西武ライオンズの本拠地西武ドーム(メットライフドーム)は、一般的なドーム球場とはちょっと異なった建築になります。

 

通常ドーム球場は壁で覆われた密封された空間になりますが、西武ドームは壁面が設けられておらず、屋根とスタンドの間はぐるっと全周にわたりオープンになっています。

 

野球は文字通り青空の下でプレイすることが理想ですが、ドーム球場は悪天候の時にも試合ができ暑い寒い時期でも快適に観戦をすることができるメリットがあります。

 

そうすると、空間があり開放感がある西武ドームの建設コンセプトは決して悪いものではないでしょうが、利用者にとっては不満が多い。

 

ロケーションが所沢といっても中心からは離れ、都心からかなりアクセスが悪いことも相まって評価は必ずしも良いとはいえません。

 

そんな西武ドームですが、西武ライオンズの40周年を記念して大規模に改修が行われる事になりました。

 

改修後は、最近何かとキーワードとなる「ボールパーク」となり不便で嫌いな球場から行きたくなる球場に変わるかもしれません。

 

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西武ドームへの不満

 

西武ドームは開放感があり、ドーム球場でありながらアウトドアにいるような感覚を持つスタジアムです。

 

開放感があって良いのですが、それ以上に目立つのがこの球場への不満です。

 

暑くて寒い

 

西武ドームは夏は暑くて、春先や秋は寒いと評判の球場です。

 

ドーム球場といえば適温で試合観戦ができるのですが、西武ドームは壁面をオープンにしているため空調設備がありません。

 

そのため、周辺の気象環境などと相まって夏は暑くて、春や秋は寒くなってしまいます。

 

球場の周りに何もない

 

西武球場の最寄駅は西武球場前。所沢から電車で10分程度なのですが、印象的には山奥という印象を持つ人も多いです。

 

そんな場所なので春や秋は寒くなってしまうのです(^_^;)

 

また球場以外は特に目立ったものがないため、商業施設などは極端に少ない状況です。

 

ただ、そんなデメリットがあるせいか、球場内の食べ物には力を入れており、とても美味しいという評判は多い。

 

都心から遠い

 

西武球場は本拠地の所沢中心地からはそれほど遠くないのですが、東京都心から行くとなると1時間程度かかるような場合もあるでしょう。

 

これほど時間がかかると平日などは仕事帰りに、なかなか通うことが難しいですし、試合が延びた場合の終電の心配もあります。

 

ただ、都心から遠いですが、駅からは近いので楽ではありますが(・.・;)

 

そんな不満が多く嫌いな球場と考える人も多い西武ドームですが、改修工事によって誰もが行きたくなる「ボールパーク」を目指すことになります。

 

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西武ドームがボールパークへ改修

 

西武ライオンズは来年2018年に40周年をむかえることになります。

 

節目の年に大改修が計画され、自然豊かな周辺環境と半ドームという特性を活かし、四季それぞれのシーズンを楽しめるようなボールパークを目指すことになります。

 

「ボールパーク」といえばこちらの球団のスタジアム移転問題で最近話題となっていますね。

北海道日ハムボールパーク構想 北広島市の提案内容が公表

 

札幌ドームの行方も気になりますが、西武ドームは改修によってどのように変わるのでしょうか?

 

改修計画では予算が180億円と巨額の費用を費やし、西武ライオンズの本気度が伝わってきます。

 

全体計画イメージ

 

改修計画の全体イメージです。

 

出典 埼玉西武ライオンズ

 

ポイントは3つ

  • 周辺の自然と共生する開放感に満ち溢れたドーム球場
  • 新しい価値を提供してあらゆる世代が楽しめる球場
  • 選手の育成環境を整備し強い球団づくり

 

具体的にはどのような整備がなされるのかを続いて見ていきましょう。

 

大型のVIPエリアを新設

 

最近のトレンドにもなりつつあるVIP席の導入ですが、西武ドームは改修後には大型のVIPエリアが新設されます。

 

出典 埼玉西武ライオンズ

 

バックネット裏にこのような約430名収容ができるVIPラウンジが計画されています。規模では12球団最大となります。

 

さらにラウンジの最前列には約150席の砂かぶり席が設けられ、目の前の迫力ある熱戦を楽しむことができます。

 

外周エリアの拡張と改修

 

球場で実際にプロ野球を観戦する前からワクワクするような球場の周りの空間を演出できれば、野球だけでない楽しみも増えます。

 

こちらは1塁側の様子ですが、かなり広々とした空間になりそうです。西武ドームでは大事なことですが、12球団で最大級の飲食店も整備される予定です。

出典 埼玉西武ライオンズ

 

こども広場の設置やオフィス棟の新設

 

家族連れで野球を楽しむためには野球観戦が飽きたら他に楽しめるような施設があれば便利です。

特に野球があまりわからない小さなお子さんならなおさらです。

 

出典 埼玉西武ライオンズ

 

オフィス棟というのがちょっと良くわからないですが、球団事務所がお客さんの状況を間近に見て環境を改善していこうということでしょうか?

 

その他にもドーム前広場を刷新し、入場ゲートを設けたり大型のグッズショップを整備する計画もあります。

 

また、選手育成の環境を向上するために、サブグラウンド、ブルペンなどを増設、50m×50mの室内練習場、ブルペン、バッティングレーンを新設、4階層の若獅子寮を併設するなどをして常勝軍団を目指します。

 

今回の改修計画でエース菊池雄星投手からも「最高の環境を作っていただける」という言葉もあり、選手にとっても良い環境に変わりそうです。

 

西武ドームの改修工事ですが、ボールパークとしての魅力はどうでしょう?

 

ただ、懸念材料である快適に野球を見れるかどうかにはあまり踏み込まれてなさそうなのは少し気になります。