公立の幼稚園の園舎といえば、一部を除けば似たような感じでそれほど印象に残るものはありませんよね。

 

ただ、最近では個性的な建築の幼稚園も増えてはいます。

 

そんな個性的な幼稚園で過ごすことができれば、将来大人になって幼稚園に訪れてみると、当時の記憶がよみがえりやすいかもしれません。

 

大阪市にある「愛珠幼稚園」は、とても幼稚園とは思えないような外観で、こんなところで幼少時代を過ごすことができればという気にさせてくれます。

 

 

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大阪の愛珠幼稚園は現存する最古の木造園舎

 

大阪市立愛珠幼稚園現存する幼稚園としては、大阪府内で最も長い歴史を持ち、日本でも2番めに長い歴史を持ちます。

 

ちなみに日本最古の歴史を持つのは、お茶の水女子大学附属幼稚園で、1876年(明治9年)に開園しました。

 

大阪市立愛珠幼稚園は、1880年(明治13年)ですから、遅れること4年で開園したということですね。

 

お茶の水女子大学附属幼稚園といえば、この方が卒業したことでも知られています。

 

さて、大阪市立愛珠幼稚園の凄い点は、長い歴史もさることながら、その建物の価値です。愛珠幼稚園は現存する木造幼稚園園舎では、最も古いものになります。

 

 

とても幼稚園の園舎には見えません。

 

大阪市立愛珠幼稚園の園舎は2007年に国の重要文化財の指定を受けました。園舎のお隣には緒方洪庵が開き、福沢諭吉も学んだ「適塾」があります。

 

こちらが重要文化財に指定された証です。

 

場所はここになります。

 

地下鉄と京阪電鉄の淀屋橋駅と北浜駅の間くらいになります。先日紹介し三菱東京UFJ銀行大阪ビルの建替工事現場もすぐ近くになります。中之島からも近いのでいろんな見どころがあります。

 

三菱東京UFJ銀行大阪ビル建替の建設状況 御堂筋の高さ規制緩和とは?

 

なお、園舎の前にはこのような建碑があります。

 

「銅座の跡」です。

 

銅座とは、

江戸時代、銅はわが国の重要な輸出品であった。銅座(明和3年1766、設置)の役割は、まず銅山からの荒銅を当所で買上げ、当時大坂で技術を競っていた銅吹仲間に精練させ(住友銅吹所の項参照)、それを集荷して海路長崎へ回送するものであった。また銅の密売を防ぐため古銅類買上げの精細な規定がつくられ、銅器の破片に至るまで銅座が管理した。

出典 銅座の跡 – 大阪市

 

適塾や日本最古の幼稚園園舎と合わせて歴史を感じますよね。

 

園舎ですが側面から見るとさらに趣を感じます。

 

超高層マンションとのコントラストがなんとも不思議な感じです。

 

最近は「職住近接」や「まちなか居住」を考える人が多いですが、都心に居住しこのような歴史ある幼稚園に我が子を入学させるのもさまざまな刺激がありそうです。