大阪府吹田市にはかつて東洋一と謳われた吹田操車場がありました。

 

その巨大な跡地に、医療や健康に関する施設を中核とする巨大な再開発が現在進められています。

 

大阪府は国家戦略特区である「関西イノベーション国際戦略総合特区」に指定され、特にライフサイエンスの分野への集中的な投資が期待されています。

 

関西エリアは、医薬品会社も多く、京大・阪大など再生医療の最新研究もリードしており、ライフサイエンス分野の国際的なポテンシャルはとても高い地域です。

 

関西各地にライフサイエンスに関する研究施設や企業が集積する場所がありますが、北大阪エリアもそのひとつです。

 

北大阪には、「彩都ライフサイエンスパーク」がすでに多くの研究施設や企業を集めていま。

 

さらに、JR岸辺駅前の吹田操車場跡地に北大阪健康医療都市(愛称が健都)が再開発され、ライフサイエンス分野の集積を進めようとしています。

 

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北大阪健康医療都市(健都)のまちづくり

 

大阪府吹田市のJR岸辺駅前の吹田操車場跡地に、ライフサイエンス分野の施設や企業を集積したまちづくりを進めようとするのるのが、北大阪健康医療都市(健都)のまちづくりです。

 

こちらが健都のエリアマップです。

 

エリアマップ

出典 吹田市・摂津市

 

まちづくりの核となるのが、国立循環器病研究センターの健都への移転です。

 

吹田市の北部にある現在の国立循環器病研究センターが、この健都へ移転することが決まり、国循を中心とした医療クラスターを目指しているのが健都です。

 

クラスターの例としては、ライフサイエンスの分野に限らなければ、ハイテク企業が集まるアメリカのシリコンバレーが有名です。

 

日本の医療クラスターとしては、神戸ポートアイランドを中心とした神戸医療産業都市が最も大きなもので、医療関連施設や企業が集積をしています。

 

健都も、神戸医療産業都市に続くように、国際級の医療クラスターを目指しています。

 

神戸医療産業都市は神戸空港に近い便利な立地ですが、健都はJR東海道線の岸辺駅前で、新大阪駅まで7分、大阪駅まで12分、京都駅まで24分、神戸三ノ宮駅まで34分という位置関係。

 

伊丹空港にも30分でアクセスすることができ、交通アクセスも優れていますし、京都や神戸また全国にあるクラスターや医療企業との連携も期待できそうです。

 

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国立循環器病研究センターの建設状況

 

中核施設となる国立循環器病研究センターの現在の建設状況です。

 

施工は竹中工務店です。

 

吹田操車場跡地の再開発は、まちづくりの可能な面積が23ヘクタールにもおよぶ大規模なものですから、竹中工務店だけでなく関西を地盤とする有力企業が集まっているという印象です。

 

国立循環器病研究センターの建築計画です。

 

敷地面積が30,000㎡以上もあり、大阪の都心部とは異なり郊外立地の魅力でもあります。

 

延べ面積は、約 128,000㎡もある巨大な施設になります。ここに多くの研究者や職員が働くことになりますので、地域の期待も大きいでしょう。

 

建物の完成イメージは動画にもなり公開されています。

 

建設の様子です。岸辺駅の駅前北ロータリーからの様子。現在は一応バスの発着も少ないながらありますが、休日ということもあり人が少ないです。

 

国立循環器病研究センター完成後は、多くの人が行き交うようになり、岸辺駅が一変します。

 

こちらは西画からみた様子です。クレーンの数がすごいです。

 

北東側からの様子。周囲には住宅もありますが、あまり高さのない建物です医療機関。地価の高騰の可能性もあり、この建設には肯定的かもしれません。

 

国立健康・栄養研究所が健都に全面移転を決定

 

現在東京都新宿にある国立健康・栄養研究所が健都に全面移転する方針を決定しています。

 

国立健康・栄養研

大阪・摂津に全面移転 19年度にも

毎日新聞

 

省庁や国の機関の東京からの移転が進められようとしていますが、文化庁の京都移転が決まりましたが、国立健康・栄養研究所の移転もひとつの成果です。

 

国立健康・栄養研究所の移転も国立循環器病研究センターの移転建替えともに、健都の医療クラスターとしてのポテンシャルを上げる材料となりそうです。

 

その他にも吹田市民病院も移転してきますから、ライフサイエンス関連の施設の集積の厚みがあります。

 

着々と進む健都の医療クラスター構想ですが、ライフサイエンス関連の施設や企業がどんどん集積することで新たな価値を生み出しそうです。