大阪駅まではヨドバシカメラでも店舗売上トップを誇る「ヨドバシカメラ梅田」があります。

 

ヨドバシカメラ梅田の隣には、超高層ビルの建設構想はあるものの、平面駐車場として長く利用されていた広大な土地がありました。

 

駅前の一等地で駐車場ですから、土地の有効活用を考えればもったいないといえる状況が続いていたわけです。

 

ようやくその広大な土地に、「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」の建設が動き出し、その主な用途がホテルや商業施設になることが発表されています。

 

ヨドバシ梅田タワーの完成イメージを見ると、駅前ということでオフィスもあるのかなと思っていましたが、大阪でも最大級の客室数を誇るホテルが誕生することになります。

 

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「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」一体開発の事業計画

 

「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」は、既存のヨドバシ梅田の2期棟として建設され、既存の建物と一体的な開発として行われます。

 

その完成イメージはこちら。

Photo

出典 株式会社ヨドバシカメラ

 

低層部はヨドバシ梅田と共通したデザインになります。ただ、商業施設としては、同じ高さレベルではありますが、低層部分が微妙に既存建物と新しい建物の高さが違う点は、少し気になるところです。

 

現地の建設計画によると、超高層タワーは地上35階建てで高さは約150m。横に長い印象でそれほど容積率が高いという印象はありません。

 

こちらは一体開発の全体像です。

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出典 株式会社ヨドバシカメラ

 

気になるのは、総客室数1000室ともいわれているホテルと新たな商業施設です。いったいどのようなものができるのでしょうか?

 

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ホテルのブランドは?

 

「ヨドバシ梅田タワー(仮称)」は、9階から34階がホテルになる計画で、客室数が約1000室という大阪市内で最大級のホテルとなる予定です。

 

ヨドバシ、梅田に1000室のホテル 訪日客争奪 客室増で単価下落も

日本経済新聞

 

日本で最大の室数を誇るのは、「品川プリンスホテル」の3679室と比べると見劣りしますが、それでも1000室といえばかなりの規模です。

 

また、エリアごとの新規客室数をみると、梅田エリアは他の大阪市内の地区と比べると、少なくという状況です。

 

大阪のホテル開発 新規客室数1位は?

繊研電子版

 

記事によると、「淀屋橋・本町」が最も多く、続いて訪日外国人旅行者で湧く「心斎橋・難波」。

 

出典 繊研電子版

 

大阪では潜在的にはまだまだホテルの不足状態が続くという予測もありますし、1000室という規模はさほど大きなものでもないかもしれません。

 

それよりも気になるのは、その客室数よりもどんなホテルが入るかということ。

 

ホテルの運営は、ヨドバシカメラの発表では、まだ未定。ただ、見通しではホテル運営ノウハウが豊富な大手ホテルチェーンが入居しそうな感じです。

 

大阪地元資本となると、「リーガロイヤルホテル大阪」が約1000室、「大阪新阪急ホテル」が922室と規模が似ていてともに建替えの計画や必要性がありそうなホテルです。

 

特に大阪新阪急ホテル、ヨドバシカメラのすぐ目の前に位置しており、大阪新阪急ホテルがそっくりとヨドバシ梅田タワーに移ってきて、大阪新阪急ホテルは取り壊して再開発というシナリオもなくはなさそうです。

 

9月29日追記

 

日経新聞の報道によると、ヨドバシ梅田タワーのホテルには阪急阪神ホールディングスが入居することで最終調整に入っているようです。

 

阪急阪神HD、大阪・梅田に市内最大ホテル

日本経済新聞

 

今の大阪のホテル不足を考えると、多くのホテルチェーンも進出の機会をうかがっていますから、地元資本に限らず、どの大手ホテルチェーンの進出があってもおかしくなそうです。

 

商業施設はやや心配

 

商業施設は、ヨドバシ梅田と同程度の8フロアが予定されているわけですが、どんなテナントが入居するかよりも、やや心配な点が大きいです。

 

というのも、梅田エリアでは三越伊勢丹の事実上の撤退もあり、商業施設が過剰気味ではないかとの考え方もあるからです。

 

確かに、阪神百貨店の建替え工事もありますし、梅北2期の動向によっては、梅田エリアでさらに商業施設の増床がありえます。

 

ただ、伊勢丹三越は、マーケティング戦略で、大阪の顧客に受け入れられなかっという考え方もあります。

 

梅田の伊勢丹三越の後を継いだ形になった、「ルクアイーレ」はそこそこの成果は上がっています。

 

伊勢丹縮小・ルクア開業1年 来店は好調、売り上げは今一歩

産経WEST

 

ただ、今の日本の個人消費の弱さを考えると、既存店舗との相乗効果を生みたいヨドバシカメラとしても、どうしても訪日外国人旅行者を意識した商業施設にならざるをえないのかなという感じはします。

 

「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」現在の建設状況

 

ヨドバシ梅田の2期棟になる「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」の7月中旬現在の建設状況は、このようにこれから基礎をつくろうかという段階でしょうか。

 

 

ヨドバシ梅田の超高層ビルはいったいいつできるんだ?という思いはずっとありましたから、ビルが建つこと自体は何はともあれ前進です。