東京や大阪の都心部でのホテルの供給が不足しています。訪日外国人旅行者の急増によって、日によってはホテルを探すのに大変苦労した経験の人も多いでしょう。
また、需要に比べて供給が少ないため、宿泊費が高騰しています。
特に深刻なのは大阪です。以前は供給過多という状況もあり、価格競争が激しく宿泊費がリーズナブルだっただけに現在の高さは余計に厳しく感じます。
ただ、近年はホテルの開発が進み、徐々に供給量も増えてきそうな感じで、状況の改善が待たれます。
「ホテル京阪 淀屋橋」が2017年7月オープン
「ホテル京阪 淀屋橋」が2017年7月28日(金)にオープンします。
場所はココ
場所は京阪・地下鉄淀屋橋駅と京阪・地下鉄北浜駅の間でやや北浜寄り。
大阪のビジネス街の淀屋橋、本町にも至近ですし、大阪証券取引所もすぐ近くにあるので、特にビジネス客にとっては使い勝手の良い場所。
また、京都にも京阪電鉄で1本で行けますし、新大阪や関空へのアクセスも悪くありませんので観光目的の人でも利便性は悪くないはずです。
出典 ホテル京阪 淀屋橋
公式ホームページでは、サラリーマン金太郎の漫画を使って、このホテルの良さをアピールしています。なかなか面白いサイトです。
ホテル京阪 淀屋橋 公式ホームページ
https://www.hotelkeihan.co.jp/yodoyabashi/
このホテルのアピールポイントとしては、アクセスの良さに加えて、
- デュベスタイルとシモンズのマットレス
- 70種類の豊富なメニューとご当地グルメの朝食バイキング
などです。ゆっくり夜は休めて、朝はボリュームのある朝食でパワーアップできます。ご当地グルメはたこ焼きやおばんざいが紹介されています。
こんな感じの和モダンのデザインも好感が持てます。
出典 ホテル京阪 淀屋橋
現地へ行ったがホテルはほぼ完成
5月初旬に淀屋橋に行き、ホテルの様子を見てきましたがほぼ完成した状況です。残すところはホテルの前の植栽などを整備していました。
淀屋橋や北浜というと近代的なビルが立ち並ぶというイメージがあるでしょうが、周囲には「適塾」や「愛珠幼稚園」などの名所や古い貴重な建物もあり観光での見どころもあります。
相次ぐ都心部でのホテル出店計画
訪日外国人旅行客、特に中国をはじめアジア各国からのゲストが激増しています。
ホテル不足は、宿泊費の高騰につながりせっかくの日本へ来たいという人たちの意欲を削ぐ可能性もあります。
観光も他都市との競争にさらされていますし、交通費が高めの日本は余計に出費がかかりがちですから、あまり宿泊費が異常に高いのはよくありません。
また、日本のビジネス客や旅行者にとっても、今のようなホテルの予約が難しかったり、異常に高い宿泊費はゴメンですよね。
旺盛な需要に対応するために、東京や大阪などの都心部では特にホテルの出店計画が相次いでいます。また都心部周辺や京都などの観光地も同様です。
例えば話題のこのホテルも東京や大阪での出店計画があることが明らかになっています。
「変なホテル」、東京・大阪にも出店へ ロボットが接客
以前こんなニュースも紹介しました。阪神電鉄とJR西日本が初めて複合ビルの共同開発を行います。テナントは主にホテルになります。
オリンピックの開催年をにらんでさらに需要が増大しますので、そこを目指して続々と計画があります。
東急不/都市型ホテル全国展開へ/20年までに4300室めざす
20年に1万室目標/JR東日本グループ宿泊事業強化
日本の訪日外国人旅行客の伸びは少し鈍くなりましたが、それでもインバウンド需要が今後日本の成長を支えることは間違いないと思われます。
おもてなしのソフト面だけでなく、しっかりとハード面も整備して今以上の外国人が訪れるような環境づくりが大事でしょう。
[…] 7月オープン「ホテル京阪淀屋橋」はほぼ完成 ホテル不足の解消が待ち遠しい […]
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