には少なく、代わりに周辺には多い感じはします。
鶴見緑地や服部緑地もありますし、山も近いですからね。
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ただ、実際の完成イメージは思ったより良いなあというのが印象です。
こちらは民間宅地(北街区)のオフィス・ホテル・イノベーション施設等と都市公園(北公園)の「うめきたの森」のイメージです。
こちらは都市公園(南公園)の「リフレクション広場」です。市民の憩いの場となりそうです。
超高層ビルはどのようなものができる?
うめきた2期開発は、都市公園がクローズアップされることが多いですが、完成する超高層ビルにも注目をしてみたいと思います。
民間宅地の計画では以下のように北街区と南街区にそれぞれ超高層ビルが2棟、合計で4棟の規模が記載されています。
大阪駅に近い南街区には高さ180mを超えるビルが建設され、高さ制限の厳しい梅田地区ではトップクラスの高さのビルができることになります。
建設されるビルは4棟だけともとれるのですが、全景イメージやこちらのイメージではもっと多くのビルが建設されるようにも見えます。
全部で7棟の高層ビルが建設されるようにもみえますね。グランフロント大阪とは違い、それほど寸胴型のビルではなくわりとスマートな感じのビルが完成するようにもみえますね。
開発事業者も決定し、動き出してきたうめきた2期開発ですが、まだ少しはっきりとしないところもありますね。
街開きは2024年の予定で、大阪万博に成功すれば万博の前年度ということになります。今後さらに具体的な計画が発表され、どのような街になるのかが楽しみです。
梅田スカイビル北側の公園と一体化すべきです。その間にも小さな公園があるのでそれらを遊歩道でつなぐ。間の建物は移転してもらう。というのはどうでしょう?
三刀流 さま
梅田スカイビルの北側の公園まで一体化すれば、けっこうな規模の都市公園になりそうですね。途中の公道もそれほど交通量も多くなさそうですし、大胆に都市計画を行ってほしいです。