叡電と呼ばれる京都の叡山電鉄に新観光用車両「ひえい」が3月にデビューします。
叡電の観光用車両といえば、展望列車「きらら」があります。紅葉のシーズンは特に人気の列車で「もみじのトンネル」などを通り素晴らしい景色を堪能でき人気です。
観光で利用することが多い叡電ですが、新たに新観光用車両「ひえい」がデビューすることになり、その斬新なフォルムが話題になっています。
比叡山の観光に利用したい「ひえい」ですが、お得な切符を使ってコスパ良く旅を楽しみましょう。
叡電の新観光用車両「ひえい」が3月デビュー
京都の出町柳駅から洛北の観光に便利な叡山電鉄(通称叡電)の新観光用車両「ひえい」のデビューが、今年2018年3月21日(水・祝)に決まりました。
「ひえい」の印象はとにかく斬新。
叡電の2つの終着点にある「比叡山」と「鞍馬山」の持つ神秘的な雰囲気や、時空を超えたダイナミズムといったイメージを「楕円」というモチーフで大胆に表現しています。
南海電鉄のラピートもその個性的な表情が印象的ですが、「ひえい」も負けないほどの姿をしています。
インスタ映えもしそうですし、多くの人がカメラにその姿をおさめるのではないでしょうか。
川崎重工兵庫工場で「ひえい」が走る姿の動画です。実物は写真以上にインパクトがあります。
【改造ひえい!構内輸送動画!!】
叡山電鉄観光列車700系732号車
川重兵庫工場南工場→北工場に移動してるよ(*´∀`)♪2018.1.24 pic.twitter.com/YOuYIyG2Wj
— 初東京観光@川重兵庫 (@bandjazz) January 24, 2018
「ひえい」の外観と内装
叡電の新観光用車両「ひえい」の外観イメージです。車両前方と窓や扉の楕円がインパクトがありすぎます。
出典 叡山電鉄株式会社
車内内装の様子。色は渋い緑が基調でシックな感じです。観光用車両ですがクロスシートではなくロングシートです。とはいっても乗車時間が15分ぐらいなのでロングシートで十分でしょうが。
出典 叡山電鉄株式会社
ロングシートですがバケットシートを採用していますので、乗り心地は良さそうです。LEDダウンライトを採用し非日常感を演出。
観光用車両ですが、特別運賃はなく乗車券だけで利用できるのはうれしい点です。
運行区間は叡山本線 出町柳駅~八瀬比叡山口駅間で、3月21日デビューで火曜日を除く毎日運行をされます。
お得な切符で比叡山を観光
出町柳駅から八瀬比叡山口駅に向かう「ひえい」ですが、世界遺産の延暦寺がある比叡山を楽しむことができます。
八瀬比叡山口駅から叡山ケ―ブル・ロープウェイに乗り換え比叡山山頂へと向かいます。比叡山には見どころもたくさんありますし、途中バスの他そのまま琵琶湖や坂本にでるなら坂本ケーブルを利用することになります。
いろんな乗り物を利用しますし、お得な切符なら区間内の乗り物が乗り降り自由になりますし、お得な価格に設定をされています。
現在比叡山は冬期ということもあり、観光のオフシーズンでお得な切符の販売はありません。
2017年の場合、「世界遺産 比叡山延暦寺巡拝チケット(比叡山延暦寺巡拝券付)」、「比叡山 延暦寺入山きっぷ(比叡山延暦寺巡拝券付)」が期間限定で販売をされていました。
例えばで「世界遺産 比叡山延暦寺巡拝チケット(比叡山延暦寺巡拝券付)」はフリー区間がこんなにたくさんあります。
- 京阪全線(男山ケーブル・大津線を含む)
- 叡山電車 出町柳~八瀬比叡山口
- 叡山ケーブル・ロープウェイ全線
- 比叡山内シャトルバ 全線
- 比叡山ドライブバスロテル・ド・比叡~山頂
- 坂本ケーブル全線
- 江若交通京阪坂本駅前~ケーブル坂本
- 京都市営地下鉄三条京阪~御陵
かなり太っ腹です。観光をせずに乗り物に乗りまくりたいという人ならお得すぎる内容です。コレだけのフリー区間があって料金は大人3,300円、子ども1,650円でした。
休みがなかなか取れないので1日でできるだけたくさん回りたいという人なら、このお得な切符は最適です。
フリー区間が比叡山だけに限定されないので、京都の他の見どころとあわせて観光プランを立てることもできます。
とはいっても比叡山自体に見どころが多いので、比叡山だけでも時間が足りないという感じになりがちです。
お得な切符は春夏秋冬のシーズン毎にJR西日本が販売する「関西ワンデイパス」も利用できる場合があります。
「関西ワンデイパス」はJR線を主に利用できるお得な切符ですが、JR線に加えて京阪・南海・近鉄の大手私鉄とも連携をしており、私鉄のある区間も引換券を利用してフリー区間がセットになります。
この「関西ワンデイパス」でも時によっては比叡山がフリー区間になる場合があります。
料金は3,600円ですが、関西圏の対象区間のJR線の普通列車が乗り降り自由になりますので、こちらの方が利用価値が高いという場合も多いでしょう。
2018年の比叡山へのお得な切符の情報はまだ発表をされていませんが、昨年とそれほど変わらない内容になるのではないかと予想をしています。
関西ワンデイパスについては、比叡山がフリー区間に入るのなら、いずれかのお得な切符を使って比叡山を満喫してみましょう。新観光用車両「ひえい」に乗って。