東京でも丸の内から大手町、日本橋にかけては現在再開発が盛んに行われています。

 

古い町並みや近代建築も多かった日本橋でも、超高層ビルがどんどん建設され、町並みがガラッと変わろうとしつつあります。

 

都市生活ラボでも、日本橋のいくつかの再開発を紹介しています。

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そんな日本橋地区ですが、内閣府の国家戦略特区のホームページでは、三井不動産と野村不動産による大規模再開発「日本橋一丁目中地区」の再開発の概要が公表されています。

 

計画では、高さ約287mの超高層ビルが建設されることになり、予想をはるかに超えるような大きなビルができることになります。

 

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日本橋に高さ約287mの超高層ビルの建設計画

 

8月14日に行われた内閣府の国家戦略特区の第12回東京都都市再生分科会の配布資料によると、都市再生特別地区の変更が行わました。

 

変更される地区の一つに「芝浦一丁目地区」もありますが、そちらには超高層のツインタワーの建設計画が明らかになっています。

浜松町ビルディング建替えで芝浦一丁目に巨大なツインタワーが計画

 

日本橋エリアでも、「日本橋一丁目中地区」の約3.9ヘクタールが変更の対象となっており、「都市再生特別地区(日本橋一丁目中地区)都市計画(素案)の概要」として、その内容が公開されています。

 

計画では、A街区からD街区までの4つの街区がありますが、一番の注目はC街区にできる約287mの超高層ビルです。

 

まずはその超高層ビルの完成イメージ。

出典 内閣府

 

日本橋の街の雰囲気をあまり壊さないようなどことなく落ち着いたデザイン。

 

ビルのデザインはこのビルに似ているような感じがします。

 

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日本橋でもアクセス便利な好立地

 

「日本橋一丁目中地区」の計画地を改めて確認。日本橋でも東京駅八重洲口からもアクセス可能な立地です。さらに東京メトロ日本橋駅、都営地下鉄日本橋駅の間という恵まれた場所。

出典 内閣府

 

さらに周辺では再開発が目白押しなので、この辺りの超高層ビルは劇的に増えそうです。

 

将来は丸の内から大手町、日本橋にかけて超高層ビル街がつながり、遠くからのスカイラインの遠景が楽しみです。

 

「日本橋一丁目中地区」は、街区がA街区からD街区に分かれています。C街区が今回紹介している超高層ビルが建設される街区です。

出典 内閣府

 

ちなみに、A街区には、「日本橋野村ビル旧館」がありますが、こちらは再開発ではなく歴史的建築物として保存されることになります。ただ、本館と新館は解体される予定です。

 

D街区はおなじみの「COREDO日本橋」。

 

C街区超高層ビルの主要用途と周辺との融合

 

「日本橋一丁目中地区」C街区に計画されている高さ約287mの超高層ビルの主要用途はオフィスになります。

出典 内閣府

 

高層部分はSAクラスのラグジュアリーホテルの予定です。さらにサービスアパートメントも予定されており、ホテルの一部がサービスアパートメントになるのではないかと思われます。

 

低層部分は大規模なカンファレンス施設を設けて、東京の大規模な会議場不足を補うことが期待されます。

 

その他にも商業施設も予定されていますが、どのようなテナンが入るかは注目です。

 

さらに、C街区の超高層ビル単体だけでなく、周辺との回遊性を向上させるので街歩きが楽しくなりそうです。

 

具体的には、D街区の「COREDO日本橋」も一部改修され、地上・地価からもC街区と接続されることになります。

 

さらにA街区・B街区には水辺を楽しめるような整備が行われます。

 

日本橋の船着き場の拡張や、B街区を再開発し親水広場などを整備します。こちらにはC街区から道路上空デッキで安全に移動することができる計画です。

 

「日本橋一丁目中地区」の川沿いの整備も、先に明らかになった日本橋上空にある首都高速道路の地下化もされることが前提のような感じもします。

 

日本橋を覆う首都高の地下化 「3度目の正直」となるか

日経コンストラクション

 

日本橋上空の首都高の地下化は、その予算が5000億円ともいわれています。たった2.9km区間の老朽化したインフラの維持整備と考えればとてつもなく巨額です。

 

財政難の日本にあって、高度成長期につくられた老朽化し整備すべきインフラの整備は山ほどあります。

 

日本橋上空の首都高の地下化は、その費用対効果やインフラ整備の優先順位など議論の必要性はありそうです。