「(仮称)神田錦町二丁目計画」は、東京電機大学神田キャンパスと神田警察署の跡地に行われている再開発です。

 

東京電機大学はかつてはここにあった神田キャンパスを本部としていましたが、現在は北千住に移転をしています。

 

理系単科大学ということもありますし、都心の真っ只中ということもあり、大学のキャンパスでは敷地はそれほど広くはありませんが、それでもかなりの規模になります。

 

跡地には住友商事が主体となる大規模な再開発が行われます。

 

再開発というとデベロッパーが主体となって行われるものとするイメージを持ちますが、総合商社が行う再開発もあります。

 

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「(仮称)神田錦町二丁目計画」は大規模な再開発

 

東京電機大学の神田キャンパスがあったぐらいですし、さらに加えて神田警察署の跡地も開発地になっているため「(仮称)神田錦町二丁目計画」はかなりの規模になります。

 

敷地面積は約1ヘクタールで総事業費は1000億円を超えるビックプロジェクトになります。

 

その完成イメージです。かなり寸胴なビルになります。

出典 住友商事株式会社

 

ビルは地上21階建て高さ約104m(最高部は約120m)ながら延床面積は約85000㎡もあります。

 

地図の中央が開発地になります。JRの駅からは神田も御茶ノ水からも少し距離がありますが、地下鉄では東京メトロの淡路町、新御茶ノ水、神保町、竹橋、都営新宿線小川町に囲まれた感じの場所です。

 

 

丸ノ内線、千代田線、半蔵門線、東西線、三田線、新宿線それぞれから乗換なしでアクセスができるので、いろんな地域から楽に行くことができます。

 

ラッシュはもちろん辛いですが(^_^;)

 

現地の様子

 

「(仮称)神田錦町二丁目計画」の2月中旬現在の現地の様子です。

 

逆光になりましたが、北西側からの様子です。

 

南西側からの様子です。周囲にはそれほど高いビルはありませんが、この辺りも将来的には高層ビルが立ち並ぶことになるかもしれません。

 

南東側からの様子です。工事完了は2020年の予定なのでまだまだこれからですね。

 

建築計画です。施工は大林組で建築主は総合商社の住友商事になります。

 

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総合商社と不動産・再開発事業

 

オフィスビルなどの再開発事業というとデベロッパーが開発主となって進められるイメージを持ちます。

 

神田から近い秋葉原でも住友グループのデベロッパー住友不動産が開発主となって再開発事業を行っています。

 

住友不動産「(仮称)外神田一丁目計画」の様子と秋葉原の無料Wifi

 

ヨドバシアキバの北側の再開発の様子 電気街だけでない利便性

 

グループ会社で巨大なデベロッパーがあるのですが、住友不動産だけでなく住友商事も手広く再開発事業を行っています。

 

総合商社と不動産事業となると海外の事例が目立ちますが、総合商社自体が儲かるものなら何でも行うという“巨大な何でも屋”ですから、不動産の再開発を行うことも珍しくありません。

 

例えば同じ旧財閥系グループでも、三菱地所は三菱合資会社の不動産部門を分社した経緯がありますし、グループ会社でも最も不動産を得意とするのは当然この三菱地所ということになるのでしょう。

 

都市に関わる会社案内「三菱地所」 「丸の内の大家さん」と呼ばれる総合ディベロッパー

 

ただ、グループの総合商社の三菱商事も不動産事業本部があり、不動産開発事業にも力を入れています。

 

三井グループも三井不動産というデベロッパーがありますが、総合商社の三井物産も不動産開発事業なども手がけています。

 

ただ、総合商社としてのグローバルネットワークを活かして海外での事業の方が力を入れている感じです。

 

住友商事に関しては、元々の前身が「大阪北港株式会社」という大阪の港湾エリアの開発を手掛ける不動産会社だったこともあり、不動産事業を得意とするのもあります。

 

元々繊維事業から発展した伊藤忠商事や丸紅とは違う住友商事の特徴ではあります。

 

「(仮称)神田錦町二丁目計画」は住友商事単独では過去最大の再開発事業になりますが、今後は規制緩和によって不動産事業が儲かるということであれば、ますます総合商社やデベロッパーが入り乱れて開発へと進んでいくのでしょう。