東京駅丸の内駅前広場がほぼ完成した状況になっていて、地上の一部がすでに一部共用を開始しています。

 

いろいろ問題があって、当初の供用開始が遅れた丸の内駅前広場ですが、ようやく歩行者が利用できる空間になりました。

 

丸の内駅前広場を見ながら、日本全国の駅前広場の特徴と問題点などを考えてみました。

 

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東京駅丸の内駅前広場はこうなる

 

東京駅丸の内駅前広場の整備が、見た感じではほぼ完了したような状態になっています。

歩行者にとって気になる広場中央の歩行者空間は、「丸の内中央広場」という名称になります。

 

こんな感じで丸の内中央広場を挟むような形で、南北に「交通広場」が配置されることになります。

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出典 東日本旅客鉄道株式会社

 

こちらはイメージ図。

出典 東日本旅客鉄道株式会社

 

このように比較的大規模な歩行者空間をつくったことは評価できますが、まだまだ日本の駅前広場は「歩行者のためのもの」というよりも、まるで「タクシーや一般車のためのもの」という利用になっている場合もあります。

 

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駅の主役は公共交通機関と人

 

駅の主役はあくまでも、それを利用する人と、駅から各地につながる鉄道やバスなどの公共交通機関です。

 

車は駅の中に入って、鉄道を利用することはできませんし、タクシーや一般車の駐車を無秩序に認めれば、歩行者の空間がどんどん侵食され縮小します。

 

車やタクシーは駅から、より便利に人を運ぶ手段。公共性を考えると、人やバスなどより優先されるものではありません。

 

駅前に車がずらっと並ぶ光景は、決して美しいものではありませんから。

 

アムステルダム中央駅の駅前広場の様子

 

アムステルダム中央駅は、東京駅のモデルとなった駅です。

美しい駅舎はまるで博物館や美術館のようで、丸の内の駅舎もその美しさでは存在感が薄れてしまいます。

 

こちらがアムステルダム中央駅と駅前広場の様子。

中央に広大な歩行者空間があり、その周りには路面電車であるトラムが乗降できるようになっています。タクシーや車の姿が“駅前の一等地”には見えません。

 

 

アムステルダム中央駅を見ると、「駅の主役は人と公共交通機関」というのがよくわかります。

 

丸の内駅前広場の整備概要を見ると、今回もアムステルダム中央駅を参考にもしかしてしたかもしれません。

 

理想をいえば、アムステルダム中央駅駅前のようにしたいけど、日本ではそのようにすると、反発がすごいのかもしれません。

 

自動車業界やタクシー業界からの反発や、駅から楽に移動したいという人たちからの要望を、聞かないわけにいかないのでしょうかね。

 

丸の内駅前広場の様子

 

6月下旬の丸の内駅前広場の様子です。このように外観ではほぼ完成をしています。

 

アスファルトの目新しさが目立ちます。もう少し使い込まれたほうが駅舎に馴染むような感じもします。

 

こちらは夜景。落ちつきがあり好感は持てます。ギンギラしたネオン街も、あれはあれで賑わいがあって良いとは思いますが。

 

丸の内駅前広場は、広大な歩行者空間を設けたことは評価できますし、全国の駅もこの駅前をまずは模範として変わっていくような姿が見てみたいです。

 

どうも日本の駅前といえば、「タクシーや一般車の長時間停車の列」、「車が通ることが優先となった構造」、「駅前の商業施設の動線の役割を持つペデストリアンデッキ」、

 

そして「噴水」(笑)というイメージが強いです。