木造建築士試験は誰でも受験できるわけではありません。試験を受けるためには、「学歴」や「実務経験」など一定の要件を満たす必要があります。

 

受験資格を満たすことによって試験自体に挑戦することはできますが、木造建築士試験は簡単には合格できる試験ではありません。

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木造建築士試験の受験資格

 

木造建築士試験の受験資格は「学歴」と「実務経験」によって細かく建築士法に定めがあります。学歴によっては実務経験がなくとも受験資格があります。

 

ただし、入学年度によって受験資格の要件が変わってきますので注意が必要です。

 

平成20年度以前入学者の場合

学歴 実務経験
大学、短期大学、高等専門学校を卒業した者 建築課程 実務経験不要
土木課程 卒業後1年以上
高等学校、中等教育学校を卒業した者 建築課程 卒業後3年以上
土木課程
その他都道府県知事が特に認める者 所定年数以上

(建築設備士は実務要件不要)

建築に関する学歴がない者 7年以上

 

平成21年度以降入学者の場合

学歴 指定科目の単位数 実務経験
大学、短期大学、高等専門学校、職業能力開発総合大学校、職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学校を卒業した者 40 実務経験不要
30 卒業後1年以上
20 卒業後2年以上
高等学校、中等教育学校を卒業した者 20 卒業後3年以上
15 卒業後4年以上
専修学校を卒業した者 高等学校卒 修業2年以上 40 実務経験不要
30 卒業後1年以上
20 卒業後2年以上
修業1年以上 20 卒業後3年以上
中学校卒 修業2年以上 15 卒業後4年以上
修業1年以上 10 卒業後5年以上
職業訓練校等を卒業した者 高等学校卒 修業3年以上 30 卒業後1年以上
修業2年以上 20 卒業後2年以上
修業1年以上 20 卒業後3年以上
中学校卒 修業3年以上 20 卒業後3年以上
修業2年以上 15 卒業後4年以上
修業1年以上 10 卒業後5年以上

 

以上のようにたとえ大学を卒業したとしても、建築過程や土木過程を修了していなければ、もしくは指定科目の単位数を取得していなければ実務経験が不要というわけにはいきません。

 

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木造建築士試験は独学では合格が難しい?

 

受験資格を満たすことがクリアできているのなら、試験合格に向けて一生懸命に勉強することが必要です。

 

ただ、一生懸命に勉強するといっても、時間は有限です。特に仕事を持ちながら試験にチャレンジする人は、できるだけ効率的に勉強をすることが必要でしょう。

 

資格試験の勉強を考える上で気になるのが、「独学」にするか、何らかの「受験対策講座」を受けるべきかどうかです。

 

木造建築士試験は独学だけで合格できるような試験なのでしょうか?

 

 

木造建築試験の内容

 

木造建築士試験の内容は以下のように、「学科試験」と「設計製図試験」からなります。筆記試験と実技試験というイメージです。

 

学科(五肢選択:100問/6時間)
①建築計画、②建築法規、③建築構造、④建築施工

 

設計製図(1課題/5時間)
事前の公示課題で設計製図を行う

 

学科試験に合格ができて、初めて設計製図試験に挑むことができますが、一度学科試験に合格すれば、たとえその年の設計製図試験で不合格になったとしても、翌年または翌々年に限って学科試験が免除になります。

 

ただし、学科試験の免除の特典を受けるためには、申請をしなければなりません。

 

それぞれの試験では、学科試験では100問中およそ60問以上の正解が必要です。

設計製図試験の合格基準は、「木造建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」を有することを認められたもの」と少し抽象的な基準になっています。

 

まずは学科試験で6割以上の得点率を獲得することが目標です。

 

ただし、練習で6割程度の実力だと、本番は緊張もありますし、思わぬケアレスミスをすることも考えられます。確実に合格するためには、7~8割を常に獲得できる実力をつける必要があります。

 

 

木造建築士試験は設計製図試験は少し独学では厳しいかも

 

木造建築士試験の難易度はそれほど高くありません。そのため、学科試験に関しては独学で十分に合格は可能です。

 

設計製図試験については、実務や学校の履修科目で、設計製図にかかわらないない場合は、独学では少し厳しいかもしれません。

 

木造建築士試験は独学でもたしかに合格はできる試験なのですが、プロの受験指導を受けることでより合格可能性も高まります。

 

できるだけ早く試験に合格をしたいのであれば、独学ではなく受験講座などを受けることをオススメします。