大阪や名古屋など東海道新幹線や羽田空港を利用する人にとっては、品川駅周辺のホテルは便利に宿泊できます。
品川駅のホテルというと、品プリとも呼ばれる品川プリンスホテルが有名ですよね。
品川プリンスホテルといっても、いくつかのホテル棟に分かれているのですが、今回Nタワーに宿泊をしました。
Nタワーの特徴は、宿泊者全員が利用できるビジネスラウンジ。
「クラブラウンジ」とは全く別物という予想はできるものの、どんなものかを確かめに泊まってみました。
品川プリンスホテルの基本情報
品川駅周辺には、「品川プリンスホテル」、「高輪プリンスホテル」、「新高輪プリンスホテル」というプリンスホテル系のホテルが集積しています。
利便性を考えると品プリが一番!
高輪も新高輪も微妙に駅から遠いし、ちょっと坂になっていて歩くと楽ではないです^^;
品川プリンスホテルといっても、下記のようなホテル棟に分かれており、それぞれ特徴があります。
- イーストタワー(旧本館)
- Nタワー(旧別館、ノースタワー)
- メインタワー(旧新館)
- アネックスタワー(旧エグゼクティブタワー)
品川駅高輪口からすぐの立地で、特に京急からはすぐという立地で便利です。羽田空港からのアクセスの良さが特に光りますね。
品川プリンスホテルは宿泊だけでなく、レストランや飲食店は当たり前ですが、ボーリング場や水族館、テニスコート・ゴルフ練習場や映画館などさながらひとつの街のような感じ。
賑やかなイメージがある品プリですが、Nタワーに関してはレストランや飲食店もなく、ほとんど宿泊者オンリーという空間。
ホテルでゆっくりと仕事をしたかったり、静かに過ごしたいという人にとっては、Nタワーが優れいてるでしょう。
Nタワーとは?
品川プリンスホテルNタワーは全257室とそれほど規模は大きくありません。
品プリというと、国内でも最大級の客室数を誇る巨大ホテルをイメージしますが、Nタワーに関してはそんなイメージとはだいぶん異なります。
2013年に現在の「Nタワー」としてリニューアルされたのですが、「アクティブワーカーの3rdプレイス」をコンセプトにしています。
ちょっとわかりにくいですが、簡単にいうと「場所を選ばず働けるようなノマド的ビジネスパーソンの、家と職場以外の居心地の良い空間」という感じでしょうか。
Nタワーの「N」には、次のような意味がこめられているそうです。
- 「Near/Neighbor(駅からのアクセス)」
- 「North Star(北極星のような道標的存在)」
- 「Network(人との繋がり)」
駅からのアクセスの良さは確かにそうですし、ラウンジがウリであることから人との繋がりも理解できます。
ただ、道標的存在、しかも北極星となると、ちょっとどうですかね?(笑)
Wikipediaによると、おそらくリニューアル前だと思うのですが、広島東洋カープの常宿だったということです。
カープの東京遠征の際に使われていたから、緒方や新井さん、もしかして金本などとバッタリと会うことができたかも。
もっと後の時代か前の時代かわかりませんが(汗) 北別府、山本浩二や衣笠だったりして。
とにかくNタワーはそんなホテルです。
Nタワーに宿泊した
今回宿泊者全員が利用できるラウンジや朝食の「N’s MORNING」に特に興味があったので、品川プリンスホテルNタワーに宿泊してみました。
チェックインはフロントもありますが、自動チェックインもできます。
都市生活ラボは楽天トラベルで予約をしましたが、公式サイトからの予約でなく代理店経由でも自動チェックインはできました。
また、チェックイン前やチェックアウト後には無料でコインロッカーを利用できるといううれしいサービスも。
※ロッカーサイズ:W306 × D575 × H774mm
もちろん普通のホテルでも、フロントで頼めば荷物を預かってくれますが、ロッカーの利用は気を使わないから良いですね!
