大阪のメインストリート「御堂筋」の由来になったといわれるのが、「南御堂」です。

 

「南御堂」は通称で、正式名称は、「真宗大谷派難波別院」。

 

「南御堂」は、老朽化した「御堂会館」を建替え、新たに高層の複合施設を建設することになります。

 

複合施設は、寺院という宗教的な施設とシティホテルが融合した日本初の試み。この新たなる再開発の成否はどうなるのでしょうか?

 

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御堂筋の由来となった南御堂と北御堂

 

大阪のメインストリートである御堂筋という名の由来となったのが、北御堂と南御堂を南北に通じたことによります。

 

2つの寺院は、ともに本願寺の別院になりますが、宗派などが違い、北御堂が、浄土真宗本願寺派の津村別院、南御堂が真宗大谷派の難波別院になります。

 

もともと同じ本願寺だったわけですが、豊臣秀吉によって、東本願寺と西本願寺に分立させられます。京都駅の北側に2つの寺院がありますよね。

 

東本願寺が真宗大谷派でその別院が難波別院、愛称が南御堂

西本願寺が浄土真宗本願寺派でその別院が津村別院、愛称が北御堂

 

ということです。今回、南御堂の山門でもある御堂会館が老朽化のため、建替えをする再開発が話題となっているわけです。

 

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御堂会館建替え計画の内容

 

御堂会館の建替えですが、計画のポイントは4つ。

  1. 建替え事業者は積和不動産関西株式会社
  2. 建替え後の主たる用途は寺院山門一体となった高層の複合施設、ホテルの運営者は東急ホテルズ
  3. 当該ホテルはエクセルホテル東急で関西初出店
  4. 事業スキームは真宗大谷派難波別院が借地権を設定し、賃借人が積和不動産関西株式会社が建設し運営

 

今までにあまり例がない再開発なので、いろいろ気になる所がありますね。

 

特に日本初となる寺院山門と一体となった高層複合施設にシティホテルが入居すうること、それも関西初出店となるエクセルホテル東急ですからね。

 

また、事業スキームも興味深いですね。

 

難波別院が60年間の定期借地権を設定し、賃借人となる積和不動産関西株式会社が建築物を建設します。ホテルの運営は、プロである東急ホテルズに任せるというスキームです。

 

最近よく見られる手法ですが、やはり積和不動産関西側から難波別院に話しを持ちかけたのでしょうかね?

 

御堂会館建替え工事の現在の様子

 

御堂会館の建替え工事現在の様子です。

 

建築計画です。複合施設のデザインは高さなどがわかります。

 

地上17階建てで高さは72.97m。御堂筋に面していることと、寺院の山門を兼ねていることを考えると、かなり高層建築物ということになります。

 

建物のデザインですが、建築計画の立体図をクローズアップしてみます。

 

モノクロですので、はっきりとはその全貌がわからないですが、寺院内の建物らしく落ち着いたデザインではないでしょうか。

 

南側から。解体工事が終わって、建物の建設はこれからという感じ。

 

 

こちらは本堂です。本堂は現時点では建替えなどなくそのまま残るようです。工事を知らずに参拝に来られた方は、御堂筋沿いでは建物がないので、びっくりするかもしれません。

 

寺院の中に、○○会館などの宿泊施設があるのは珍しくはありませんが、シティホテルが併設されるのは驚きです。

 

今回の事業スキームが成功して好例となれば、全国の寺院や神社などでも同じような試みがでてくるかもしれませんね。

 

何事も「餅は餅屋」で、その道のプロに任せたほうが、優れたサービスを提供することが出来ますからね。