大阪梅田では現在、「梅田1丁目1番地計画ビル(仮称)」という話題性のある再開発が行われています。

「梅田1丁目1番地計画」の建設状況 2つのビルの再開発を一体的に整備した空間

 

この再開発は、阪神百貨店梅田本店が入居していた大阪神ビルディングと新阪急ビルの建替えを行っています。

阪神百貨店を建替えをすることによって、本店の前を東西に走っていた地下道の改良工事も平行して行われています。

 

さらに阪神電車梅田駅も改良する事になり、ひとつの再開発が多くの改良工事を生む形になっています。

 

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大阪駅前地下道改良工事

 

阪神百貨店といえばデパ地下が有名で、地下の売り場は常に混雑していたイメージがあります。

 

阪神百貨店の地下の売り場前を東西に走る地下道は、阪神百貨店へ吸い込まれる人、買い物を終わって出てくる人、乗換や目的地へ行く人などで常に混み合っている印象があります。

 

さらにすぐ先にある「東西広場」は、さながら渋谷交差点のように四方八方から人が行き交います。

 

梅田の地下は、通称「梅田ダンジョン」とも呼ばれるほど発展はしているのですが、同時にもう少しスペースの余裕は必要ではないかと感じる人も多かったと思います。

 

時間帯によっては、カオス状態の東西広場は変化がありませんが、阪神百貨店前の東西に伸びる地下通路はスペースが広がることになります。

 

工事の現場で掲示されていた「大阪駅前地下道整備範囲図」ですが、これによると「中央通路」と「西通路」と呼ばれる通路が広がることになります。

 

 

「西通路」は、かつての「アリバイ横丁」と呼ばれたあたりですが、今はこんな感じで当時の面影を残すのみ。

 

アリバイ横丁跡地周辺も含めてですが、グ~ンと梅田地下通路が広がることになります。

 

改良工事の現在の様子

 

7月中旬ごろの梅田駅前地下道改良工事の様子です。大規模に行われているので、知らない人は「またビルでも建つの?」と思うかもしれません。

 

ずっと続きます。地下では狭く感じますが、それなりの広さがあります。

 

西側からの様子。現在歩道橋の改修工事も行われています。それぞれが完成後は人の流れはどのように以前と変わるのでしょうか。

 

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阪神梅田駅の改良工事

 

阪神電鉄の梅田駅は、地下にある阪神のターミナル駅です。

 

ターミナル駅といっても、同じグループの阪急梅田駅とは乗降客数に大きな違いがあり、決して広くはないです。

 

阪神梅田駅ですが、朝夕のラッシュ時や甲子園で野球が行われる時は、広くない駅の人の密集度が上がります。

 

改良工事によって駅空間が拡大されるので、混雑時などの不快感が緩和されることが期待されます。

 

改良工事完成後のイメージです。ホームの幅が広がるのがわかります。

出典 阪神電気鉄道株式会社

 

改良工事の概要図で現在の阪神梅田駅と完成後の違いを比較。

Photo

出典 阪神電気鉄道株式会社

 

現在は各ホームに乗車ホームと降車ホームをそれぞれ設けていますが、工事完成後は新しい2番線と3番線の間に降車ホームを設ける以外は、乗降車共通のホームになります。

 

阪神電車の駅は、例えば甲子園駅はイベントが開催され特定な時間に急激に乗降客が増える駅なのに、駅のホームの広さは普通の駅と変わらないという駅もあります。

 

東京などでは、府中競馬正門前駅、西武球場前駅などかなりホームが広くつくられているのとは対照的です。

 

阪神甲子園駅ではこんなニュースも。

 

阪神・甲子園駅の野球ファン輸送は「神業」だ

東洋経済ONLINE

 

阪神の野球ファン輸送は、かなり“職人芸”のようなものに頼っている感じもあります。

 

高校野球や阪神タイガースという人気コンテンツを抱えるだけに、イベント時は梅田駅も乗車、降車一方に偏る時があります。

 

そんな時のために乗降車共通のホームにしたほうが、より利便性が上がります。

そのため、阪神電車の沿線の特徴を考えると阪神梅田駅の構造も、完成後のほうが良いのかなという印象はあります。

 

その他、改良工事によって地下構造物をつくることによって、駅空間を広げるので、駅自体は從來よりもゆったりとした空間になる予定です。

 

甲子園開催時は、それでも人で溢れるでしょうが(^_^;)

 

その他、気になる点では、「可動式ホーム柵(ホームドア)」の設置。終点駅なので列車は徐行していますが、最近の流れに乗ったのでしょうかね。

町田駅の新型ホームドアで防止柵の普及は進むか? 危ない駅が多すぎる現状

 

4番線ホームを東側に伸ばし、6両編成列車の停車に対応できるようにするのですが、4番線ホームは普通列車専用ホームですが、普通列車を6両の増結するのでしょうか?

 

阪神の普通列車はあまり混雑しているのを見たことがないので、それほど必要性はなさそうな気はしますが、朝晩だけですかね。

 

途中駅のホームを伸ばす必要性も気になります。

 

なお、こちらがホームの断面図です。東西地下道がかなり広がることもわかります。駅と地下道それぞれ1.5倍くらい広げる印象です。

Photo

出典 阪神電気鉄道株式会社

 

梅田駅周辺の地下道や阪神梅田駅の改良工事によって、どのような空間ができるのか楽しみです。