新幹線は飛行機と異なり街中の便利な場所から乗り降りできるのが大きなメリットです。
飛行機のように空港によっては、バスでかなりの時間を移動しなければならないとけっこう疲れます。
便利な新幹線ですが、大型スーツケースを持つ場合は少し考えてしまいます。
新幹線は飛行機のように荷物を預入することができないため、置き場所に悩んでしまいがちです。
新幹線に乗る時に、大型のスーツケースはどこに置けば良いのでしょうか? 他人の迷惑を考えて必ず足元に置くべきなのでしょうか?
新幹線はどんなに大きな荷物を持ち込めるわけではない
飛行機を利用する場合には、機内に持ち込む手荷物だろうが、預入する荷物だろうがサイズや重さなどの厳しい規制があります。
特に最近はLCCを利用する人が多いですが、特にLCCは荷物の制限について厳しいです。
運賃は安かったものの、荷物を預入することで思わぬ出費が必要となり、結果的に新幹線を利用する場合とたいして料金が変わらなかったという経験を持つ人もいるでしょう。
これではせっかく節約をしようとLCCに乗ったのに、疲れただけ損した気分になりますよね。
その点、新幹線には乗車する際に荷物検査がありません。ですからどんな大きな荷物でも車内に持ち込めると思われるかもしれませんが、
しかし、JRの規定では新幹線にも荷物の持ち込み制限が以下のようにあります。
タテ・ヨコ・高さの合計250cm(長さ2メートル)まで、重さは30キロ以内を2個まで
個数は2個までですが、ハンドバックや傘などの手回り品は個数に含まれません。
では大型のスーツケースはどうなのかというと、よほど重い物が入っていない限りは問題なく車内に持ち込むことができます。
トレーングに使うため、重いダンベルなどをスーツケースに入れるなんてことをすれば重さ制限に引っかかるでしょうが(^_^;)
まあ普通の旅行の荷物であれば大丈夫な重さです。
大型スーツケースは新幹線の車内に規則としては持ち込むことができるのですが、その置き場所をどこにするかは悩ましいところです。
網棚の上は?
新幹線の荷物を置く場所というと網棚の上が思い浮かぶでしょうが、大型のスーツケースは置くことができます。
網棚の上はそれほど大きなスペースがないので、大型のスーツケースははみ出してしまい、下へ落ちてしまいます。
人に当ってケガをするので絶対に乗せようとするのもやめましょう。
網棚の上に置けるとなると、せいぜい飛行機の機内手荷物サイズ内のスーツケースぐらいですかね。サイズによって安定しないなと思えば、網棚に乗せないほうが良いでしょう。
特にハードケースの場合、落ちて人の頭に当たるなどをすれば、それこそ大ケガになる恐れがありますからね。
足元に置く
新幹線の足元は飛行機の普通席と比べると格段に広いです。
ですから、足元にスーツケースぐらいなら置くことは可能です。ただし、大型のスーツケースの場合は足元のスペースがほとんどなくなってしまうような場合もあり、とても居心地が悪くなるかもしれません。
大きな荷物によって、前の席の人がリクライニングができないなんてことがあれば、ちょっと迷惑をかけるかもしれません。
また、足元にスーツケースを置く場合は、できれば指定席で窓側を取りたいところです。
足元のスーツケースで隣の人の通路をふさぐことになり、隣の人がトイレなどで通る時に邪魔になるからです。
一番ベストは車両最後尾の座席の後ろ
大きなスーツケースの一番ベストの置き場所は、車両最後尾の座席の後ろです。
車両最後尾の座席の後ろには少しスペースがありますので、スーツケースを置くことができます。
指定席を取る場合は、大型のスーツケースがあることをみどりの窓口で告げて、車両最後尾を狙いましょう。
車両最後尾の席でなくとも、その場所にスーツケースを置くこともできますが、場合によっては席に座っている人のリクライニングを邪魔するかもしれないからです。
自分が最後尾の席に座れば、リクライニングができなくても我慢をすれば良いわけですからね。
ただし、車両最後尾座席はスーツケースや自転車など大きな荷物を持っている人が同じように狙っていますので、座席を取れない場合もあります。
そんな場合は、車両の一番前の窓側の座席もオススメです。
車両の一番前なら前の人の座席のリクライニングを邪魔することもありませんし、少しスペースも広くなっています。
車両の一番前の座席も開いていないとなると、別の時間の新幹線の空席状況を確認してみるか、窮屈なのを我慢して足元におくことになるでしょう。
新幹線は速くて便利なのですが、大型のスーツケースを持ち込む場合は、多少面倒ですが早めの予約で車両最後尾の座席をおさえてしまうのがオススメです。