「(仮称)竹芝ウォーターフロント開発計画」はJR東日本が進める複合再開発事業です。
再開発用地には元々シーサイドホテル芝弥生(芝弥生会館)、JR東日本浜松町社宅、JR東日本アートセンター四季劇場「春・秋」などがありました。
これらの建物を取り壊し、新たに高層棟、劇場棟、駐車場棟の複合施設を建設する計画です。
再開発の目玉は高さ122mの高層棟ですが、高層階にはラグジュアリーホテルが入居することになっています。
入居するホテルは高級志向のラグジュアリーホテルとなるのですが、日系それとも外資系になるのかは気になるところです。
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(仮称)竹芝ウォーターフロント開発計画でできる賑わい
「(仮称)竹芝ウォーターフロント開発計画」は、JR東日本が進める複合再開発事業です。
JR東日本/竹芝ウォーターフロント開発(東京都港区)が起工/高層棟施工は清水建設
元々ここにはJR東日本に関連する施設が並んでいましたが老朽化などの理由で取り壊し、ホテルや劇場などはリニューアルをして再びオープンをするような形になります。
こちらが完成イメージ。水辺のある北側からの様子です。
出典 東日本旅客鉄道株式会社
劇団四季の劇場棟
JR東日本浜松町住宅は取り壊されるだけですが、JR東日本アートセンター四季劇場「春・秋」は取り壊しを行った後に新たに劇場棟を建設することになります。
劇団四季のミュージカルといえば「ライオンキング」と「キャッツ」が特に有名ですが、ライオンキングは大井町にある四季劇場「夏」で現在公演中です。
キャッツは大阪の四季劇場でロングラン公演中ですが、来年大阪で千秋楽をむかえた後は大井町につくられるキャッツシアターで公演されることになっています。
「(仮称)竹芝ウォーターフロント開発計画」が2020年に終了する予定ですが、劇場棟が完成すれば新たにこちらでキャッツも公演されることになるはずです。
なお、劇団四季自由劇場の建物は取り壊されず、そのまま残ることになっています。
高さ122mの高層棟の建設
劇団四季のミュージカルを楽しめる劇場棟も賑わいを創出しますが、再開発の目玉は高さ122mの高層棟の建設です。
再開発の配置図と断面図です。
出典 東日本旅客鉄道株式会社
高層棟は、1~4階に商業施設、5~14階がオフィス、16~26階にラグジュアリーホテルという構成。
商業施設はJR東日本が手がける再開発だけあって「アトレ」。商業施設の面積は約8,000㎡を計画。
商業施設の立地としてはあまり良い場所とはいえませんが、駅ビルアトレの好立地の既存店とは異なるのでノウハウが心配ですが。
オフィス面積は約15,000㎡でもともとJR東日本の業務施設がありましたから、JR東日本関連が新しいオフィスで業務をするかもしれません。
最も気になるのは高層階16~26階に入居するラグジュアリーホテル。ホテルの競争が激化していますが、どんなホテルが入居するのでしょうか?
高層階のホテルは日系それとも外資系?
高層棟に入居するホテルですが、JR東日本系列の「日本ホテル株式会社」が運営をすることになっています。
ラグジュアリーホテルとして外資系を誘致するという情報もありますがどうなるのでしょうか?
日本ホテルのグループホテル
日本ホテルが運営するグループホテルというと、
- 東京ステーションホテル
- ホテルメトロポリタン
- ホテルメッツ
- ホテルドリームゲート
- ファミリーオ
などがあります。外資系ホテルブランドの運営はありませんが今後提携をしていくのでしょうか?
ホテルメトロポリタンが入居するような気もします。
池袋などはそれほどラグジュアリーホテルという感じではありませんが、丸の内のサピアタワー上層階にあるホテルメトロポリタン丸の内は高級感がありますので、その資格はありそうです。
(仮称)竹芝ウォーターフロント開発計画の現在の様子
(仮称)竹芝ウォーターフロント開発計画の12月初旬現在の現地の様子です。
南側から見た様子です。高層棟ができる場所です。
建築計画です。高層棟の施工は清水建設で決まりましたが、劇場棟と駐車場棟の施工業者はまだ未定です。
敷地面積が約23,000㎡で、高層ビルが1棟と劇場ですから、かなりスペースに余裕のある再開発になります。
東側からの様子です。
解体工事が進行中です。
建物が存続する自由劇場の隣では四季劇場の解体工事が進められています。
解体工事の様子。右に少しだけ見えている高架はゆりかもめです。
新しい四季劇場や商業施設、ホテルなどがどのようになるか気になりますね。
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