ラグビーワールドカップで、日本代表がランキング2位のアイルランドに歴史的勝利。
前回のワールドカップで南アフリカを倒して、世界中をアッと驚かせましたが今回のワールドカップでもかなりの衝撃を世界に与えています。
都市生活ラボもスコットランドには良い勝負をしても、アイルランドにはちょっとキツイかなと思っていたのでこの結果には驚きです。
これで目標の8強以上も見えてきたわけですが、日本代表の活躍によってラグビーのにわかファンも増えている様子。
このまま人気をキープして、ラグビーはサッカーや野球と並ぶようなメジャースポーツになっていくのでしょうか?
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ラグビーワールドカップのチケット販売は好調
ラグビーワールドカップのチケット販売ですが好調に推移しており、大会前にすでに9割以上を販売していましたが、現在は97%とほぼ完売状態。
日本戦はもちろんのこと、それほどメジャーでない国同士の試合でも売れているのはスゴイですね~!
ワールドカップは、首都圏だけでなく集客が劣る九州や静岡などでも開催をしていることを考えるとスゴイです。
実は都市生活ラボも、チケットをすでに購入をしていた試合を2回ほどリセールに出しましたがすぐに購入者が現れるほどの人気ぶりです。
用事によって行けなかったですが、そんなプラチナチケットを売るのもなかなか辛いものがありました^^;
日本代表の活躍によってさらに人気に拍車がかかり、多くの人がチケット販売ページを何度もチェックしているかもしれませんね。
テレビの視聴率は?
スタジアムの観戦だけでなくテレビの視聴率はどうかと言うと、開幕戦の日本対ロシア戦は、平均視聴率が18.3%、瞬間最高視聴率が25.5%という数字(関東地区ビデオリサーチ調べ)。
ラグビーワールドカップの日テレ視聴率18.3%、瞬間最高25.5%!
ファン以外の人にたくさん興味持ってもらえたのが凄い!舘さん、櫻井くん、上田さんめちゃくちゃPRしてたし嵐ファンも必死にラグビーのルール覚えたよ。日テレやスポンサー、地域の人もみんなで盛り上げてた。東京オリンピックに繋がる!
— 湖はる (@river37cats) September 24, 2019
サッカーの代表戦を考えると物足りない数字に思うかもしれないですが、この数字はどうなのでしょうか?
日本戦以外だと、事実上の決勝戦とも評判のオールブラックスと南アフリカの試合は、やや期待はずれという意見もあります。
ビデオリサーチ更新。
ラグビーワールドカップNZ対南アは視聴率12.3%で、ワールドカップバレー日韓戦と並ぶ。うーん、これってちょっと期待外れな数字だな・・・
— 今宵のBBCワールド視聴者 (@Bbcbuta) September 26, 2019
世界の注目からすると、ちょっと視聴率が低いですかね。
また、こんな考察をされている方も。
「ラグビーワールドカップ(RWC)2019」が始まった。
20日の開幕戦の世帯視聴率は16.5%、個人視聴率だと10.0%ちょうど。この数字を過去2年の主な単一種目の国際大会で比較すると、かなりの好成績となる。
⚽️48.5%
⚾️25.8%
🏊♀️11.9%
🥋10.0%
🏐8.8%— きり (@k_k_tora) September 24, 2019
このツイートによると、サッカーや野球には劣るものの水泳や柔道のようなオリンピックの人気種目にも匹敵する数字です。
今でこそ高視聴率を連発するサッカーですが、昔はこんな状況もあったのです。
そういえば、まだサッカーがワールドカップですら視聴率が取れなかった頃、決勝戦の中継になぜか王貞治を呼んできたことがあったっけ。王貞治さんは悪くないが、僕はまだ15歳ぐらいだったと思うがサッカー好きになり始めた頃で衝撃を受けた記憶がある。今思い返すと屈辱だが。 https://t.co/Fa67qAQBUB
— なべ@単なる労働者 (@nabbychan) September 20, 2019
実況者が「野球に例えると」、「エースで4番みたいな選手」なんてフレーズを語っていたような記憶も…。
サッカーにもそんな時代があったわけですから、ラグビーだって野球やサッカーに負けないぐらいのメジャースポーツになる可能性はありそうですが、どうなのでしょうか?
ラグビーがメジャースポーツになるための壁
ラグビーがメジャースポーツになるためには、大きな壁が立ちはだかります。
大きな壁として、競技人口の少なさとルールの難しさがあるのではないかと思われます。
競技人口の少なさ
日本でのラグビーの競技人口はまだまだ少なく、あまり普及をしていないのが現状です。
2018年のデータですが、日本の競技人口は108,796人という数字があります。
この数字を日本ラグビー協会は2019年に20万人にすることを目標に掲げていたのですが、2015年の115,205人から2018年108,796人となんと6,400人ほど減っています(*_*)
前回もワールドカップで一時的な人気で競技人口が増えたのでしょうか?
高校ラグビーでもずいぶんと前の話になりますが、私の知り合いから聞いた話によると、島根県はいきなり決勝だったそうです(笑)
その後江の川高校(現在の石見智翠館)が出場する事になり、その後は花園常連校に。
日本開催のワールドカップで否応なしに注目されるので、今後は人気で競技人口が増えるでしょうが、その数字の推移が気になるところです。
ルールの難しさ
ラグビーのルールは難しいといわれがちです。たしかに簡単ではありませんが、それほど他のスポーツと比べて難しいというわけではないのですが。
難しく思われる理由ですが、競技人口ともダブりますが実際に体験した人が少ないため、なかなかイメージがわかないのもあるでしょう。
また、反則の種類も多いし、観ている側から見えにくという側面もあるでしょう。
FWがラックの状態で密集すると、その中で何が起こっているかはなかなか見えにくですからね!
ラックでボールを手で掻き出すと「ハンド」という反則なりますが、そもそもラグビーって手を使うスポーツじゃないの?なんて混乱をしますよね。
ワールドカップ後のラグビー人気は?
ルールの難しさがあってなかなか人気が向上しないラグビーですが、日本ラグビーフットボール協会やテレビ局も、試合中のルールをわかりやすくして普及に努めています。
ワールドカップ自国開催によって、わかりやすくルールを紹介した書籍もずいぶんと見られますしね。
現在ラグビーのトップリーグでは、元オールブラックスのスーパースターのダン・カーターに代表されるスーパープレイヤーが世界中からたくさん参加しています。
ワールドカップのスーパープレイヤーに魅了された人たちが、トップリーグにも再び注目をしてくれるのではないかと思います。
マスメディアも含めて。
今回のワールドカップで見られるように、サッカーのスタジアムをそのままラグビーの試合に活用をしています。
スタジアムの有効活用のためや、地域活性化にもラグビーが普及することは大きな意義があります。
企業や自治体も今回のワールドカップ人気に便乗し、サポートを厚く行えば、ラグビーがメジャースポーツとなる時もそう遠くはないかもしれません。