東京銀座にある歌舞伎座は、何かとマスコミの露出度も高く有名ですが、大阪難波にはかつて新歌舞伎座がありました。

 

「新歌舞伎座」という名称は、かつて新宿にも存在をしており、ちょっとややこしいのですが(^_^;)

 

かつての難波にあった新歌舞伎座は、こちらの左上の写真です。数年前には上本町に移転をし、近代的なビルの中に新歌舞伎座が入居をしています。

 

東京の歌舞伎座にも似た建物だったのですが、その後は再開発も決まらないような状況が長く続いていました。

 

長年親しまれた新歌舞伎座の建物だったのですが、解体されたけども新たに生まれ変わろうとしています。

 

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惜しまれつつ2015年に解体された新歌舞伎座

 

難波駅前にあった新歌舞伎座は、2015年に多くの人に惜しまれながら解体されました。

 

大阪・覆われていく「旧新歌舞伎座」解体進み最後の雄姿

THE PAGE

 

記事の中では、住民ら「寂しい」「早く何かできれば」の声と記されていますので、この当時は後に何ができるかがはっきりとしていなかったのです。

 

できれば、昔の新歌舞伎座の思い出すような何かが、できればという思いを持っていた人も少なくないかもしれません。

 

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新歌舞伎座の意匠を残したホテルが誕生

 

難波の新歌舞伎座の合った場所は、御堂筋に面し、しかも駅前というかなりの好立地。

 

そんな好立地の場所が、長く有効に活用されなかったのは残念ですが、新しくできる建築物は多くの人にとってインパクトのあったものになりました。

~2019年秋、大阪ミナミに新ランドマークが誕生~「ホテルロイヤルクラシック大阪」(仮称)

 

折しも難波は訪日外国人旅行者のゲートウェイとして、活況に湧いています。そんな難波の駅前にこんな和洋折衷のホテルができます。

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出典 株式会社ベルコ

 

日本人にとっては、かつてあった新歌舞伎座を思い出し、外国人にとっては和風のデザインで非日常を味わうことができそうです。

 

新歌舞伎座は2009年に上本町に移転したわけですが、その後敷地は冠婚葬祭大手のベルコが2012年に取得をしています。

 

ベルコといえば、このCMを思い出すという人も多いでしょう。

何はともあれ、立地を考えると土地の有効活用という観点では、良いものができるのではないかと思います。

 

「ホテルロイヤルクラシック大阪」(仮称)はこんなホテルに

 

ベルコといえば、「ベルクラシック」という結婚式場を良く目にしますが、難波にできるホテルは同社が手がける本格的なシティホテルになります。

 

建物は地上19階建てで高さは約85m。フロア構成の計画はこんな感じになります。

【地下1階】ロビー、テナント、機械式駐車場
【1階】エントランスロビー、テナント、カフェ
【2階】レストラン、ラウンジ
【3階】バンケット①、バンケット②
【4階】事務室
【5階】ウェイティングルーム
【6階】チャペル、フォトスタジオ
【7階】バンケット③
【8階】バンケット④
【9階】バンケット⑤
【10階】ブライダルサロン
【11階】ホテルラウンジ、ホテルレセプション、レストラン
【12-18階】客室
【19階】チャペル、アトリウム、バーラウンジ、パーティールーム

 

ホテルといっても、ベルコの本業である冠婚葬祭などが利用できるようにスペースは十分あります。

 

もともと冠婚葬祭とホテルは相乗効果が見込める事業ですから、ある程度は宴会場は多いのはよくありますが、流石に新しいホテルは、かなりの宴会場のスペースを設けています。

 

客室は12階から18階までで全150室の予定。ベルコの本社機能を備えるような計画もあったようですが、最近のホテル不足などから本社機能は移転しないのかもしれません。

 

4階に事務室がありますが、そこだけならちょっと本社機能としては狭すぎるような(^_^;)

 

2012年時点ではここまで訪日外国人旅行者の伸びは予想できなかったでしょうから、ベルコは良いタイミングに土地を取得したのではないでしょうか。

 

なお、ビルの設計は最近では引っ張りだこの状態になっているあのお方。そう隈研吾氏の隈研吾建築都市設計事務所が担当することになります。

 

歌舞伎座の保存と開発

 

老朽化した建物を保存するのか、新しい建物を建築して土地を有効活用すべきなのかは、なかなか難しい問題です。

 

難波の新歌舞伎座のファサードや屋根の一部を継承したデザインのホテルが出来たことは、かつて新歌舞伎座の保存を願っていた方々からすると一定の評価はあったかもしれません。

 

銀座にある歌舞伎座も老朽化や建物の耐震性の問題から建替えを行っており、2013年にオフィスビルと併設された歌舞伎座が誕生しています。

 

 

オフィスビルとドッキングした歌舞伎座に対しては賛否両論があります。個人的に思うのはできる限りオリジナルは残して保存したほうが良いかと思います。

 

土地の有効活用を考えるとなかなか難しい問題ではありますが(・.・;)

 

とは言っても、すでに現地では建築計画も掲示され、新しいホテルの建設が開始されています。

 

ただ、まだこのように工事が始まったばかりで、建設はまだまだこれからです。

 

どんな建物ができるのか、まずは設計の隈研吾氏の手腕を期待してみたいです。