JR東京駅日本橋口のすぐ向かいの常盤橋地区の再開発が進行中です。

 

常盤橋地区再開発の目玉は、高さ390mで完成すれば日本一の高さとなる超高層ビル。

 

常盤橋地区ではすでに工事が着工されていますが、高さ400mに迫る巨大ビルに関しては、ビル自体の着工はまだ先になります。

 

どのような流れで常盤橋地区の再開発プロジェクトが進行されていくのか、その計画を整理すると、日本一の超高層ビルの完成がかなり先になるので、経済状況の変化によっての計画変更も気になるところです。

 

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JR東京駅日本橋口向かいに日本一の超高層ビルが誕生

 

現在の高さ日本一のビルは高さ300mの「あべのハルカス」です。

 

そのあべのハルカスを90mも超えるビルが建設されることで、しかもその場所が東京駅のすぐそばということで、計画の概要が発表された時にはメディアに大きく取りあげられました。

 

高さ390m、竣工時には日本一の高さとなる超高層ビルは、JR東京駅日本橋口の目の前の常盤橋地区に建設される計画です。

 

JR東京駅の日本橋口は、丸の内や八重洲方面と比べると人も少なく地味な存在ですが、日本一の超高層ビルが誕生した暁には人の流れをがらっと変えるかもしれません。

 

常盤橋地区再開発の完成イメージです。再開発は390mのビルを含めて、2棟の超高層ビルの建設が中心となります。

出典 東京都

 

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段階的に進められる再開発計画

 

常盤橋地区再開発の開発敷地面積は約3.1ヘクタールもありますが、すべての建物の建設が同時に進められるわけではありません。

 

10 年を超える事業期間をかけて段階的に 4棟のビルの開発を進めるというスケジュールになります。

 

そのため、最も注目の390mの超高層ビルの竣工は2027年になる計画です。

 

現知ではこのような建築計画が掲示されています。

 

すでに工事は着工されていますが、再開発の街区のすべての工事完了予定は掲示されていますが、段階的な計画はこの掲示からは詳細がわかりません。

 

段階的な工事はこのように行われます。

 

2017年現在はD棟(下水ポンプ所)の新築工事と旧JXビルと大和呉服橋ビルの解体工事が行われている段階です。

出典 三菱地所株式会社

 

D棟の外観イメージ。このような地上9階建て高さ65mのビルが先行して建設されています。D棟の地下には下水ポンプ所が整備されます。

出典 三菱地所株式会社

 

建設現場ではこのように解体工事が行われています。

 

次の段階は、解体が行われた旧JXビルと大和呉服橋ビルがあった場所に超高層ビルのA棟が建設されることが中心となります。

出典 三菱地所株式会社

 

そして、いよいよ日本一の超高層ビルを建設する場所にある「朝日生命大手町ビル」と「日本ビル」が解体されることになります。

 

現地の様子。後ろ中央に見えるビルが「朝日生命大手町ビル」と「日本ビル」になります。ここにドカンと390mの高さのビルが建つわけです。

 

そして2023年以降の最終段階がこちら。この段階になると日本一の超高層ビルの建設でメディアの報道も多くなりそうです。

 

ビル以外に注目すべき点は、JFE商事ビルを解体した跡地にできる「常盤橋公園」やA棟とB棟の間にできる「大規模広場」。市民の憩いの場として多くの賑わいを形成しそうです。

 

日本一の超高層ビルの計画変更の心配

 

高さ390mと完成すればおそらくダントツで日本一高い超高層ビルとなりますが、完成が2027年と約10年後になります。

 

10年後といえば、東京オリンピックもはるか前に終わり、日本の少子高齢化が一段と進み、日本経済もますます厳しくなるのではという予想も多く聞こえてきます。

 

そんな心配が現実化するかもというちょっと気になるニュースです。

 

三菱地所、「日本一の超高層ビル」計画の薄氷
甦る「ランドマークタワー」の苦い記憶

週刊東洋経済

 

記事ではかつて三菱地所が建設した日本一の超高層ビル「横浜ランドマークタワー」の賃料収入が予想以上に苦戦をした歴史が紹介されています。

 

三菱地所は巨額投資でランドマークタワーを建設したものの、その巨額投資が同社の経営をかなり圧迫した苦い経験があります。

 

今回はどうでしょうか? 丸の内や大手町、日本橋では今後オフィスビルが続々と誕生する予定になっています。

 

特区による規制緩和によってかなりの床面積のオフィスが誕生することになります。

 

今後さらに規制緩和を進めるなど、世界から投資されやすい環境をつくらないと、東京のオフィス賃貸市況も厳しくなるかもしれません。

 

となると、高さがはるかに高いビルだけに、ビル自体は建設するものの高さなどの規模が変更されるような事態はあるのかもしれません。