池袋で賑わいを創出する新しい複合商業施設などの再開発が進められています。

 

場所は、豊島区庁舎跡地及び豊島公会堂跡地。

 

豊島区庁舎は、「マンション一体型」の区役所で話題になっており、すでに移転済みです。

 

豊島区庁舎跡地と豊島公会堂跡地の両方を合わせてコンセプトを持って再開発をすることで、より統一したものができあがります。

 

2つの跡地をあわせた広大な土地を再開発し、新たに賑わいを作り出そうとしていますが、その思惑は上手く行くのでしょうか?

 

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「Hareza 池袋」とは

 

「Hareza 池袋」とは、

  • 「(仮称)豊島プロジェクト」
  • 豊島区が建設する(仮称)新区民センター
  • 中池袋公園

という3つのエリアの複合の愛称です。

 

こちらがその外観イメージ。低層部の建築デザインが統一されていて、一体的な再開発であることがわかります。

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出典 東京建物株式会社

 

各施設の配置図です。地上33階高さ約158mの超高層オフィス・商業施設の複合ビルと低層の建物はホールや新区民センターになります。

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出典 東京建物株式会社

 

中池袋公園を囲む感じで「8つの劇場空間」がつくられる計画。たくさんの人で賑わう様子が映し出されています。

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出典 東京建物株式会社

 

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豊島区「国際アート・カルチャー都市構想」

 

豊島区では「国際アート・カルチャー都市構想」を掲げており、「Hareza 池袋」はこの構想の中核エリアであり、シンボル的な存在になります。

 

「国際アート・カルチャー都市構想」とは、豊島区が従来取り組んできたまちづくりを統合・発展させていく構想です。

 

まちづくりには、文化創造という面と安全・安心創造という面が重点的に取り組まれており、豊島区が有する資源や強みを最大限に活かしてまちづくりをしていきます。

 

豊島区のホームページでは、この構想についての紹介をされていますが、話題性のある商業施設頼みかなという感じもします。

 

国際アート・カルチャー都市としま

豊島区

 

容積率の移転と超高層ビル

 

「Hareza 池袋」の最も目立つ中核施設の超高層ビルは、「旧本庁舎敷地(A敷地)」に地上33階、地下2階、高さ158.28mの「オフィス・商業棟」です。

 

ちなみに旧本庁舎はすでに移転しており、お金をかけずに新庁舎を設けたことに対してかなりの話題になりました。

 

「実質0円」で建設した東京・豊島区新庁舎 ハコモノ計画に一石

THE PAGE 東京

 

新庁舎移転では手腕を発揮した豊島区ですが、「Hareza 池袋」では容積率を移転することで、より高い超高層ビルの建設を実現しています。

 

池袋周辺は少し前までは、サンシャイン60だけが突出して高い建築物で、その他にあまり高層建築物はありませんでした。

 

ただ、豊島区の新庁舎のタワーマンションや今回紹介する「Hareza 池袋」の「オフィス・商業棟」などによって、その状況が少しづつですが変わりつつあります。

 

 

ちなみに西武鉄道の旧本社ビルの建替え計画についても以前紹介しています。

「西武鉄道池袋旧本社ビル建替え工事」の様子 池袋の回遊性向上に注目

 

「Hareza 池袋」の「オフィス・商業棟」は、「旧本庁舎敷地(A敷地)」に建設されますが、その敷地面積は3,619.67㎡。

 

容積率を考えると、それほど延べ床面積のある建物を建てることができません。超高層ビルにするとなると、かなり細身のペンシル型のタワーになってしまいます。

 

しかし、容積率の限度を大幅に上回るのにもかかわらず、建築ができたのは「B敷地」の建物が高層建築物でないため、上空の余った容積を移転することによるものです。

 

少し裏技的な感じですが、このような事ができるのも一体的な再開発の魅力でしょう。

 

「Hareza 池袋」建築現場の現在の様子

 

A棟・B棟の建築計画です。それぞれを合算した敷地面積や延べ面積が表示されています。(仮称)豊島プロジェクトが建築物の名称で、全体的なエリアの名称が「Hareza 池袋」です。

 

新区民センターの建築計画です。9階建てで区民(市民)センターとしては規模が大きいですね。

 

B棟西側の様子。今は静かですが、完成後は周辺で賑わいができるのでしょうか?

 

A棟南側の様子。

 

「国際アート・カルチャー都市構想」とその中核施設の「Hareza 池袋」は豊島区の思惑通りに、人を吸引するようになるのでしょうかね?