現在東京の再開発でホットなところといえば、品川と田町の間にできる山手線新駅周辺の再開発でしょうか。
超高層ビル8棟が新たに建設されることになっており、かなりのインパクトがあります。
その次にインパクトがあるのはどこかと考えれば、虎ノ門周辺もその最有力候補の一つといえるでしょう。
虎ノ門には現在「虎ノ門ヒルズ」がありますが、ヒルズ周辺に超高層ビル3棟が建設されることになります。
さらに東京メトロ日比谷線に56年ぶりに新駅が誕生したり、さらに虎ノ門のすぐ下を通る環状2号線が、豊洲まで延伸され、交通アクセスも非常に便利になります。
環状2号線の豊洲までの延伸は築地市場の移転問題でもめてはいますが(^_^;)
多少の不透明な面はありますが、新駅や超高層ビルの計画は着々と進んでいます。そんなホットな虎ノ門の様子を探ってみました。
虎ノ門に新たに超高層ビル3棟
虎ノ門では、虎ノ門ヒルズを囲む感じで新たに3棟の超高層ビルが建設される予定になっています。計画の発表は昨年に行われていますが、あらためて整理しておきます。
その3つは、
- 虎ノ門ヒルズビジネスタワー
- 虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー
- 虎ノ門ヒルズステーションタワー
いづれも現段階での仮称で、今後はタワーの名称の変更があるかもしれません。
「ヒルズ」という名称からもわかるように、森ビルが手がける再開発ということです。
オフィスに加えて住居も約800戸を作る計画で、さらに緑地も面積で約4,500坪を設けるようで、職住に緑と新たな巨大な街が出来上がる印象です。
虎ノ門の再開発現場を歩いてみた
虎ノ門の再開発現場を実際に歩いてみました。2017年5月7日(日)の様子です。
(仮称)虎ノ門ヒルズビジネスタワーの建築計画です。
虎ノビジネスタワーは、地上36階建てで2019年度に竣工する予定です。施工は大林組ですね。六本木ヒルズも森ビルと大林組のタッグでしたね。
超高層ビルの高かさは約185m。虎ノ門ヒルズが約250mの高さですから、その高さと比べるとちょっと見劣りがします。
北側からビジネスタワーの工事現場を撮影。かなりの数の重機が並びます。
続いて南側から撮影。なかなかの迫力です。
(仮称)虎ノ門ヒルズステーションタワーの建設予定地へ向かってみます。
ただ、ステーションタワーについてはまだ既存のビルがあります。今後取り壊しが行われるのでしょうか。
ステーションタワーの竣工予定が2022年目標になっていますので、まだ用地買収ができていないのかもしれません。
ビジネスタワーとステーションタワーの間には、計画ではデッキができる予定です。ちょうど日比谷線の新駅ができる真上辺りです。
その予定地にも既存のビルがありました。
(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワーの建設現場へ向かってみます。
レジデンシャルタワーの建築計画です。
レジデンシャルタワーの高さは約220mとオフィスビルよりも高くなります。
東京では近年の再開発によってかなりのオフィススペースが誕生します。少し需要に対して供給が過剰ではないかとの見方もあります。
東京オフィス市況に大量供給の影 不動産投資ブーム冷やす懸念も
オフィスより超高層のマンションの方が需要が旺盛なのかもしれません。かなりの高級レジデンスになるでしょうし収益性も高そうな印象があります。
北側からレジデンシャルタワーの工事現場を撮影。
まだまだこれからという感じです。今後再訪してその様子を伝えたいと思います。
虎ノ門の交通インフラの変化にも注目
虎ノ門の再開発は、超高層ビル建設に目がいきがちですが、交通インフラの変化にも注目をしています。
まずはなんといっても東京メトロ日比谷線の新駅誕生です。
メトロ銀座線に虎ノ門駅がありますが少し離れています。新駅は銀座線虎ノ門駅との乗り換えではなく、まさに虎ノ門ヒルズのアクセスのために作られるような感じです。
鉄道だけでなく車やバスの移動も便利になります。虎ノ門ヒルズには約1000㎡もの巨大なバスターミナルが計画されています。
このバスターミナルから空港リムジンバスが発着したり、新しくBRT(バス高速輸送システム)の整備が計画されています。
東京オリンピックでは選手村からバスを使って、各々の会場へ輸送されることになります。
ただ、豊洲への臨海部延伸ですが、築地市場移転問題の解決の目処が立たないので、その計画の進行がどうなるかは微妙な感じですが。
[…] 虎ノ門再開発の現場を歩く 新駅に超高層3棟で街の変貌がすごい […]
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