羽田空港第2旅客ターミナル国際線対応施設の工事が始まろうとしています。

 

現在羽田空港は、JALやスカイマークが主に利用する第1ターミナル、ANAやエアドゥー、ソラシドエア、スターフライヤーが利用する第2ターミナル、国際線が就航する国際線ターミナルの3つのターミナルで運用されています。

 

発着枠の問題もあって、なかなか国際線の増便をすることができない羽田空港ですが、第2ターミナルを増築と既存建物の改修で対応することになります。

 

これによって国際線の増便と国内線から国際線の乗継の利便性も上がることが期待されます。

 

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羽田空港第2旅客ターミナル国際線対応施設の工事

 

日本空港ビルデングは、9月26日に羽田空港第2旅客ターミナル国際線対応施設工事の安全祈願祭を行い、いよいよ工事が来月6日から着工することになります。

 

今回の工事は第2ターミナルの南の先端に新たに国際線対応施設を増築するわけですが、その規模は決して小さくありません。

 

建築主である日本空港ビルデングのプレスリリースによると、工事対象面積 約 88,200 ㎡。その内訳は、

  • 増築部分 約 60,000 ㎡
  • 増築部分(既存建物上部)約 7,200 ㎡
  • 既存改修部分(既存建物)約 21,000 ㎡

になります。

 

全く新たに増築する部分が約60,000㎡ありますが、現在の国際線ターミナルのオープン当初の延床面積が約15万9,000㎡だったことを比べると、それなりの規模であることがわかると思います。

 

また、伊丹のターミナルビルの広さが約126,000㎡ですから、およそ半分。ということは、伊丹でANAが利用する南ターミナルビルを超えるほどの広さがあるということになるかと思います。

 

こちらは増築部分の完成イメージです。

出典 日本空港ビルデング株式会社

 

出発ロビーの完成イメージ。かなり開放感があるデザインになります。

出典 日本空港ビルデング株式会社

 

この場所からどれくらいの国際線が発着するのかが気になります。

 

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第2旅客ターミナル国際線対応施設建設の効果

 

羽田空港第2旅客ターミナル国際線対応施設は、増築部分でも国際線ターミナルや他の空港の規模を考えると、決して小さくない規模であることが分かると思います。

 

では、この国際線対応施設が完成することでどのような効果があるのでしょうか?

 

国内線ターミナルの有効活用

 

現在の国内線ターミナルは羽田空港が24時間対応の空港であるにもかかわらず、その能力を十分に生かしきれていません。

 

夜間早朝の羽田空港へ行き来するアクセスが十分にないため、また羽田から各地方へ飛んだとしても各空港の公共交通機関の深夜の公共交通機関がないため、特に夜間の国内線が貧弱です。

 

夜遅く羽田を利用する人なら経験したことがあるでしょうが、夜9時ぐらいの出発は、もう閉店状態のような感じになります。

 

到着する便は、まだ遅くまであるでしょうが(^_^;)

 

海外の国際空港ですと夜9時ぐらいですと、まだまだ大盛況という所も珍しくありません。

 

確かに羽田空港の国際線ターミナルは、夜9時過ぎになると深夜の発着便の乗降客で活気にあふれますが、国内線ターミナルは巨大な駐機場のようです。

 

夜間から深夜の国内線ターミナルも有効活用ができれば、現在の羽田空港の能力を十分に生かすことができるはずです。

 

日本のタクシー料金や駐車場の料金が海外のようにもっと安ければ、深夜早朝の時間帯をもっと活用ができるに違いありません。

 

アジアのライバル空港は早朝深夜にもかかわらず、多くの乗降客であふれかえる空港もあります。

 

国内線ターミナルも国際線に対応できることで、夜間・深夜の利用の増大が期待でき、ターミナルを有効活用できます。

 

羽田のアクセスに不満も

 

「ハブ空港羽田は便利」とよくテレビなどのマスメディアでいわれますが、その便利さを実感するためには、東京都心や横浜などを中心とした一部に限られます。

 

確かにモノレールや京急などを利用すれば、20分もかからずに羽田へ到着することができます。

 

ただ、品川や浜松町へ行くまでに何度か電車を乗り継ぎかなり時間をかかる人もいるでしょう。

 

特に埼玉や東京都の北部の一部の人は羽田が便利という実感は沸かないのではないかと感じます。

 

だからこそここんな新しいアクセス路線の建設が議論になるのでしょうが。

羽田新線 どのルートが一番効果が高いのか?

 

また、国内線から国際線の乗継に関しても、国内線ターミナルから国際線ターミナルへのバスでの移動があり、時間もかかりけっこう面倒です。

 

バスは心理的に楽ではないのです。特に鉄道に乗り慣れている日本人にとっては。

 

ただ、羽田空港第2旅客ターミナル国際線対応施設の建設によって、ANAなどの便に限られるでしょうが、乗継が同一ターミナル内の移動だけになるので格段に便利になります。

 

第2ターミナルの北端に到着した場合は、南の国際線対応施設までかなり歩くことにはなりそうですが(・.・;)

 

同一ターミナルの移動、もしくは上下移動がほとんどない空港内シャトルで移動できるからこそ真のハブ空港といえます。

 

その意味でも、羽田空港の第2旅客ターミナルの変化には大きな効果があるのではないかと期待をしています。

 

将来的にはJALの第1ターミナルも拡張余地があるのなら、同じような対応をして現在の羽田空港のターミナルの枠組みを改革してほしいと思います。