地震の知識イメージ

 

地震に関する知識と用語集VOL.1い引き続きVOL.2です。

 

長周期地震動

 

長周期地震動とは、通常の振動とは違い約2~20秒周期で揺れる長い周期の震動のことをいいます。

日本の大都市のほとんどが軟弱な地盤上にあるので、長周期地震動によって耐震性の高い高層建築物でも被害が発生する可能性があります。

 

なお、東海、東南海・南海地が発生した場合に、3大都市圏の想定される周期帯は大阪エリアが4~6秒、名古屋エリアが2~4秒、首都圏エリアが6~8秒とされています。

震源が遠くても日本の大都市圏は長周期地震動によって、大きな被害が発生することが懸念されています。

 

 

活断層

 

断層とは、地下の地層もしくは岩盤になんらかの力が加わって割れ、その割れた面に沿ってずれ動き、食い違いが生じた状態をいいます。

断層の中でも200万年前から今日の間に動いたり、または動いた形跡のある断層が活断層です。

 

野島断層という活断層が阪神・淡路大震災を引き起こしたことによって、その危険性がクローズアップされました。

現在日本では約2000ヶ所もの活断層があることが判明していますし、まだ判明していない活断層があるともいわれています。

 

 

フォッサマグナ

 

フォッサマグナとは、「大きな窪み」という意味のラテン語です。地質学上では「中央地溝帯」とも呼ばれるものです。

「地溝帯」とは、ほぼ並行する2つの断層に挟まれて、陥没している帯状の地形のことをいいます。

 

中央地溝帯と呼ばれるフォッサマグナは、糸魚川静岡構造線と柏崎千葉構造線の2つの断層に挟まれた地帯を指します。

糸魚川静岡構造線と柏崎千葉構造線とも断層とみられており、特に糸魚川静岡構造線は向こう30年以内の地震発生確率が14%と国内の活断層の中でも地震発生確率が高い断層で注意が必要です。
 

 

構造線

 

構造線とは地質学の用語で、同質または異質の地層群同士や地塊同士の境界、地帯構造の境界線を表します。

日本の最大級の構造線には、九州から茨城県までという実に日本列島の半分を縦断する「中央構造線」があります。

 

中央構造線は、北側を「西南日本内帯(良家帯)」、南側が「西南日本外帯(三波川帯)」という明確に分かれた地層・地質の境界線になります。
 

 

トラフ

 

トラフとは海溝に似たような構造のものですが、一般的にはその深さで区別されます。海溝は水面から6000mよりも深いもの、それよりも浅いものがトラフと呼ばます。

日本周辺にあるのが、マスメディアでもよく耳にする「南海トラフ」です。

 

南海トラフは、駿河湾の富士川河口付近が起点で、いったん御前崎まで南下した後、南西に向かい潮岬や室戸沖から九州沖までいたるものです。

 

南海トラフの他には、駿河湾内の「駿河トラフ」があり非常に活発に活動をしています。

この南海トラフと駿河トラフ上で繰り返し発生しているのが、東海、東南海、南海地震でその危険性が指摘されています。

 

 

群発地震

 

群発地震とは震源地において断続的な地震が多発する現象です。一般的に地震といえば「本震」がありその後「余震」があります。

しかし、この群発地震に関しは「本震」と「余震」の区別がありません。

 

過去に起きた群発地震の代表的な例としては、長野県松代群発地震があります。

この地震は、なんと総地震回数が71万回以上、うち有感地震も6万回以上を数えるもので1965年8月3日~1970年6月5日まで続きました。

このような長期間に及ぶ群発地震は世界的にも珍しいものです。

 

 

東海地震

 

東海地震とは、駿河トラフやそのプレート境界周辺を震源地とする大規模地震です。その発生は周期的にあり、その規模もM8程度と警戒が必要なものです。

 

現在、地震防災対策強化地域として指定されているのが、静岡県全域、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、岐阜県、愛知県、三重県にまたがる160市町村になります。

東海地震は現在のところ、直前の余地ができる可能性がある唯一の地震と考えられており、24時間体制でその前兆現象の監視が行われています。

 

 

東南海地震

 

東南海地震とは、紀伊半島沖から遠州灘にかけての海域で発生する大規模地震です。その発生は周期的にあり、その規模もM8程度と警戒が必要なものです。

 

周期としては過去の歴史から約100年~150年と考えられており、最新の地震は1944年12月7日に発生した「昭和東南海地震」があります。

それからすでに70年を過ぎていて、発生周期により今後その発生がより危険視される大規模地震です。

 

 

南海地震

 

南海地震とは、紀伊半島の熊野灘沖から四国南方沖を震源地として発生する大規模地震です。その発生は周期的にあり、その規模もM8程度と警戒が必要なものです。

 

震源地付近は歴史上たびたび大規模地震が発生しており、その原因は南海トラフ上でフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでいるためといわれています。

 

周期としては過去の歴史から約100年~150年と考えられており、最新の地震は1946年12月21日に発生した「昭和南海地震」があります。

それからすでに70年を過ぎていて、発生周期により今後その発生がより危険視される大規模地震です。

 

 

地震発生確率

 

地震発生確率は、「向こう30年以内の地震発生確率」という形で発表されているものです。「地震長期確立評価」ともいわれます。

「地震調査研究推進本部」が発表するもので、1999年に中間報告を公表して以来、毎年「向こう10年、30年、100年」の単位で公表をしています。

 

過去の発生周期などのデータを元に評価が行われるため、この発生確立は絶対ではなく、あくまでも一つの目安として考えるのが良いでしょう。

 

 

インテリア被災

 

建物は倒壊せずに、室内の転倒したかぐや電化製品の下敷きになったり、割れたガラスでケガをしたり、死に至った場合などの被害をいいます。

 

 

耐震診断

 

大地震によって建物が倒壊する映像はショッキングなものです。既存の建物が安全に使用できるかどうかを調査・検証するのが耐震診断です。
耐震診断をすることによって、地震の脅威があっても安全性があるかどうかを見極めるわけです。

 

耐震診断の結果、耐震性が低いと判断された場合には耐震性を向上が必要で「耐震補強」が行われます。

 

 

耐震構造

 

建物が地震による揺れに耐えられるように設計された構造で、構造自体が地震に耐えられる強度で造られたものが耐震構造です。

 

免震構造との違いは、家屋自体の損傷を妨げることはできますが、地震のエネルギーがそのまま家屋に伝わってしまうため、地震の規模によっては壁や家具などの設備に損傷が出やすい点です。対策のためには室内の耐震化を図る必要があります。

 

免震構造

 

免震構造は地震に強いだけでなく揺れそのものを軽減することもできるのが特徴的です。地震の力を建物に直接伝えないような構造になっていて、室内の損傷の被害を防ぐ効果があります。

 

免震構造は建物と地番の間に特殊な装置をつけて免震層を造り出して揺れを軽減させます。

 

 

地震保険

 

損害保険の一種で地震によって発生した損失を補償します。
火災保険では通常は、地震、噴火、津波などによって生じた火災については免責事項となっていいます。

そのため、火災保険ではカバーできない地震の火災も補償範囲になります。もしもの時のための備えが地震保険です。