大林組は大手ゼネコン5社のうちの一角である巨大企業です。
大手ゼネコンは、スーパーゼネコンともいわれますが、2015年の売上高では、大林組は1兆7778億円でトップに立ちました。
大林組といえばもともとは大阪で創業し、関西が地盤のゼネコンで1892年に大林芳五郎が創業をしました。
そのため、東京での知名度はそれほど高くありませんでしたが、東京スカイツリーの工事を受注したことにより一躍東京だけでなく全国的にも知名度を上げました。
また本店を大阪から東京へ移して東京での受注獲得を伸ばし、ついに売上高トップの座に君臨をしました。
大林組の歴史
1892年に大林芳五郎が創業をしたのですが、店名が大林組となったのは1904年。初代通天閣を建築したことでもい知られ、関西私鉄の鉄道工事を受注することで大きく成長をしました。
大林組はたしかに大阪が創業で、関西で成長を遂げたましたが東京への進出も意外にも早く、1911年の東京中央停車場(東京駅丸の内本屋)の工事に従事しています。
関東大震災では、東京駅や日本興行銀行本店などの大林組施工の著名な建築物の被害の損傷が少なく、その名を広げることになりました。
戦後沖縄米軍基地工事で米国式の技術や経営を学び、その後の大林組の発展への一つの大きな収穫でもありました。現在も優秀なコスト管理は定評があります。
創業から長く大林家が社長を歴任していましたが、1989年に初めて大林家と血縁関係のない津室隆夫氏が就任。現在でも大林家は経営に影響力を持っています。
大林組施工の代表建築
大林組施工の代表的な物件を抜粋して紹介します。
- 明石海峡大橋
- イオンレイクタウン
- イオンモール幕張新都心
- 梅田阪急ビル(新ビル)
- 梅田スカイビル
- 大阪駅改良・新北ビル開発(JV代表)大阪市庁舎
- 大阪城(復興天守)
- 大阪証券取引所(JV代表)
- 大阪ドーム(JV代表)
- 大阪府咲洲庁舎(JV代表)
- 表参道ヒルズ
- キャナルシティ博多
- 京都駅ビル(JV代表)
- 神戸空港造成工事
- 新宿タカシマヤ・タイムズスクエア(JV代表)
- 東京駅丸の内駅舎(赤レンガ駅舎)
- TBS赤坂五丁目再開発(JV代表)
- 東京スカイツリー
- なんばパークス(JV代表)
- 阪神甲子園球場
- 丸の内ビルディング(JV代表)
- 六本木ヒルズ森タワー(鹿島とのJV)
- 三重県庁舎
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- ららぽーと甲子園
大阪創業ということで、関西のビッグプロジェクトには強く、関西国際空港や明石大橋などに携わってきました。また、関西以外でも、羽田空港沖合展開事業、東京湾横断道路などの国家的な大型プロジェクトにも携わっています。
大林組の会社概要
社名 | 株式会社大林組 (OBAYASHI CORPORATION) |
本社所在地 | 東京都港区港南2丁目15番2号(品川インターシティB棟) |
創業 | 明治25年(1892年)1月 |
設立 | 昭和11年(1936年)12月 |
代表者 | 大林剛郎(代表取締役会長)
白石達(代表取締役社長) |
資本金 | 577.52億円 |
コーポレートメッセージ | 「時をつくる こころで創る」 |
大林組採用情報
株式会社大林組 新卒採用情報 (公式ホームページ)
https://www.obayashi.co.jp/recruit/shinsotsu/
採用情報|大林組
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