東日本旅客鉄道(JR東日本)は、東北から関東・甲信越をまでの1都16県をカバーする日本最大の旅客鉄道会社です。
主力の運輸事業の他にも、生活サービスに関する事業も幅広く行っており、多くのグループ会社も抱えています。
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東日本旅客鉄道(JR東日本)の歴史
東日本旅客鉄道(以下JR東日本)は、1987年の旧国鉄分離・分割で誕生しました。当初は特殊法人だったのですが、1993年に株式を上場。
さらに、2002年に政府が保有していた株式を売却し、完全民営化をし、名実ともに私鉄会社になりました。
JR東日本といえばJR北海道などの経営が苦しいところとは違い、赤字路線などは皆無のようなイメージがあるかもしれません。
しかし、その民営化から現在に至るまで「会津線」、「木原線」、「真岡線」、「長井線」、「足尾線」を廃止し、逆に東北新幹線や上越新幹線、北陸新幹線などの新たな路線を開設してきました。
さらに生活サービスなどに事業を拡大することで経営を安定させてきました。とりわけ2001年に登場したSUICAは生活者の利便性を大きく上げることになりました。
2011年に起こった東日本大震災によって、JR東日本も大きな経営上のダメージを受けましたが、現在の業績は堅調で、JR東日本の経営力の強さをみせています。
JR東日本の会社概要
社名 | 東日本旅客鉄道株式会社 (East Japan Railway Company) |
本社所在地 | 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 |
設立 | 1987年4月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 冨田哲郎 |
資本金 | 2,000億円 |
主要子会社 | ジェイアールバス関東 ジェイアール東日本建築設計事務所 |
JR東日本新卒採用2つの道
JR東日本の新卒採用には、「ポテンシャル採用」と「プロフェッショナル採用」という大きく分けて2つの道ががあります。
簡単にいえば、総合職と現業職という感じです。キャリア組、ノンキャリア組という区別もできるでしょう。
ただし、総合職として入社しても、現場経験を積むために駅員などの仕事をする場合もあるでしょう。
逆にポテンシャル採用となっても、将来総合職として活躍する場合もあります。
しかし、その出世スピードは異なるでしょう。
JR東日本のホームページの採用関係のページには、昇進に関してこのような記載が一応あります。
JR東日本は試験による昇進制度をとっており、あくまで個人の努力と成果次第となります。
個人の努力と成果次第ということですが、やはりポテンシャル採用のほうがすでにその資質を認められて入社しています。
したがって、その評価は高いですし、逆にプロフェッショナル採用であれば、そのマイナスを補うほどの努力が必要でしょう。
ポテンシャル採用が毎年100名足らずの人しか採用しないのにも関わらず、プロフェッショナル採用は1000人以上を採用するのも、ポテンシャル採用が選ぶべき人を厳しく精査しているからです。
JR東日本の採用職種
JR東日本の新卒採用では、ポテンシャル採用とプロフェッショナル採用ごとにそれぞれ採用職種があります。
ポテンシャル採用6つの職種
ポテンシャル採用には次の6つの職種があります。
- 営業・事業企画
- 列車制御システム・エネルギー・情報通信
- 輸送・車両・機械
- 保線・土木・建設
- 建築
- IT・情報システム
いずれか1つを選んで応募することになります。
採用ページには、あたかも学歴不問のような記載がありますが、実際には有名難関大学卒業者や大学院卒業者が大半を占める状況になっています。
プロフェッショナル採用5つの職種
プロフェッショナル採用には次の5つの職種があります。
- 駅・乗務員
- 列車制御システム・エネルギー・情報通信
- 輸送・車両・機械
- 保線・土木・建設
- 建築
技術系の職種でポテンシャル採用とプロフェッショナル採用で同じ名称の職種がありますが、そこにも現業と非現業という仕事内容の違いも自ずと出てきます。
JR東日本の採用情報
JR東日本新卒採用情報
https://www.jreast.co.jp/recruit/student/
JR東日本社会人採用(正社員)採用情報
https://www.jreast.co.jp/recruit/society/index.html
JR東日本ポテンシャル採用(経験者)
https://www.jreast.co.jp/recruit/experience/index.html
JR東日本インターンシップ
https://www.jreast.co.jp/internship/index.html