客室の様子
Nタワーの客室の様子です。今回はセミダブルに宿泊しました。
客室はビジネスホテル並みに狭いです。ただ、クオリティはシティホテルは随所に感じます。ベッドは最近多いシモンズ製です。
その一つがこのワイドデスクでしょう。ラウンジに行かなくても、ここで仕事をするのも良さそうです。
6口分のコンセントがあり、携帯充電器(各種対応)もあります。
バスルームは残念ながらユニットバスタイプ。「ラージツイン」や「コーナーツイン」の一部が独立タイプのバスルームですが、基本はユニットタイプです。
しかもちょっと狭いですね。ゆったりとくつろぎのバスタイムというわけにはいきませんね。
シャンプーやボディソープです。良い香りがしました。
少し残念な点もある客室ですが、コンパクトながら快適ではあります。
Nタワービジネスラウンジの様子
Nタワーの最もセールスポイントになるラウンジ。宿泊者全員が利用することができます。
営業時間は、8:30A.M.~10:00P.M.。ただし、6:30A.M.~9:30A.M.については、N’s morning(軽食)営業時間になります。
ラウンジの利用は、Nタワー宿泊者は1回の利用4時間まで無料で、滞在中は何回も利用ができます。
さらに、滞在のチェックイン前、ご出発の後でも当日のビジネスラウンジ営業時間内にて何回でも利用できます。
なお、宿泊者の同伴者は1時間¥1,000で利用することができますが、近くのカフェを利用する方が良いでしょうかね。
ラウンジのエントランス付近の様子です。少しカジュアルですがなかなか良い雰囲気です。
ラウンジの内部の様子。夜9時頃だったせいかゲストはあまりいませんでした。
空港のカードラウンジと似た雰囲気です。アルコール類はなく、ソフトドリンクのみが提供。この時間ではサプリメント・ドリンクはありませんでした。
クッキーなどのお菓子も訪れた時間にはありませんでした。情報では朝食時間以外では、ちょっとしたスナック類があるみたいでしたが、夜にはなかったです。
元々はスナック類もあるが、ちょうどこの時たまたまスナックがなかったのかは、はっきりしません。
飲食を考えるとクラブラウンジとは全くの別物ですが、宿泊者全員が使えるラウンジなので当然といえば当然。
もちろんWifiは無料。コピーも無料で利用できて、座席は半個室のようなタイプ集中ブースもあります。
大きなテーブルもあり、グループで打ち合わせもできてコワーキングスペースのようなイメージです。
朝食N’s morningの様子
品川プリンスホテルNタワーでは宿泊者全員に「N’s morning」という朝食が無料でセットになっています。
提供時間は、6:30A.M.~9:30A.M.です。宿泊者以外は利用をすることができません。
ビュッフェスタイルですが、全10品+ドリンク12品と品数は少なく、軽朝食という位置付け。
ウィンナーやスクランブルエッグなど、朝食バイキングの定番料理があります。ウィンナーは途中ベーコンに変わっていました。
左の飲み物はわかりにくいですがミルクです。野菜をたくさん食べたかったのですが、画像のものはあまり好きな味ではなかった。
野菜サラダがあると良いのですが、サプリメント・ドリンクやシリアルで栄養をカバーするという感じです。
サプリメント・ドリンクのマルチビタミン60%は、11種類の果物に11種類のビタミンを添加し、不足しがちな栄養成分をおいしく補給できる栄養機能食品です。
「N’s morning」でアピールポイントになるのがベーグル。その他パンは、クロワッサンやミニデニッシュ食パンなどもありました。
ベーグルは、「JUNOESQUE BAGEL 自由が丘店」 より提供されています。
「JUNOESQUE BAGEL 」は、かつて阪急百貨店うめだ本店にも出店されていましたが、今は撤退しています。
もちもちとしたベーグルで美味しいです。個人的にはベーグルよりは他のパンのほうが美味しかったですが。
品川プリンスホテルNタワーは、便利で快適。サービスも良かったのでまた泊まりたいホテルになりました。