JR千駄ヶ谷駅は、東京オリンピックの時期には大混雑が予想される駅のひとつです。

 

そのためJR東日本も混雑緩和対策のために、同駅の改良工事を行っています。都市生活ラボでもすでにその様子を紹介しています。

JR千駄ヶ谷駅のホーム新設工事の状況 臨時ホームを再生しオリンピックの混雑対策

 

利用されていなかった臨時ホームを再生することで、混雑回避の対策を行います。

 

ただ、そうはいっても千駄ヶ谷駅は、国立競技場と東京体育館という2つの会場の最寄駅となり、人気競技が重なるようなことで人の波はより膨れ上がるかもしれません。

 

大会関係者やJR東日本も心配する駅の混乱ですが、もしかしてこうすれば大丈夫かもしれません。

 

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国立競技場や東京体育館は注目競技が実施

 

東京オリンピックでは多くの競技が行われるため、競技会場も分散して行われることになります。

 

何かと話題の国立競技場ですが、こちらでは開会式と閉会式の他、陸上競技とサッカーが実施されることになっています。

 

また、東京体育館では最近日本選手の実力が世界のトップレベルになってきた卓球が実施され、国立競技場とともに多くの人を集めることになるでしょう。

 

もちろん日本人に限らず世界中からオリンピック観戦に訪れるので、特に6万以上を収容する事ができる国立競技場の競技終了時には多くの人の波が駅になだれ込みそうです。

 

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千駄ヶ谷駅の混雑対策の様子

 

以前にも紹介をしていますが、もう一度千駄ヶ谷駅の改良工事の概要です。ポイントはつぎの5つ。

  1. 臨時ホームを新宿方面の専用ホームにする
  2. 改札口やコンコースを拡張し、混雑緩和を図る
  3. 利用者の動線がスムーズになるよう、新宿寄りに改札口を移設する
  4. ホームドアを新たに設置し、安全性の向上を図る
  5. エレベーターの増設等、バリアフリー設備を拡充するほか、トイレを拡張する

 

混雑対策として重要なのは1~3。特に臨時ホームを新宿方面の専用ホームとすることで、現在の島式ホームよりも多くの乗降客に対応することができるようになります。

 

なお、臨時ホームですが、古い臨時ホームがあった場所に新しいホームを建設するようになっています。

 

8月20日現在の工事の様子です。ホーム予定の場所によってはまだ基礎もつくられていない所もあります。

こちらは基礎の様子。前回と比べてあまり大きな進展はありません。

 

コンコースの既存施設と仮設施設の繋ぎ目。日々人の流れがありながら急いで工事を進めるのは、なかなか大変そうです。

 

千駄ヶ谷駅の改良工事は、前回からあまり変化がなく、それほど急ピッチで進められているという感じはではありませんでした。

 

国立競技場の建設自体、いろいろ問題があって完成が遅れているので、最寄駅の改良工事もそれほど急ぐ必要がないのかもしれません。

 

千駄ヶ谷駅の混雑 こうすれば大丈夫かも

 

東京オリンピック開催時期は、競技会場の最寄駅は特に混雑が予想されます。

 

混雑回避のため、いろんな方面からアイデアが考えられていますが、代表的なものに利用駅の分散があります。

 

国立競技場にしても、全ての観客が千駄ヶ谷駅利用するわけではなく、周辺のJR信濃町駅、都営地下鉄国立競技場前駅、東京メトロ外苑前駅に自然に分散されるでしょう。

 

中には混雑を嫌い、少し歩いて山手線の原宿や代々木から歩くという人も出てくるでしょうし、主催側がうまく誘導をすれば、うまく各交通機関に分散されることもあります。

 

ただ、都市生活ラボでは、何よりも混雑緩和にはこの方法が一番ではないかと考えています。

 

それは、ずばり「競技の深夜開催」。

 

競技を深夜開催をすることで、日本のマスコミではゴールデンタイムに放送できないことに懸念を示すでしょうが、メリットはたくさんあります。

 

オリンピックでの競技深夜開催のメリット

 

東京オリンピックで競技を深夜に開催するメリットは数多くあります。

 

熱中症対策

 

東京オリンピックは、8月という東京で最も暑い時期に開催されることになります。ただでさえ暑い季節にアスリート達は肉体の極限に挑戦をするわけです。

 

また、観客も熱狂のあまり水分補給が不足したり、また日本の酷暑に慣れていない外国人もたくさん訪れます。

 

できるだけ気温の下がる深夜帯に競技をすることは、熱中症の防止になります。

 

放映権料の引き上げ

 

東京オリンピックの競技を深夜開催とすることで、時差の関係で世界の多くの人達が観戦をしやすくなります。

 

早朝などのテレビを見るのに向かない時間帯よりも、多くの人がテレビを見ることができる時間帯のほうがより放映権料も高くなりそうです。

 

例えば日本の22時。

 

22時からの競技なら、中国なら21時。イギリスは14時、フランス・ドイツ15時、ニューヨーク9時、ロサンゼルス7時となんだか良い感じ。

 

これが2時間早ければ、ロサンゼルス辺りは早朝ということでちょっとそのまま起きているのにも、早起きするのにも辛い時間。

 

そんなこと言っても、22時から競技を開始されれば、終了する頃は終電がなくなるじゃないかという意見もあるでしょう。

 

終電がなくなれば、“帰宅難民”になって大変なのですが、この機会に世界から批判されがちな、日本の大都市の深夜運転を推進するチャンスだし、オリンピックの期間だけ一部路線を終夜運転するのも良いはず。

 

ちなみに私は、2008年の北京オリンピックのバレーボールの日本の試合を観戦したことがありますが、試合が終わった時には地下鉄は運転を終了していました。

 

北京の地下鉄の終電が早すぎるという面もありますが、日本でも現在の終電時間を過ぎるような日程があっても良いのではないかと思います。

 

ちなみに取材時は神宮外苑花火大会。千駄ヶ谷駅でも臨時の通路が設けられていました。

 

神宮外苑花火大会の人出が100万人ほど。いくらオリンピックといえでも花火大会ほど集中して集まることはないでしょうから、ちょっと心配しすぎで案外大丈夫なのかもしれません。