東京駅周辺は丸の内側の再開発が目立ちがちですが、八重洲側にも注目すべきプロジェクトはあります。
三井不動産が計画する「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」は東京駅前に大規模バスターミナルや超高層ビルを建設するなどで注目でした。
A-1街区に建設される超高層ビルの高層階には国際水準の宿泊施設が入居する計画でしたが、日本初となる「ブルガリホテル」が進出することが先日発表され話題になっています。
ブルガリホテル東京が、東京駅に出来るってよーーー😇💐🍷✨ pic.twitter.com/uMKV4R52x3
— 塩よりタレ派 (@kushiyaki_lover) April 23, 2018
ブルガリホテルは、日本初進出ですからどのようなホテルかもちょっとわからないという人も多く、格付けやグレードを調べてみました。
「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の概要
三井不動産などが参画する「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」ですが、地上45階建てで高さ約245mの超高層ビルの建設が柱となるビッグプロジェクトです。
場所をまず確認しておきます。
出典 東京都
外堀通りを挟んで東京駅の目の前という立地です。八重洲側では最も東京駅からアクセスが良いといえそうな場所です。
地下2階には大規模なバスターミナルが整備
「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」は約1.5ヘクタールの開発地がありますが、地下2階部分には大規模なバスターミナルが建設されることになっています。
八重洲のバスターミナルというとJR高速バスのターミナルが八重洲口の駅前地上部分にありますが、さらにバスターミナルができるわけです。
東京駅周辺では高速バスや成田空港へ向かう格安バスなどが散らばって発着をしています。
新しいバスターミナルを整備することによって、停留所が集約され利用者にとっては分かりやすくなります。
JR高速バスターミナルもそのまま残るとなると、高速バスで東京駅に到着して、成田へ格安バスで向かうことが便利になりそうです。
注目は約245mの超高層ビル建設
東京駅周辺は特に丸の内側で超高層化が進んでいますが、それに対して八重洲側は超高層化が遅れているという印象を多くの人は持つでしょう。
ただ八重洲側でも今後は再開発が盛んになってきて、超高層ビルが建設されることになります。
「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」でも、地上45階建て高さ約245mの超高層ビルが建設されることになります。
最近は再開発が盛んに行われこのクラスの高さも珍しくなくなっているのですが、現在の東京都の超高層ビルでは都庁などと同様トップクラスの高さのビルです。
ビルの完成イメージです。
出典 東京都
このビルの低層部にはもともとあった区立城東小学校の新校舎になるのは、ちょっとびっくりですが、高層部は他のビルでもよくあるホテルが入居することになっていました。
ビルの断面図になります。
出典 東京都
入居するホテルは日本初進出
「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の245mの超高層ビルの高層部に入居するホテルですが、「ブルガリホテル」が日本初進出となります。
ブルガリ ホテルズ&リゾーツは、高級ブランドでもおなじみのBVLGARIが手がける高級ホテルです。
現在はミラノ、ロンドン、バリ、北京、ドバイに展開をしていますが、2018年には上海、2020年にモスクワとパリに出店が計画されており、さらに2022年に東京に日本で初めてとなる進出になったわけです。
ブルガリホテルで特に日本人に有名なのはバリのリゾートホテルでしょうか。泊まられた方も大絶賛でヴィラからの眺めは圧巻です。
バリのブルガリホテル(ヴィラ)、今まで行った場所のどこよりも天国に近かったです…ショッピングエリアからは遠いですが、ゆったりするのがメインな旅に是非。スパはESPAが入っています。 pic.twitter.com/pjehNIALuA
— みぞれ (@aboutlq) December 27, 2017
バリ島は世界でも有数のリゾート地ということもあり、世界の超高級ホテルチェーンが挙って進出をしています。
例えばインターコンチネンタルや、コンラッド、ザ リッツカールトン、グランドハイアットなどです。
JTBのアジアのホテルグレード一覧によると、
インターコンチネンタルや、コンラッド、ザ リッツカールトン、グランドハイアットのそれぞれのリゾートホテルが、グレードがLになります。
グレードはSL・L・A・B・C・Dで、グレードが高い順に「SL→L→A→B→C→D」の順番になります。
ブルガリリゾート バリは最高グレードのSLに入っており、ブルガリホテルのグレードの高さが分かると思います。
リゾートと都市型ホテルでは少し事情も異なるでしょうが、例えばミラノのブルガリホテルもJTBでは最高のSLクラスのグレードをつけています。
ミラノのホテルはクラシックホテルなので、東京のような超高層ビルに入居するのとは単純比較はできませんが、ブルガリホテルの格付けやグレードの高さは分かると思います。
東京駅前にできるブルガリホテルがどのようなラグジュアリーなものになるかは楽しみですね。
続々と誕生する最高級ホテルがしのぎを削って、そのクオリティの高さを競うことになります。