白金高輪台駅から少し歩くと古川がありますが、古川沿いにはずいぶん前から都市計画があり、港区の再開発事業としてなかなか進まない「白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業」があります。
港区のホームページでも再開発事業として紹介をされているのですが、なかなか先に進まない様子で現地の様子を見てきました。
完成するのは高さ約156mという高い超高層ビルなのですが、そこには工場が入居する予定にもなっており、どのようになるかが興味がわきます。
「白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業」の概要
「白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業」は、白金高輪台駅から北へ少し歩くと古川や首都高2号目黒線がありますが、古川沿いに超高層ビルを建設する再開発事業です。
場所はこちら。かなりの広さがあることがわかります。
出典 東京都
この計画地にはこんな感じの超高層ビルなどが建設される予定になっています。桜並木がキレイな古川沿いですが遊歩道をつくり、公園や公開空地も設けられる予定になっています。
出典 東京都
こちらは配置計画図です。高層棟と中層棟2棟が建設されることになります。
計画建築物の断面図です。高層棟は高さ約156mで用途が住宅になります。また中層棟の1棟も住宅です。
この断面図ですと病院や工場が入る予定になっています。病院はそれほど大きな規模ではなさそうな感じです。
長谷工コーポレーションのホームページでは、2013年に都市計画が決定し事業者に自社が選定されたことが表示されていますが、それからかなりの時間が経過しています。
現地の現在の様子
なかなか先に進まない再開発事業ですが、現地はどのようになっているのかその様子を見てきました。
新古川橋です。ココより南東が再開発の計画地になります。
計画地の北西端です。配置計画図では公園が整備される辺りになります。
時間制駐車場はあるものの、計画地はマンションなど住宅だらけです。この先再開発が本当に進むのか少し不安になります。
川沿いには公園とともに遊歩道ができる予定で周辺住民の方には憩いの場となりそうです。川はそれほどキレイではありませんが。
計画地の南西端に建つ住宅です。雰囲気では人が住んでいる様子はなさそうで、正確なことはわかりませんが、立ち退きが進んだのかもしれません。
計画地は住宅が密集しているような状況ですが、今後すぐに再開発が進んでいくという感じではありません。
ずいぶん前からの再開発計画ですが今後も前途多難かもしれません。
工場が入る再開発
「白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業」は高さ150mを超える超高層タワーマンションが建設されるのも気になるところですが、その中に工場が含まれているのはもっと気になります。
工場の跡地を再開発というのは定番パターンですが、再開発ビルに工場が入居するのはあまりイメージがわきません。
市ヶ谷には大日本印刷市谷工場整備計画がありましたが、あちらも確か工場も含まれるのですが、地階のはずでしし。
大日本印刷市谷工場整備計画(中央街区)の建設状況(2015年2月11日) http://t.co/UWR9hwbSzX pic.twitter.com/KYq5UMqvCm
— 中谷幸司 (@bluestylecom) February 14, 2015
こちらは工場といっても、地下に入るので騒音もそれほど問題とならないような気がしますが、「白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業」の計画では地上に工場が入居する計画です。
どのような工場が入居して、騒音などの対策はどのように行われるのか興味がありますね。