田町駅というと山手線の駅の中でも、ちょっと地味な存在です。

最近の話題でも、隣接する品川駅やその間にできる品川新駅が大きく取り上げられるので、その影に隠れがち。

 

ただ芝浦の湾岸方面は高層ビルが林立する姿がすでに見られますし、さらに田町駅前でも「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」という再開発の工事が進んでいて、街が大きく変わろうとしています。

 

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田町駅駅前再開発「msb Tamachi(ムスブ田町)」の概要

 

田町駅駅前再開発「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の街区名称は「msb Tamachi(ムスブ田町)」。

「msb Tamachi(ムスブ田町)」は、2つの超高層ビルのオフィスと「プルマン東京田町」という高級ホテルの3つの複合施設で構成されます。

 

ちなみに「TGMM」とはこのプロジェクトに関わる東京ガス・三井不動産・三菱地所の頭文字をとっています。

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完成イメージはこんな感じ

出典 三井不動産株式会社

 

再開発の場所です。

出典 三井不動産株式会社

 

再開発計画の詳細はこんな感じになっています。

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【msb Tamachi(ムスブ田町) 全体事業概要】

計画地 東京都港区芝浦三丁目1番20ほか
交通 JR「田町」駅徒歩1分(駅直結)、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅徒歩3分
建物名称 msb Tamachi
田町ステーションタワーN
(スマートエネルギーセンター含む)
msb Tamachi
田町ステーションタワーS
プルマン東京田町
事業者 東京ガス株式会社 三井不動産株式会社・三菱地所株式会社
※プルマン東京田町はアコーホテルズが運営
敷地面積 約13,710m2 約11,660m2
延床面積 約152,800m2 約138,300m2 約11,000m2
規模 地上36階/地下2階 地上31階/地下2階 地上9階/地下2階
高さ 約180m 約170m 約50m
用途 事務所【4~35F】
店舗【1~2F】
地域冷暖房施設【B2F】
駐車場【B1F】
事務所【6~31F】
(オフィスエントランスは3F)
店舗【1~4F】
駐車場【B1F】
ホテル【B2F~9F】
設計監理 株式会社三菱地所設計・株式会社日建設計
外装デザイン KPF(Kohn Pedersen Fox Associates)
施工者 未定(スマートエネルギーセンターは清水建設株式会社) 大成建設株式会社
スケジュール 2017年夏 着工(予定)
2020年春 竣工(予定)
※スマートエネルギーセンターは先行して2015年10月に着工し、2018年春に竣工予定
2015年10月 着工
2018年5月 竣工(予定)
2018年秋 プルマン東京田町 開業(予定)

出典 三井不動産株式会社

 

170m~180mの超高層ビルが2棟と日本初出店となる高級ホテルの進出で、田町駅直結のロケーションを考えるとインパクトは大きいです。

 

 

「msb Tamachi(ムスブ田町)」の現在の様子

 

5月27日に「msb Tamachi(ムスブ田町)」の建設状況の様子を見てきました。

 

再開発の施設の配置図が張り出されています。

 

A棟・ホテル棟の建築計画。

 

南東側から見たA棟の様子。外観はかなり工事が進んでいます。

 

南西側から見たA棟の様子。タワークレーンが見えるのでまだもう少し高くなるでしょう。

 

北東側から見たA棟の様子。

 

生活支援施設。子育ての支援施設として利用されるようです。

 

B棟の建築計画です。ただ、B棟の建設工事はまだ本格的には始まっていないようです。

 

ホテル棟の北側からの様子。

 

田町駅は三田側と芝浦側でその違いが鮮明に

 

田町駅駅前の再開発も含めて、田町駅周辺で大きく変わっているのは湾岸側の芝浦口方面です。

 

芝浦口(南口)にしても、再開発の前はこんな感じだったんですが。

 

このような雑居ビルが解体され再開発が行われています。

 

一方三田口(北口)側はというと、自分は慶応のイメージが強いです。こんな商店街もあり学生街らしいです。

 

田町は駅の北も南も特定都市再生緊急整備地域

 

現在大きな再開発は、主に「都市再生緊急整備地域」や「特定都市再生緊急整備地域」で行われています。

 

都市再生緊急整備地域の範囲を見直しへ 新規指定や指定解除は?

 

これらの地域は、都市計画法の例外として様々な規制緩和を受けられるし、さらに、税制の優遇などの措置や、財政支援、金融支援なども受けられる場合もあるので開発が優先的に行われるのは当然です。

 

田町駅周辺は、駅の南も北も実はこの「特定都市再生緊急整備地域」に指定されています。

 

そのため、現在は芝浦方面が再開発の対象となっていますが、今後は三田口(北口)方面も再開発が進む可能性はあります。

 

ただ、慶応の学生たちとともにつくられてきた、商店街などの街にも再開発が波及するのは、貴重なものがなくなるという思いを持つ人も少ないでしょう。

下北沢駅の再開発 都市計画と街の個性維持の両立の難しさ

 

当面のところ湾岸地域での再開発が優先されるでしょうから、田町駅は北側と南側でガラッと変わった風景が広がりそうです。

 

 

田町駅の北と南との違いを見ると、「田町の成長曲線は東京で一番」というキャッチコピーも少しうなずけるような気はしますがね。