USJの勢いはとどまるところを知らず、日本全国からだけでなく海外からも多くの人を誘引しています。
遠方からUSJを楽しむためには、朝から晩までじっくり時間をかける必要があるため、近隣のホテルで宿泊すると便利です。
USJの低迷期には稼働率が上がらなかったユニバ周辺のホテルも、今では軒並み高稼働率を維持し、それどころか客室不足の状態になっています。
そのためホテル建設が中止した場所で再び新たなホテルが建設する事態にもなっています。
そんな中、今年2017年夏にはユニバーサルシティ駅直結の新たなホテルが誕生しました。それもUSJのオフィシャルホテル。
新たなホテルの運営は「カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント」。
近年になってカンデオホテルズとして全国各地に数多くのホテルを開発・運営を行っていますが、その実力はどうなんでしょうか?
ザ シンギュラリ ホテル&スカイスパ アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
「ザ シンギュラリ ホテル&スカイスパ アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が2017年8月にオープンをしました。
USJの6番目のオフィシャルホテルが誕生したわけです。
場所は、USJ最寄駅となるユニバーサルシティ駅直結の場所になるのでパークで遊ぶだけでなく、大阪の観光の拠点としても便利な場所です。
カンデオホテルズが運営
「ザ シンギュラリ ホテル&スカイスパ アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」という名称から「どこのホテル?」という印象を受けますが、運営はカンデオホテルズになります。
USJのオフィシャルホテルはカンデオホテルズ運営を除くと次の5つ。
- ホテル京阪ユニバーサル・タワー
- ホテル京阪ユニバーサルシティ
- ホテル近鉄ユニバーサル・シティ
- ホテルユニバーサルポート
- ザ パークフロントホテル ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
USJには「オフィシャルホテル」・「アライアンスホテル」・「アソシエイトホテル」の3つのクラスのパートナーホテルがあります。
その中でもオフィシャルホテルがもっともパークから最高ランクの位置づけを与えられているホテルになります。
ビジネスホテルチェーンのランキングでトップも
「カンデオホテルズ」というと、あまりビジネスホテルを利用しない人にとってはなじみのない名前かもしれません。
それもそのはず最初の出店が2007年という新興ホテルチェーンだからです。
現在では全国に10以上のホテルを出店し、さらに最近では大手デベロッパーが開発したビルにテナントとして入居するなどで出店を加速させています。
カンデオホテルズに関しては、都市生活ラボでも以前からこれらの記事で注目をしています。
メディアに話題にのぼる数と比例してか、ホテル利用者の評価も上々でこちらの雑誌の記事の「ビジネスホテルチェーンのランキング」では見事トップに輝いています。
料金高騰に不満の声 アパは評価落とした
ホテル Hotel 編 国内出張の味方はどこ?
詳しくは日経ビジネスの10月23日発売の最新号で読むことができますが、2位以下の有名チェーンに大差をつけての評価です。
評価される最大の要因としては、顧客満足度につながる3Bを軸にホテルを開発していること。
カンデオホテルズ独自の3Bとは、
- Bath:大浴場、水風呂、サウナ完備の「最上階スカイスパ」
- Breakfast:60 品目以上の日替わりの「健康朝食ビュッフェ」
- Bed:すべての客室に高級ベッドの「シモンズ」完備
この3Bは日本人のみならずアジアを中心とする訪日外国人にも受けいられる要素で、他のビジネスホテルチェーンもこの3Bを積極的に取り入れる所が多くなっています。
ホテルの様子
すでに開業をしている「ザ シンギュラリ ホテル&スカイスパ アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の様子です。
建物すべてがホテルではなく、「UDゆめ咲ビル」にホテルがテナントして入居することになります。
2~14階までがホテルで、15階~17階の上層階はブライダル施設「AVANCER LIAN OSAKA」が入居。
ユニバーサルシティ駅直結なので、駅を降りるとすぐホテルのエントランス。
ホテルフロントの様子。ロビーはそれほど広くはありません。
ビルの全景。手前の屋根の見えるのがユニバーサルシティ駅になります。
目玉はこの展望露天風呂もあるスカイスパ。
出典 ザ シンギュラリ ホテル&スカイスパ アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 公式
大阪ベイエリアもUSJ周辺はホテルの建設が進んでいますが、さらに南港まで建設ラッシュが波及すれば、ココからの眺めもさらに良くなりそうです。