大阪商工信用金庫の新しい本店ビルの建設は規模はさほど大きくないものの、話題性はかなり多いプロジェクトです。

 

場所は堺筋と本町通りが交差する場所で、地下鉄堺筋本町駅からすぐの立地で利便性は良好。

 

利便性の良さ以上に、その芸術面が目を引き、話題性があり刺激的なビルなのです。

 

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大阪商工信用金庫新本店ビル設計は安藤忠雄

 

大阪商工信用金庫新本店ビルの設計を任されるのは、安藤忠雄。日本が誇る世界的な建築家ですよね。

 

最近は新国立競技場問題で審査委員長を務めたこともあってか批判を浴び、少し影が薄くなりがち。

 

 

真相は当事者ではないので、定かではありませんが、他に私腹を肥やそうと悪巧みをした人はいくらでもいると思うんですが(・.・;)

 

何はともあれイエール大、コロンビア大、ハーバード大などの名門大学の客員教授を歴任した建築家の世界的な名声は何も変わらないでしょう。

 

大阪商工信用金庫新本店ビルは、あの安藤忠雄が設計するということで注目している人は多いのです。

 

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今井兼次の「フェニックス」を保存再生

 

大阪商工信用金庫新本店ビルは、元々あった本町ビルディングを取り壊し、新しいビルを建築します。

 

本町ビルディングには、モザイクタイル貼りのレリーフ「フェニックス」が屋上にありましたが、新ビル建設後も保存再生して存続することになります。

 

今井兼次といえば、アントニ・ガウディの研究などでも知られる建築家です。彼の作品にもガウディの影響を色濃く受けています。

 

そんなレリーフが堺筋と本町通りを交差する便利な立地から目にすることができるわけですから、注目度や期待感はとても高いです。

 

今後の再開発の手法としても、考えさせられるプロジェクトで安藤忠雄設計のビルとともに、都市生活ラボとしても大注目なのです。

 

大阪商工信用金庫新本店ビルの建築状況

 

大阪商工信用金庫新本店ビルは、当初は今年2017年5月末で完成する予定だったのですが、工事はおよそ半年程度遅れているような状況です。

 

この話題性と強烈なインパクのあるビルの建設の様子を見てきました。

 

設計は安藤忠雄建築研究所、施工は竹中工務店と芸術性が高そうなタッグです。

 

交差点の北東側から撮影。地下鉄堺筋本前駅の出口は目の前にあります。

 

ビルをもう少しアップで。

 

ビルの横の低くなっている部分に「フェニックス」が保存再生されることになります。

 

完成イメージはこちら。芸術性が高いビルで交差点のランドマークになりそうです。

出典 建設通信新聞公式記事ブログ

 

旧ビルの屋上にあった保存再生されるレリーフ「フェニックス」はこちら。

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出典 大阪市

 

早くその完成した姿が見てみたいですね。

完成物を見ることで、芸術品や旧建築物の保存再生の方法をなおいっそう考えさせられそうです。

 

「生きた建築ミュージアム大阪セレクション」

 

‘生きた建築’とは、「大阪の歴史・文化、市民の暮らしぶりといった都市の営みの証であり、様々な形で変化・発展しながら、今も生き生きとその魅力を物語る建築物等」をいう新しい概念です。

 

生きた建築ミュージアム事業として、貴重な建築物を見学できたり、イベントが開催されたりと、興味深い内容になっています。

 

とてもユニークな試みで、2017年日本建築学会賞を受賞しています。

 

生きた建築をつくりだしてきた大阪のいくつかの貴重な建築物を「生きた建築ミュージアム大阪セレクション」としてセレクトしています。

 

その中には、通天閣や梅田スカイビルをはじめ、大阪商工信用金庫新本店ビルもそのひとつとして選ばれています。

 

また2016年は、都市生活ラボでも、すでに紹介した「綿業会館」や「旧小西家住宅」が実際に見学することができました。

綿業会館は近代建築の会員制クラブの場 富裕層会員向けサービスの敷居の高さを実感

旧小西家住宅 町屋と超高層ビルが混在する大阪道修町は薬の街

 

今年2017年の開催は、10月28日(土)、29日(日)を中心に開かれる事になり、イベントや貴重な建築物の見学ができることになり、楽しみな事業です。

 

「生きた建築ミュージアム大阪セレクション」の異彩なもの

 

「生きた建築ミュージアム大阪セレクション」には、大阪を代表するような数々の名建築が選ばれているのですが、その中でも異彩なものといえばこちら。

 

喫茶マヅラです。

 

最近ではドトール、スタバ、タリーズなどの格安なカフェチェーンが街中に数多くありますが、このマヅラは昭和の香りが色濃く残る純喫茶です。

 

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純喫茶へ、1000軒 [ 難波里奈 ]
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ホットコーヒーの値段は250円。

 

場所が大阪駅前第1ビルの地下1階という便利な立地を考えると、よく経営が維持できるなという印象です。

 

この貴重な純喫茶には、以下のようにいくつかの決まりがあります。

 

  • 店内では仮眠、記帳、計算、事務、パソコン使用はできません。
  • 4人用テーブルを1人で使用すると500円。
  • 4人用テーブルを2人で使用する、または3人用テーブルを1人で使用した場合は300円。

 

まあ、これらは喫茶店の本来の使い方ではないということですね。高家賃の駅前で格安な料金を維持するためには、仕方ないのかもしれません。

 

「ノマド」利用はご法度になりますので注意が必要ですが、昭和を感じたい人にはオススメです。