大阪梅田の茶屋町にスポーツブランドのミズノの「グローバルフラッグシップストア」が今年4月にオープンをすることになっています。
ミズノは1906年に現在の大阪市北区芝田町付近で「水野兄弟商会」として創業をしましたが、創業の地に「MIZUNO OSAKA」という大規模な旗艦店を出店することになります。
「グローバルフラッグシップストア」とか「グローバル旗艦店」というとユニクロが有名ですが、スポーツメーカーも自社を代表するような旗艦店を出店をしています。
旗艦店の出店場所は各社の戦略もあるでしょうが、多様化してきています。
大阪茶屋町に「MIZUNO OSAKA」が2018年4月オープン
大阪梅田の茶屋町は、「阪急村」とも呼ばれる一帯の中でも特にファッショナブルな場所で、「NU茶屋町」のようなファッションビルやお洒落な雑貨店などに多くの人が集まります。
この辺り
@HSurichan そなんですか(*^_^*)楽しんでくださいー!!北区なら茶屋町方面はたくさんおしゃれな雑貨屋さんとかありますよー(^-^)/Nu茶屋町のあたり(*^_^*) pic.twitter.com/OE6YrNoHaw
— ゆぴしゃんPackThisAirで死亡 (@CMEANFIBNFGMANY) December 27, 2013
その茶屋町にスポーツメーカーのミズノのグローバルフラッグシップストア(旗艦店)「MIZUNO OSAKA」が今春オープンします。
「MIZUNO OSAKA」は、阪急電鉄が建設する「(仮称)茶屋町17番地計画ビル」にテナントとして入居する形になります。
茶屋町周辺にさらに集客力のあるショップを誘致し、沿線価値を高めようという阪急の狙いがあるようです。
完成イメージはこちら。
出典 美津濃株式会社
いかにもスポーツメーカーの旗艦店という感じの外観です。
正確な位置図です。
出典 阪急電鉄株式会社
「MIZUNO OSAKA」の現在の様子
「MIZUNO OSAKA」の12月末頃の様子です。
まだシートで覆われているため外観をはっきりと見ることはできません。
北側からちょっと引いた様子。心斎橋のようにブランドショップの路面店が並ぶような通りにすることができるでしょうが、JR環状線のガードからあまりスペースが長くないのがちょっと難点です。
逆の南側からの様子。
建築計画です。
ビルの規模は、地上8階 高さが34.32m。延床面積が2789㎡。
フロア構成の予定はこんな感じになります。
- 1F ライフスタイル
- 2F ラン&マルチトレーニング
- 3F オールスポーツ、
- 4F スイム&ラケットスポーツ
- 5F ウォーキング&アウトドア、
- 6F ベースボール&ソフトボール
- 7F ゴルフ
ミズノの大型ショップというと淀屋橋駅の駅前にあるショップをイメージしますが、こちらは完成後どのような店舗になるかが楽しみです。
ミズノの世界観をたっぷりと味わわるショップになる予定で、日本人だけでなく外国人も多く訪れるまさにグローバルな旗艦店になって欲しいです。
スポーツメーカーの旗艦店の状況
ミズノのライバルとなるスポーツメーカー各社も日本で多くの旗艦店を出店をしています。
企業を代表する大規模な旗艦店はメディアの影響力も強く、人口が多い東京の原宿・表参道や銀座などに立地することが目立ちました。
実際の各社の旗艦店の出店状況を調べてみました。
ナイキ
ナイキはこれといった目立ったグローバル旗艦店は設けていませんが、位置づけとして次の4店舗が国内での旗艦店の位置づけでしょうか。
Nike Harajuku
東京都, 渋谷区神宮前1-13-12
Nike Osaka Running
大阪府, 大阪市中央区心斎橋筋1-6-15
Nike Fukuoka
福岡県, 福岡市中央区大名1-14-10
Nike Kichijoji Running
東京都, 武蔵野市吉祥寺本町2-16-15
アシックス
アシックスストアは全国にいくつかありますが、原宿の店舗を旗艦店として位置づけています。
アシックス原宿フラッグシップ
東京都渋谷区神宮前1-5-8 神宮前タワービルディング1F
アディダス
アディダス オリジナルスショップが全国に幅広くありますが、原宿のこちらの店舗が旗艦店になります。
アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウ
東京都渋谷区神宮前5-17-4 神宮前トーラス
ニューバランス
最近やたらとニューバランスのスニーカーを履く人が目立つような気がしますが、ニューバランスの旗艦店は世界最大級のグローバルフラッグシップストアが原宿にあります。
新しく出来たニューバランス原宿デカすぎw pic.twitter.com/qeuNL5yjg6
— Pちゃん (@Pch_BB) October 18, 2017
旗艦店を超える“グローバルフラッグシップストア”が登場。フロア面積は1400㎡ほどですから「MIZUNO OSAKA」はこの倍の広さがあります。
ミズノは取扱うスポーツの種類や商品も多いということもあるでしょうが、ミズノの本気度が伝わります。
プーマ
プーマストアは北海道、埼玉、東京、京都、大阪に6店舗(東京は原宿とお台場に2店舗)がありますが、ホームページでは目立った旗艦店は表示していません。
しかし、大阪心斎橋の店舗は、アジア最大級のコンセプトストアとして、原宿店とともに旗艦店ともいえるショップです。
プーマストア大阪/PUMA STORE OSAKA(2016 Feb) #PUMA #Osaka #Shinsaibashi #Japan #JapanWebGuide pic.twitter.com/PEthy6vgzM
— Japan-Web Guide (@JapanWebGuide) December 10, 2016
一昔前まではメーカーの旗艦店というと、東京一辺倒という感じでしたが、徐々に変化が見られます。たしかユニクロの国内グローバル旗艦店の第1号は心斎橋だったような記憶をしています。
近年はアジア人を中心に多くの外国人旅行客が大阪を訪れています。マーケットを日本だけでなくグローバルと考えれば大阪に旗艦店を置くことも十分メリットがありそうです。
大阪は東京より格段に地価や賃料も安いでしょうから、それだけ大きな店舗にしやすいというメリットもありますから。