小田急電鉄が2018年3月から実施されるダイヤ改正を発表しました。

 

ダイヤ改正というとマイナーな変更でそれほど変わらないものも多いですが、今回の小田急ダイヤ改正はかなりの変化があります。

 

小田急といえば「遅くてしかも混む」というイメージを持つ人が多いでしょうが、そんなイメージももしかして払拭されるかもしれません。

 

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ダイヤ改正で快速急行が大増発

 

小田急が来年2018年3月から実施するダイヤ改正の概要を11月1日に発表しました。

 

一番の大きな変化になりそうなのが「快速急行」の大増発です。

 

平日朝の通勤時間帯上りで、25本も増発し28本「快速急行」が運行されます。

 

3→28ですから劇的すぎる変化です!

 

快速急行は小田急では別料金の必要な特急以外では一番停車駅が少ない列車種別になります。

 

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登戸に快速急行が停車

 

現在の小田急快速急行は、下北沢から新百合ヶ丘までの間15駅を通過します。

 

この間に重要駅がないかというと、JR南武線との乗換駅となる登戸があります。

 

登戸駅は交通ネットワークを考えると重要な乗換駅になりますが、ここに速達列車である快速急行を停めないことには以前から利用者からの不満がありました。

 

登戸に快速急行が停車することになり、小田急沿線の人だけでなく南武線利用者にとっても良い知らせとなりました。

 

なお、小田原線だけでなく多摩センター始発の快速急行も新設されることになり、座って快適にしかも速く通勤することもできるようになります。

 

所要時間の大幅な短縮になる人も

 

小田急といえば「混雑が酷く遅い」というイメージを持つ人は多いです。

 

町田は東京でありながら、小田急に乗ると「こんなにかかるの?」と私もうんざりしたこともあります。

 

こちらの記事で朝のラッシュ時に遅い路線をランキング形式で紹介をしています。

 

初公開!首都圏鉄道「ノロノロ度」ランキング
朝のラッシュ時に最も遅いのはどの路線か

東洋経済オンライン

 

再速達列車でのランキング。つまり小田急では快速急行ということになりますが、小田急は堂々の4位(町田~新宿間 表定速度は時速39.3km)

 

 

 

また混雑度もこちらの記事によると小田急は、ランキングワースト上位の常連でかなり酷い状況です。

 

最新版!「首都圏の鉄道混雑率」ランキング
おなじみのワースト5に「新顔」が登場

東洋経済オンライン

 

小田急小田原線(世田谷代田~下北沢)が混雑率192%で第3位。小田急で通勤をする人に同情をしたくなるレベルです(^_^;)

 

こんな状況が来年3月のダイヤ改正でガラッと変わることになります。

 

  • 町田 → 新宿 37分(最大12分短縮)
  • 登戸 → 新宿 18分(最大 9分短縮)
  • 小田急多摩センター → 新宿 40分(最大14分短縮)
  • 経堂 → 大手町 27分(最大 6分短縮)

 

これは劇的な変化です。朝の10分はとても貴重ですから、この朗報に思わずガッツポーズをする人は多いはずです。

 

 

新たな停車駅の少ない列車も登場

 

小田急の新ダイヤは快速急行の大増発が目立ちますが、それ以外でも新たな停車駅の少ない列車種別も登場するのも大きな変化です。

 

新設されるのは、急行より停車駅の少ない「通勤急行」と経堂停車の「通勤準急」です。

 

「通勤急行」の停車駅は唐木田、小田急多摩センター、小田急永山、栗平、新百合ヶ丘、向ヶ丘遊園、成城学園前、下北沢、代々木上原、新宿。

 

「通勤準急」の停車駅は本厚木から登戸までの各駅、成城学園前、経堂、下北沢、代々木上原、千代田線内

 

ダイヤ改正によって朝のラッシュ時の列車の総本数を21本増やし105本運転をすることになります。

 

これによって、下北沢駅着8:00前後1時間の列車本数が27本から36本へ増え、世田谷代田~下北沢間の混雑率192%を150%程度に改善される見込みです。

 

快速急行停車駅以外の利用者も今回のダイヤ改正で大きなメリットを享受できそうです。

 

複々線による効果

 

小田急が今回のような思い切ったダイヤ改正が実現した背景には、代々木上原~登戸間の「複々線化」の実現があります。

 

今までは線路が上下1本ずつで列車増発の余地もなく、列車のスピートを上げることができず、何か問題があれば、大きな遅延の原因にもなります。

 

複々線化は莫大な建設費や長い年月がかかりましたが、それだけの価値は十分ありました。

 

さらに小田急では各駅停車の10両化にも着手し、ホームが短いこの駅では大掛かりな工事も行われています。

小田急代々木八幡駅 改良工事の現場の様子を見て、あの駅を思い出した 

 

小田急の改革の本気度がすごいですね。これからは人口減少時代に徐々に変化をしていくでしょうが、鉄道各社とも沿線価値を高める競争が激化しています。

 

なお、今回の小田急のダイヤ改正では、朝方ロマンスカー「モーニングウェイ号」「メトロモーニングウェイ号」を4本増やし11本運転することになります。

 

別料金を払っても着席して通勤地獄を免れたいという需要は高く、各社とも有料座席列車を続々と投入をしています。

「S-TRAIN」東横線内に乗車 所要時間と料金から見た可能性を考えてみた

 

今回の小田急のダイヤ改正に刺激され、沿線ライバル会社のサービスも良くなることが期待されますね。